麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、先日放送された「マンガ家ガチアンケート・押見修造編」の模様をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。
日常の中に非日常を取り入れるのが天才的
川島 「川島・山内のマンガ沼」、今回のテーマはマンガ家ガチアンケート。今回も私のリクエストした先生です。以前、私が「おすすめマンガ」で紹介した『おかえりアリス』の作者、押見修造先生でございます!
山内 来た!
川島 こないだ連載が終わったばかりなんですけども、その余韻冷めやらぬ中、アンケートをお願いさせていただきました。現在、早くも新連載を抱えておられて、めちゃくちゃ忙しいとのことで、今回はアンケートのみでございます。
山内 実際に来ていただいてたら、「先生が描いた女性を盗作してる先生がいました」と伝えたかったんですけど(笑)。
川島 たかたけし先生のことは言わないで(笑)。盗作じゃない。参考にするがあまり、あまりにも似すぎた(たかたけし先生ゲスト回を参照)。
山内 じゃあ盗作じゃないですね。
川島 「途中で気付いた」と言ってました(笑)。それくらい、マンガ家の先生が憧れる先生でございます。では、押見先生のプロフィールを簡単に紹介したいと思います。
押見修造先生プロフィール
●群馬県出身、43歳
●早稲田大学中退
●2002年、大学在学中に『夢の花園』で、ちばてつや賞ヤング部門優秀新人賞。
●ほぼ同時期に、投稿第1作目だった『真夜中のパラノイアスター』が編集者の方の目に留まりマンガ家デビュー。
●2003年、『別冊ヤングマガジン』にて『アバンギャルド夢子』で連載デビュー。
●その後、
『漂流ネットカフェ』が実写テレビドラマ化、
『惡の華』がテレビアニメ化、実写映画化、
『スイートプールサイド』が実写映画化、
『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が実写映画化、
『ぼくは麻理のなか』がテレビドラマ化。
川島 メディアミックスされる作品を連発してるという。描けば実写化。それくらいリアルってことですよね。日常の中に非日常を取り入れるのが、天才的にうまいという。
山内 俺、『漂流ネットカフェ』当時読んでたんすけど、今、押見先生だと気付きました。知らずに読んでました。
川島 押見先生の作品、そういうのが多いねん。「ドラマで知ってました」みたいなやつ。一番いい形ですよね。ではプロフィールの続きいきます。
●2017年、『ビッグコミックスペリオール』にて連載していた『血の轍』が連載開始。この作品が2023年にフランスの「アングレーム国際漫画祭」シリーズ賞を受賞。
●2020年、『別冊少年マガジン』にて『おかえりアリス』連載開始。昨年、全7巻で完結。
●2024年、『ヤングマガジン』にて『ちーちゃん』を短期連載。
川島 ということで、マンガ界だけでなく、テレビや映画などの映像業界からも注目されているヒットメーカーの先生でございます。『おかえりアリス』も全然実写化ある話だとは思うんですが、いかがでしょう?
