少女漫画史上もっとも恋多き女子!?『ランダム・ウォーク』のヒロインの恋愛人数が桁違いだった

少女漫画史上もっとも恋多き女子!?『ランダム・ウォーク』のヒロインの恋愛人数が桁違いだった

少女漫画と言えば、いわゆる「一途な恋愛」が描かれているイメージをお持ちの方もいるかと思いますが、ヒロインが複数の男の子と恋愛をしながら成長し最終的に運命の人と結ばれる、みたいな漫画も実は結構あります。
例えば、僕が過去にマンバ通信で紹介させていただいた『マイルノビッチ』や『パフェちっく』、『NANA』なども、ヒロインが恋愛する相手はひとりじゃなく複数人です。
個人的にはそういうヒロインの方が人間味を感じて大好きです。

今回はそういった作品の中から、おそらく少女漫画史上最も恋多きヒロインが描かれた作品(※僕調べ)である『ランダム・ウォーク』を紹介させていただきます!

『ランダム・ウォーク』は、『ママレード・ボーイ』や『ハンサムな彼女』でおなじみの“レジェンドりぼん作家”吉住渉先生の作品です。

 

 

吉住渉作品と言えば、『ママレード・ボーイ』ではヒロインと相手役の親同士がパートナーを交換して再婚したことで一緒に暮らすようになったり、『ミントな僕ら』では双子の姉弟の弟が女装して姉の通う全寮制の学校に女子生徒として転入したり、とぶっ飛び系の設定の作品が多いのが特徴的です。
『ランダム・ウォーク』もりぼん作品としてはかなりのぶっ飛び作品ではないかと思います。
りぼん作品では特に、主人公と相手役が一貫していることが多いので、本作のように恋愛相手がころころ変わる作品はかなり珍しく、僕も連載当時は毎月りぼんで読みながら物語の展開に衝撃を受けまくっていたのを覚えています。
「えっ、りぼんってこんな漫画やってていいの?」と思っていました。
当時のりぼん作品としては、ある意味“邪道”とも言える作品だったと思います。

 

『ランダム・ウォーク』(吉住渉/集英社)1巻より

 

一言で言うと、「恋愛をいっぱいする漫画!」です。

ヒロインの優架(ゆか)は、父からの教えである「いい恋愛していい女になれよ!」の言葉の通り、とにかくアグレッシブにいろんな恋愛をします。
全3巻という短めの作品ですが、優架は軽めの過去エピソードも含めるとたった3巻の中で5人もの男の子と恋愛をします。

他の恋多き作品と比べてみると、
『パフェちっく!』(参照:設定は王道、展開は邪道?伝説の三角関係恋愛漫画『パフェちっく!』の魅力を徹底解剖)の風呼は、何度も恋愛相手がころころ変わりますが、2人の間でずっと揺れているだけなので、全22巻で2人。
『マイルノビッチ』のまいるは全12巻で6人、『NANA』のハチは、驚異的なことに過去エピソードの片想いなども含めると現在までの21巻で8人もの男性と恋愛をしています。

 

 

人数だけで見ると、ハチやまいるには及びませんが、優架はたった3冊の間で5人と恋愛している、ということを考えてみてください。
3巻で5人、計算すると、なんと1冊あたり平均1.67人と恋愛していることになります。
これは大記録です…!

先ほど挙げた各作品のヒロインの1冊あたりの平均恋愛人数を計算したところ、以下のような結果になりました。

『パフェちっく!』⇒0.09人(2人/22冊)
『NANA』⇒0.38人(8人/21冊)
『マイルノビッチ』⇒0.5人(6人/12冊)
『ランダム・ウォーク』⇒1.67人(5人/3冊)

レベルが違いすぎます。
逆に言うと優架は作中で1人あたりと平均0.6冊分の期間しか恋愛していないことになるのです。

すべての少女漫画を読破しているわけではないので暫定にはなりますが、以上の結果から『ランダム・ウォーク』の優架は、おそらく少女漫画史上もっとも恋多きヒロインだと言えるでしょう。

このように数字だけ見てしまうと、すごくふらふらして適当に恋愛をしているように感じてしまいますよね。
たしかに惚れっぽいところもあるので、「純愛」「一途」とは言い難いかもしれませんが、優架はどの相手にも全力で恋愛をし、裏表なくまっすぐにぶつかっていくので、まったく嫌味がなく、むしろどんな恋愛をしていても読者は優架のことを全力で応援したくなります。
他の作品のいわゆる一途で純愛なヒロインと同じように、とても魅力的なヒロインです。

 

『ランダム・ウォーク』(吉住渉/集英社)1巻より

 

そして、この作品のもうひとつの魅力は、ヒロイン以外の恋愛もたくさん描かれていることです!

優架の親友の女友達2人や男友達の恋愛、そして優架が付き合った彼氏たちの優架と別れるきっかけとなる恋愛などもそれぞれしっかりとエピソードとして描かれていて、全3巻の中で10組以上の恋愛が描かれています!(多すぎて途中から数えるのやめました)

ヒロインは優架ですが、それぞれのキャラがしっかりキャラ立ちしている群像劇のような作品で、恋愛漫画の短編集を読んでいるような感覚で読めるのが、すごく楽しい作品です。

主人公の最初で最後の恋愛を壮大に描いたような純愛長編漫画も、ものすごく読み応えがあって感情移入ができて没入できて最高なのですが、たまにはこういったテンポ良くコロコロ相手が変わる恋愛漫画を読んでみるのも楽しいと思います!
ひとつひとつのエピソードが短いので、まとめて読む時間がないという方にもオススメです!

ちなみに僕は個人的に、優架の親友の桂(かつら)と、名前は忘れましたが図書館の女の子が大好きです。
このように、全3巻で覚えきれないほどたくさんのキャラクターが登場しますが、それぞれしっかり描かれているので、絶対に推しのキャラクターが見つかるはずです。
皆さんも、是非『ランダム・ウォーク』を読んで推しのキャラクターが見つかったら僕に教えてください!語り合いましょう!

そして、皆さんもいっぱいいい恋愛をしてください!

 

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