読み返しても最高だった
再遊記が出るたびにイチから読み返したいなと思っていたので満を持して読み返してます。 やっぱり根っこはコレぐらいのニュアンスだったよなーとホッとしちゃう。 発見伝→才遊記→再遊記 と繋がっていて、再遊記で主人公になった芹沢の方が有名なキャラになってしまったけど、藤本は藤本で爽快なキャラで好き。 時事ネタや流行を率先して取り入れているため、描かれていた時代を感じられるのも読み返すメリットですね。
一億人の国民食、ラーメン!百戦錬磨のプロたちが鎬を削る世界に、ラーメン好きの普通の(?)サラリーマン・藤本が挑む!!上司の栄転祝いのため、評判のラーメン店「高津家」を訪れた藤本。ところが、出されたラーメンを一口食べた彼は、「まずいッ!!」と大声で叫ぶ。当然、店の主人に目を付けられてしまうが、藤本は謝るどころか、自分ならもっと美味いラーメンを作ることができる、と豪語し……!?
通りすがりに美味そうなラーメン屋を見つけたので
入ってみたが、満席。
で、店の外で待つように店主から言われた。
それは当然なんだが、言い方が
「口調は丁寧だが内容がわかりにくい指示」
だったし、順番記入の表とか番号札とかもなく
「何人がどういう順番で待っているか、
店主も客も絶対にわからなくなるシステム」
だった。
その店で食べる気がなくなって待たずに帰った。
そうか、ラーメン発見伝ってこういう
ラーメン屋でのちょっとした細かい不満とかを
うまく漫画化して「スッキリ話」にしていたのだな、
と考えてしまった。
こういう場合、藤本くんとか芹沢さんみたいに
店主に問題点を指摘したりとか出来ないよね普通は。
そのへんの小さな不満を代弁的にスッキリさせて
くれたりしたのが、この漫画の魅力の一つだったかも。
行列のできる人気ラーメン屋さんって、この辺りのオペレーションもきちんとしてるところが多いですよね。案内板がわかりやすかったり、お店の人が簡潔丁寧だったり。
私もこの漫画を読んでモヤモヤがかなり晴れたところがあったので、すごく共感しました。