担当編集 まだわからないって感じですけど。
川島 じゃ、今日決めたろか(笑)。誰やろな。
山内 誰でいこかな。特に慧ちゃん。
川島 Hey! Say! JUMPの伊野尾くん、いいと思うんですよ。あの子はめちゃくちゃ美人なんで。
山内 はいはい、いいですね。それと、Matt。「おかえりMatt」(笑)。
男はもう降りました
川島 ではここで『おかえりアリス』を改めて簡単に紹介させていただきます。
押見修造『おかえりアリス』(講談社)
●2020年〜2023年、『別冊少年マガジン』にて連載。
●単行本は全7巻で完結。
●主人公は、幼稚園からの幼なじみの3人、亀川洋平、室田慧、三谷結衣。
●3人は子供のころから仲良く、常に一緒にいたが、中学生になり、洋平は結衣を異性として意識し始めるようになる。
●そんな時、洋平は、慧が結衣にキスする姿を目撃してしまう。
川島 洋平からしたら、慧と結衣がええ感じなってたんかい、わしゃピエロかと。3人とも仲良くやってたのは、自分がそう思ってただけで、実はこの2人が結ばれてたんじゃないか……と、もちろん思いますよね。
山内 はい。
川島 それで慧と洋平は、ちょっと疎遠になっちゃう。
山内 まあここまでは、ある話ですね。
川島 3人の三角関係の話かなと思ってたんですけど、3人の関係が崩れ始めた時、慧が親の都合で転校してしまいます。北海道に行ってしまうんです。これがあまりにも急な展開なんですよね。普通だったら、洋平にも言うんですけども、突然行ってしまうわけです。
山内 ここもギリわかります。
川島 そして3年後、同じ高校に入学した洋平と結衣の前に「男を降りた」と名乗る、美少女に変身した慧が現れるんです。
山内 これがない(笑)。こんなん聞いたことない。これが押見、ここからが押見。
川島 「男はもう降りました」という、このメッセージね。
山内 「降りました」なんですね。
川島 「降りる」という表現、押見先生も感じてたことらしいんですね。男を降りたということで、慧が生まれ変わって出てくるわけです。3人の幼なじみの関係や思春期の少年少女の性の行方、非常に赤裸々に描かれているので、まだ読んでない方は絶対読んだほうがいい名作でございます。
山内 川島さんは特にどういう点が気になりました?
川島 1巻を読んだ時に、はっとしましたね。今はかなり理解されてる時代になってきたとはいえ、見た目は女の子で心は男の子、あるいはその逆という方はすごく苦しい思いをしてるんじゃないかとか。「男を降りる」ってどういうことやろ?と思ったし、男を降りて女性になったわけでもない。この存在ってなんだろう、とか。この存在って、今までのドラマやマンガにはなかったと思うんですよね。
山内 そうですね。
川島 押見先生がおっしゃってましたけど、男であることに疲れることが多いと。男って、勃起しないと自信をなくすみたいなことがあるから、『JUMBO MAX』みたいなマンガが出てくるわけじゃないですか。でもそうじゃないんだと。もう降りるんだと。この男女の枠の中でもう1個、性別の選択肢ができたんじゃないかな、というくらいはっとした。あと、やっぱり慧ちゃんがきれい過ぎる(笑)。こんなかわいい子、描けます?
山内 かわいいから、盗作してしまう先生も出てくる(笑)。
川島 山内君はどうですか?
山内 僕は川島さんにおすすめされて知ったんですけど、僕的には、エロス……今まで味わったことのない、メンタル的なエロスがあって。「こういう3人がいると、こんなエッチな感じが生まれるんだ」とか。そういうのがすごいびっくりしました。
川島 まあエロいすね。
山内 エロいんですよ。大人になって、マンガでエロを感じることはあまりなかったんですけど、これは「うわっ」という感じがあって。
川島 こっちも高校生くらい興奮するシーンがめっちゃあんねん。洋平は慧を受け入れられない。受け入れられないんだけど、肉体的に気持ちいいので抵抗できなくなるという。そこに慧の悪女なところといいますか、小悪魔なところが描かれてるんですね。
オナニーの中に閉じ込められている感じが嫌だった
川島 ここからは、押見先生に書いていただいたアンケートもとに『おかえりアリス』の魅力に迫っていきたいと思います。最初の質問。
『おかえりアリス』で先生が描きたいと思ったメッセージは何ですか?
