会社からもらった長めの夏休みに帰省した主人公は、相変わらず無職でポテチを箸で食う35歳の兄を目の当たりにし、不安がつのるばかり。しかも見たところ母親は要介護状態。父親の姿は見えず。
この兄が、これから何かしでかすのか、しでかさないのか。予想がつかないのが怖いです。あとタイトルの「住みにごり」の意味もわからず、それも怖い。

兄貴は性的なことに嫌悪感があるから出来なかったんじゃなくて、性欲にまかせて森田とやってしまうことが嫌だったんじゃないんだろうか…。だから森田もちょっと優しい顔してたよね。

たかたけし、イメージそのままの人で安心した

芸人、役者、監督などマルチに活躍する板尾創路。『住みにごり』など独特の内容の作品を発表している漫画家・たかたけし。二人がそれぞれの道を選んだ理由について対談。

妻側のセックスレスが理由で浮気することにそれほど罪の意識はなかったかもしれないが、浮気相手と一緒にいる時に倒れたことは親父にとっても相当ショックだったんだな。かいがいしく介護したり真面目にバイトしてたのは罪滅ぼしだったんだね。

森田も不倫なことを承知して付き合っててさ、相手の奥さんが倒れたら関係を続けられないのは当たり前だし、相手を恨むより自分を責めるもんじゃないのか?じゃなきゃ鬼だぞ?親父が森田にどう別れ話を切り出したかにもよるけどさ…。

住みにごりスペリオールの新人賞投稿から始まったんだな〜

才能集まる特異点! スペリオールの旗手となれ! 大賞 賞金100万円+掲載権 大賞 『わたしひとりの部屋』  udn│茨城県 ■ストーリー 「ずっと恥ずかしいよ。当たり前がなんにも...

そして最新号情報によると同じ新人賞の選考委員を、今度いにお先生とやるらしい!
出世スピード早くてなんか嬉しくなっちゃうね。

もやもやしんみり・・・なんとも言えない気持ちになるな・・・病院の嫌な空気をおもいだした

姉ちゃんすっぴんだと誰だか分かんないな〜と思ったら兄貴がそれ以上に衝撃的なビジュアルだった。シリアスな回なのに笑っちゃった。

兄はおそらく何かしら障害がある、欲望の吐き出し方がわからないからあんな感じになっているだけで、本当にただ家族が大事なんだと思う。父に煙たがられて、母に詰められて、弟に避けられ、それでも家族を大切に思っている。おそらくこの家を救うのは(終止符?)お兄ちゃんだと思う。頑張れ兄

末吉のために怒ってくれた姉ちゃんが良かったし
お母さんは怒ると思ったけど意外な反応だったわ

ラスト1Pの背後にお兄ちゃんが登場する場面。見せ方がめっちゃ良くてテンション上がったわ。

住みにごり
ギャグなのかホラーなのか漂う狂気に翻弄される
住みにごり たかたけし
六文銭
六文銭
引きこもりの兄、要介護の母、アル中の父、モラハラ気質でバツイチの姉。 そして、都落ちして絶賛失業中の主人公。 この時点で濃度マシマシな家族構成だが、主人公が実家に帰省したところから始まる本作。 田舎出身の自分的には、あながち非現実的とも言えないのが、興味をそそりました。 言葉は一切発しないが、謎の存在感がある兄を軸に物語は展開されるのですが、冒頭でその兄が通り魔殺人を犯している夢を主人公がみていて、それが全話通して、こびりついて離れないんですよね。 兄の容姿も、ちびまる子の永沢くん(玉ねぎ)みたいに一見ギャグっぽい感じなのですが、この最初の光景のせいで逆に狂気すら覚えます。 ところどころ、例えばキャベツを部屋で千切りしてたり(それに血がついていたり)、主人公の同級生(女性)の名札でいかがわしいことしたり、狂気じみたことをしているので、あながち間違いではないのですが、それ以上のことをしそうな雰囲気が、常にある。 引きこもりかつ無口ってのが、否が応でも、その手の妄想をかきたてます。 似たように、父親もヤバいし、唯一家族の中でまともだと思った母親も、意外とキレてやらかすから、もうザワつきっぱなしです。 家族からみたら当たり前だったことが、世間では当たり前じゃないことって少なからずあると思うのですが、それを実際にありそうな絶妙なラインで、まざまざと見せつけられている、そんな作品です。 家族を再構築していく話なのか、それとも崩壊していく話なのか、ぜひ見届けたいです。
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