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【文庫版】ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論01

【文庫版】ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論

シリーズ累計22万部突破の問題作が待望の文庫化!コロナ禍は日本にとって「第2の敗戦」と言っても過言ではないだろう。なぜなら「失敗の本質」が先の大戦と驚くほど重なるからだ。メディア御用達の専門家たちが振りかざした権威主義と「嘘」、恐怖を煽るだけ煽って視聴率をとりにいったメディア、ポピュリズムに走る政治家が場当たり的に発動した緊急事態宣言、世界一と自画自賛していた医療体制を既得権益を守るために自ら崩壊させた日本医師会、日本特有の同調圧力から社会の「分断」を加速させたマスク全体主義……。日本は先進国のなかでももっとも死亡率・重症化率を抑え込んだのに、なぜ、これほどまでに大きな傷を負い、今なお復興が立ち遅れているのか……?『ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』(1998年・幻冬舎刊)をはじめ、これまで国論を二分するような数々の論争を巻き起こしてきた漫画家・小林よしのり氏が突きつける渾身の日本人論。コロナが炙り出した日本国の欺瞞を総括する!※巻末には、ネットニュース編集者の中川淳一郎さんによる「解説」を特別収録しています。※12月発売の【文庫版】『コロナ論05』には、特別描き下ろし作品を収録予定です。

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少年と犬

少年と犬

馳星周の直木賞ベストセラーを、『星守る犬』の村上たかしが感涙コミカライズ!傷つき、悩む人々に寄り添う、一匹の犬がいた──。『少年と犬』は、東日本大震災で飼い主と別離した一匹の犬「多聞」が、さまざまな人々との出会いと別れを繰り返しながら、東から西へと旅する物語です。家族のために犯罪に手を染めた男、外国人窃盗団のリーダー、男に貢ぐ風俗嬢、死期を悟った老猟師、震災で心を閉ざした少年……旅の途中で多聞が遭遇するのは、傷つき、悩み、惑う人々です。彼ら彼女らは、多聞によって心を洗われ、勇気と愛をもらいます。東北から本州を縦断、ひたすら南西へと向かう多聞が目指す“目的地”とは──。人間という愚かな存在を、犬の視線を通して描いた珠玉の連作集。原作は2020年に第163回直木賞を受賞、25万部を超えるロングセラーとなっています。コミカライズを担当したのは、ベテラン漫画家の村上たかし。すべてを失った中年男と愛犬との最後の旅を描いた『星守る犬』シリーズが100万部の大ヒットとなり、映画化もされました。抑制の効いた語り口でドラマを紡いだ原作を踏襲しつつ、きめ細やかな作画力で、感動的にコミカライズしました。犬好き、マンガ好き、文芸ファンだけでなく、幅広い読者を引きつける魅力にあふれた作品です。

соняшник~向日葵~

соняшник~向日葵~

この作品は、私、佐佐木あつしがウクライナの戦禍を見て、漫画家としてどうしても描かなければならないという慟哭に似た思いに駆られて一気に描き上げた短編漫画です。制作にあたって、どこかの出版社から依頼されたものでもなく、ただ、描かなければならないという作家としての根源的な部分がペンを走らさせました。できれば世界中の人に見ていただけるようにセリフのないサイレンス作品として作り上げました。そんな思いがネットニュースにもなり、記事を読んでくださった方もいらっしゃるかも知れません。物語はとある東欧らしいある国の田舎の一軒家に住む女性だけの家族の暮らしから始まります。おばあさんは耳は遠いけど優しく、母親も二人の娘を愛しんで育てています。姉妹はとても仲良しで、いつも野原を駆け回り、時には花冠を作っては大好きなおばあさんにあげたりしています。そんな二人に、ある日おばあさんはヒマワリの種をプレゼントします。大事そうに小さな袋に入れられた数十粒の種。その日から姉妹はヒマワリを道沿いに植え毎日のように水をやりに出かけます。やがて種は芽吹き双葉が顔を覗かせます。電気も水道もない田舎の生活。夜になると小さなろうそくの灯の元、毎日の出来事を少女たちが母親とおばあさんに話します。少女たちには毎日が発見の連続なのです。しかし、そんなある日急に降り始めた雨が突如嵐となり雷を連れてきました。森は騒めき、小枝が強風に飛び、動物たちは逃げまどいます。やがて雨は激流を生み、少女たちの一軒家は真っ暗闇の中、ろうそくの明かりだけを頼りに家族が肩を寄せ合って雷雨が去るのを待っています。一番下の妹は決しておばあさんから離れようとしません。恐ろしい風の音と雷、強い雨が一軒家を打ちのめす…そんな一軒家に住むある家族に起こった不思議な出来事。一つの奇跡がこの短編に綴られています。作中には、少女の胸にあるペンダント、耳の遠いおばあさんに起こった不思議、雲間から差し込む光とおばあさんからもらった種に起こった奇跡。東欧では珍しくないヒマワリの種をどうしておばあさんは大切に持っていたのか…そんなことを考えながら、あるいはご自身が物語を想像してお子さんなどに読み聞かせをしてくださるとこれに勝る喜びはありません。この作品に関して作者である私は著作権こそは放棄しませんがその行使もしないことを明言しています。作品内のカットやキャラクターはもとより作品自体自由に使っていただいて構いません。商業利用も自由です。ただ、願わくばもしこの作品で少しでも利益が出たりした時はウクライナの人たちに向け応援をしてあげてほしいのです。もちろん、今回の電子配信で得た私の収益からも募金したいと考えてます。この物語を皆様の心のどこかにおいてもらえることを祈って。佐佐木あつし~~~~~~~~~~~~~~ネット公開原稿に加え、下書き・イメージスケッチ・フルカラー表紙とカラーイラストを追加して電子書籍のために新規編集。ぜひ、SNSでの拡散にもご協力ください。たくさんの人々に知られることが大きな力になるはずです。