川島 先生の回答こちら。
自分が男であることが嫌だったんです。性欲を持て余している、オナニーの中に閉じ込められている感じが。そういうのをぶちまけている作品があまりなかった。男万歳!女万歳!みたいなのしかない。絶望してるのは自分だけ? そんなこともないはず!と思って描きました。
川島 まさにこういうことですね。先生ご自身の心から来る衝動、訴え。「オナニーの中に閉じ込められている」。
山内 深いな。何にも考えずオナニーしてた。
川島 それがオナニーやな。「自分を慰める」(自慰)と書くんだから。
山内 とにかくオナニーしてた……。
川島 フィニッシュ決めるかどうか。どう着地するか。新体操みたいな気持ちでやってたんですけど、それに閉塞感を持っておられたと。確かに「男はこうだ」みたいな作品が昭和からあって、「いやいや女性も大変ですよ」という作品が今、バーンと来てて。その2択じゃ、あまりにも単純じゃないかと。
何回も描き直した表情
川島 続いての質問。
『おかえりアリス』の中で、先生のお気に入りシーンと、その理由を教えてください。
川島 先生の回答こちらです。
1巻38ページの慧の表情。顔だけで感情が伝わるようにしたかった。
山内 早いな。1巻か。
川島 1巻ですね。結衣とキスをした後の、慧の表情です。表情だけで、セリフはないんです。ここで追加情報がございます。「慧と結衣がキスをしたところを洋平に見られたシーン、このシーンは一枚画で表現したかった。慧が何を考えてるのか、はっきりと分からない謎を残してる表情、ミステリアスさと惹きつける表情を描くため何度も描き直した」。確かに。洋平に見られてるのは分かってるんですけど、普通の感じやったら「違うんだよ!」みたいなこと言いそうやもんね。このキスって実は恋愛のキスじゃないんですよね。
山内 でもこの時点ではマウントを取ってるというか、「この子、俺のこと好きやねんで」みたいな表情にも俺は見えました。でも「親友に見られちゃった」という悲しい表情にも見える。いろんな選択肢が生まれる表情だなと。
川島 最終巻まで読んで、もっかいこれを見たら、また違った味わいなんですよね。
山内 そうですね。後で分かる表情というか。
川島 悲しくも見えるし、優越感にも見える。そこをこの一枚で描きたかったと。これは何枚描き直されたか、知ってます?
担当編集 枚数は分からないです。でも、相当描き直したとおっしゃってました。
川島 無表情でも意味分からんし…みたいなのがあるんでしょうね。
一発で読者の男/女のイメージの枠を壊すビジュアル
川島 今回われわれが『おかえりアリス』の中で気になったシーンをそれぞれ挙げて、先生に質問しました。私の気になったシーンは第1巻の136ページ「男子便所で普通に用を足す慧」です。男子便所で「あのきれいな子、お前と知り合いやったんかい」みたいに、洋平がクラスメイトからちゃかされるんですよ。そこで普通に慧ちゃんが男子便所に入ってきて、当たり前ですけど、スカートをまくっておしっこをするわけです。このタイミングも慧ちゃん考えてたんじゃないかなと思うんですけど、背伸びしてた男子高校生が照れて照れて、しゃべれなくなるんです。
山内 しゃべれないですよ。
川島 これを見た時に、「あ、こら普通のマンガじゃないな」と思った。せめて大のほうに入るよね。見られたくなかったら。
山内 そうすね。確かに。
川島 スカートまくって、ちんちん出して、用を足す。男は「見ちゃいけないもん見たな」と思っちゃうはずですよ。あとこれは、絶対洋平を助けに来たんだなと思うんですよね。このシーン、先生はどのような考えで描かれたのか聞いてもらいました。回答こちら。
その姿のビジュアル一発で読者の男/女のイメージの枠を壊す力があるなと思いました。エロティックで、かつ子供の無邪気さも含まれていて、ぐっとくるなと。
川島 やっぱりこれは意識されてるんだ。
山内 これはエロティックですよ、確かに。
川島 これ全部に通じるんすけど、やっぱり慧ちゃんがセクシーなんで。われわれ40代男子も照れちゃいますよ。しかもおしっこの音が「ちーーーー」って。
山内 おしっこの音、ジョバジョバだと嫌ですね(笑)。
川島 非常につかみのある一枚だと思います。さあ山内君。
山内 僕が気になったシーンは、第6巻142ページ「洋平が自分のあそこを傷つける」シーンです。
川島 うわあ、なるほどな。これはね……。
山内 俺も読みながらつい「痛い痛い」となるくらい。
川島 「こんなもんがなければ」ということなんですよね。
山内 そこまで思い詰めなくても、と思うんですけど。僕は何にも考えずにエロをしてきたんで、彼がエロについてすごい考え込んでるのが……いやいや、もう別にええやんって
川島 エロ本見てしこったらええやんって。これ、いうたら自傷行為なんですよね。「こんなもんが付いてるから、うまくいかないんだ」と。
山内 先生はどういう考えでこのシーンを描いたのか、聞いてみました。
自分も洋平と同じくらい思い詰めて描いていたので、「なくなっちまえ、こんなもの!」という風になっていました。冷静になって読み返すと、「あいたたた」となります。でも、男性が股間に対して感じる、このゾワゾワは、他の体の部位では現れない不思議なものですね。
川島 これに関しては、絶対男子の顔はゆがむんで。女性の方は、これはさすがに分からないと思うわ。
山内 そうすね。ここは「あいたたた!」です、ほんとに。
川島 血の量とか、カッターナイフに血が付いた感じもすごリアルで。めっちゃ嫌やわ。「うわ、痛っ」てなる。絶対したらあかん。(どうせするなら)ほんと、風呂場でせえよ。そのくらい思い詰めてた、というのを表してるんですね。
先生の本棚に「あの本」が!
川島 続いての質問はマンガ沼恒例のこちら。
マンガを描く時の七つ道具は何ですか?
川島 先生の回答、こちら。
・ブラシ(18歳の時に買って、ずっと使っている)
・鉛筆削り
・酒(夜、ネームする時に必要)
・板(画板)
・頭蓋骨(デッサン用)
・本(仕事の合間に読む)
・コピー用紙(常に持ち歩いて、思い付いたもの、落書きなどとにかく何でも描く)
川島 ということで、写真を頂きました。うわ、全部年季入ってますね。
川島 ブラシ。18からですから、25年くらい使っておられるね。そして画板。
山内 これも年季入ってますよね。
川島 そして頭蓋骨です。頭蓋骨からキャラデザインしていくそうです。コピー用紙を見たいですね。
川島 これは手描きやんな。鉛筆で描いてはんのやろ。あの髪の毛しかり。
山内 そうすね。やばっ。先生って作画は全部が手描きじゃないすよね?
担当編集 基本的には、手描きで描かれてると思います。
川島 パソコンでWacomとかでやってるわけじゃない?
担当編集 基本はアナログでやられてます。
川島 アナログ!
山内 へーー、すごい!
川島 いや、そら今日来れへんわ。原画展やってほしいな。仕事部屋の写真も頂きました。
川島 きれい。やっぱり画板がある。机の上に画板、コピー用紙、頭蓋骨ありますね。
山内 全然パソコンないじゃないすか。
山内 こっちはこっちであるんか。
川島 でもペンタブがない。本棚も見てみましょう。
川島 おい、『住みにごり』あった!
山内 裁判の準備中や!
川島 ばれてたーーー!
山内 証拠の素材を集めてんのや。
川島 見て? 置いてあるの1巻と5巻じゃない? 訴える買い方してる(笑)。
たかたけし先生の件を、押見先生に聞いてみた
川島 以前、『住みにごり』のたかたけし先生来てくれた時に、「押見先生の『惡の華』を参考にして描いた」とおっしゃっていたんですが……。
山内 こいつです。こいつ。
川島 こいつとか言ってええ人じゃないから(笑)。大先生やから。この点を押見先生に聞いてみたそうです。
山内 言ったんすね!
川島 言った。あの人「パクってますよ」みたいな(笑)。もう似過ぎてるからね。それを伝えてしまいました。押見先生からはこんな返答がありました。
●たかたけし先生にまねしてもらえたことは、光栄でうれしい。
●自分も伊藤潤二先生や山本直樹先生、宮崎駿先生のナウシカの絵柄をまねして練習していたことがあります。
●絵柄は最初はまねして、それを描いてるうちにだんだんと自分のオリジナルができていくものだと思います。
川島 「最初は」って、たか先生もう42くらいやろ(笑)?
山内 確かに(笑)。
川島 「最初」ちゃうんすよ。たか先生、若手やと思われてんねん。ほぼ同い年ですよ(笑)。22のやつに言うんやったらええけど、むちゃくちゃおっさんですよ。でも、伊藤潤二先生をまねしてたというのは分かるね。
山内 分かります。
川島 『富江』とかの、あの目だ。山本先生の作品もそう。
山内 それぞれ違う女性なんですけど、それが今、合わさってというか……。
川島 たかたけし先生の件は知ってましたか?
担当編集 はい。押見さん、『住みにごり』が始まった当初から「すごく面白い作品がある」ということで、打ち合わせでも話題には出していらっしゃって。
川島 絵柄に関して何か言うてへんかった?
担当編集 特には言ってなかったです。
川島 じゃ、これはうっすら公認いただいたということで。あとは平和的に解決していただきたい。これ以上はもうやりませんから。ここで先生の追加情報がございます。
●仕事部屋のこだわりは「大学生の1人暮らし感」をキープすること。
●あまりにおしゃれな部屋や快適な環境だと「バチが当たりそう」なのと「罪悪感がある」ので、仕事ができない。
●今の部屋は寒いが、ぜいたくをすると描けなくなってしまうのではないか……と怖い。
山内 ちょっとゲン担いではるんすね。
川島 あまりにも満たされると、作品がおもんなくなるんじゃないかという。ちょっと分かりますね。満たされたら、訴えるもんがなくなっちゃうもんな。ここが一番最初の部屋やったんでしょうね。
山内 芸人の方でもいますよね。売れたときの部屋をなかなか引っ越さないみたいな。そこで出世したから、その出世部屋から引っ越して運気が変わったりすると怖い、みたいな。
川島 分かる。
山内 これは噂で聞いた話ですけど、欽ちゃん。
川島 萩本欽一さん?
山内 はい、大将。大将も、最初に売れるきっかけになった部屋を、もう住んではいないんだけど、まだ借りてはいる……という話を聞いたことがあります。ほんとかどうか分からないですけど。
川島 ノブもまさしくそうやったもんね。10年くらい前に住んでいたマンションに、大吉先生がいて、サンドウィッチマンの伊達さんもいて、ノブが「トキワ荘みたいですね」と言ってたら、何も知らんせいやが引っ越してきて、最後はゆりやんも来て、もう誰も出られなくなったってやつ(笑)。
山内 身動き取れなくなって(笑)。
川島 「出ていったら何かありそうで怖い」って(笑)。もう今はバラバラですけど、そんなんあんねんなって。だから先生の気持ちはちょっと分からんでもない。
マンガと契約したような人生
川島 先生は普段、どんな方なんでしょう?
担当編集 ほんとに欲のない方というか。趣味の話だったりとか、「旅行どこか行かれましたか」みたいな話をしても、「特にどこも行ってないですね」みたいな答えだったりする。
山内 趣味はあるんですか?
担当編集 趣味はないとおっしゃってました。
川島 ギャラ交渉も先生は別に……?
担当編集 全くないです。
川島 今のままの環境が一番いいんだ。ええ人見つけましたね。
山内 すごい人やな。ストイックというか。一回ラスベガスに連れ出して、先生を壊してみたい(笑)。
川島 怖いわ(笑)。でも、自分のフォームを崩すのが怖いんでしょうね。道具もずっと同じものを使っていたし、もうこれで描けてるから、新しい道具とか入れない。もう人生、マンガと契約したんやね。今日いかがでしたか。
山内 いろんな先生に出ていただいてますけど、今までで一番マンガに真面目というか、ストイックさが伝わる先生でした。
川島 もっと天下一品の(こってりとした)ラーメンとか食べてほしいな。
山内 大阪の桜川のおっぱいビルに連れていってあげたい。
川島 アポロビルね。刺激強いで、あれ。先生連れて行ったら気絶するよな。いや、今回は押見先生の作品が何でこんなおもろいか分かった。命削ってはるわ。いつかお会いできることを夢見ております。ということで先生、今日はお忙しい中、貴重な回答やサイン、本当にありがとうございました!
*次回放送は「マンガ沼大賞2023第1位 我妻幸先生」前編をお届けします。
(構成:前田隆弘)
【放送情報】
次回放送
読売テレビ●4月15日(月)深0:59~1:29
日本テレビ●4月18日(木)深2:05〜2:35
「マンガ沼大賞2023第1位 我妻幸先生」前編を放送。
(TVerでも配信中!)
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