面白いマンガ絶対動物いる説 週刊マンバ No.13 2020年2月10日(月)〜2020年2月16日(日)

秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」。

その1週間のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、ふわっとマンガ界の動きがわかるのがこの「週刊マンバ」です。

この記事を担当するのは、この連載の発案者なのに締め切り遅れがちな高橋です。今回私がピックアップしたのはこちらの4作品でございます…!!

今週のおすすめ4作品

先週よく読まれた『クチコミ』

ニジとクロ武梨えり

2019年6月に第1巻が発売された『ニジとクロ』は、『かんなぎ』の作者である武梨えり先生の作品。武梨先生がした第1話のツイートは、なんと現在3.9万リツイートを記録…!

私自身、作品の存在自体は知っていたものの読んだことはありませんでした。そのため、先週のアクセス増を機にこの第1話を読んだのですが…いや、めっっっっちゃ面白いじゃないですか。何だこれ…!? 物語のあらすじは、武梨先生がツイートされている通り「女子大生が変な動物に求愛される話」なわけですが、いやホントに超面白いのでどうか前情報なしでツイートから1話を読んでください。

ネタバレにならないことを書くと、動物園(と水族館)に質問の電話をすると非常に丁寧に対応してくださるのはマジです。(以前勤めていた職場でよく専門機関にお電話さしあげていたのですが、日本全国どこの動物園の方も親身に対応してくださいました。その節は本当に本当にありがとうございました。)

 

つづいてはこちら!

神様はラケットを振らない原作: 志田ゆうすけ/作画: 丸山りん

別冊少年マガジン2020年3月号

2月7日より始まった新連載テニス漫画『神様はラケットを振らない』。主人公・久我りょうは、テニスの元全日本ジュニアチャンピオン。しかし、優勝した日の帰り道で事故に遭い右手に怪我を負ってしまう。高校生となったりょうは、自分のファンだという女の子・雨嶺かのと出会い、「ナダルのように左利きに転向しないか」と声をかけられるのですが…。

マンバには別マガ発売後すぐにクチコミが2件寄せられたのですが、その反応は見事に対照的。

現在、マガポケにて第1話が無料公開されています。みなさんはどう思ったかぜひコメントしてください。

先週アクセスが多かった『マンガ』

狩猟のユメカ古部亮

▲イブニング2020年5号

2月10日にイブニングにてスタートした、古部亮先生が描く異種間チームバトルロワイアル『狩猟のユメカ』へのアクセスが伸びました。こちらの『ユメカ』は、令和元年に始まった「掲載まで最速の新人登竜門『俺の零話読み切りプロジェクト』」にて大反響を受けたことで即連載化したという背景があります。

「大反響を受け即連載化」という言葉の通り、マンバには8月27日の読切掲載後すぐに超〜〜ディープな考察トピックが複数立つという史上稀に見る現象が発生していました。

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名無し
6ヶ月前
考察しがいのある謎の世界
作品を読み好奇心をくすぐられ関連情報を検索していると著者のツイッターアカウントを見つけた。そこで見た過去の告知映像からハッと気づく事があり、どうしても考察をしたくなったのでここに書かせて頂く。告知映像内のレコードが2005年11月30日8時34分に動き出したこと、読み切り内での時計の時刻が猟期内の30日8時33分53秒であること、この後すぐにシュジャーというレイヨウに遭遇することからこの異変のトリガーは【11月30日8時34分】であることが推測される。では2005年とは何を意味するのか、初めはこの劇中の舞台が2005年なのかと思ったがこの年の11月30日は腕時計の示す木曜日(TH)ではなかった。さらに夢歌が使用しているスマートフォンが2014年発売のSONY XperiaZ3らしきことからそれ以降のその日付を調べると2017年が該当することが分かった。よってこの作品の舞台は2017年であるという結論に至る。ではこの2005年のレコードの上を回る赤子は何を意味するのか、これは本当に推測の域を出ないが逆算し12歳程であることから開幕に現れた意味深な少女であると推測した。やはりあの少女がこの物語の黒幕、鍵を握っているのか。告知動画の曲の歌詞と少女の火傷を覆ったような包帯の関係性も気になるところだ。だからといってこれ以上何も分かってはいないがこの作品が現段階でかなり作り込まれているという、これから考察しがいのある作品だという事は間違いないという感想に至った。是非とも連載してほしい、更なる甘美な謎を期待しております。

当然、新連載が始まったその日も新考察トピックが投稿されました。こう聞くと俄然、読んでみたくなったのではないでしょうか?

なお、この読切のさらに前の2018年に『狩猟のユメカ』は第41回イブニング新人賞 優秀賞を受賞しているのですが、同じタイトルの読切作品であるものの内容は異なっています。

▼イブニング新人賞版『狩猟のユメカ』(読切)
http://www.moae.jp/comic/yumeka/1

そのため、現在マンバには「新人賞版(読切)・俺の零話版(読切)・新連載』の3つの『ユメカ』の作品情報が登録されています。次号のイブニングは2月25日発売ですので、このタイミングで全作品読み比べることを強くおすすめします…! (新連載第1話の冒頭はコチラから)

 

最後はこちら!

女の園の星和山やま

▲FEEL YOUNG2020年2月号

それまでは知る人ぞ知る存在だったのが、2019年に初単行本『夢中さ、きみに。』を出版するやいなやその名を轟かせた、超大型新人・和山やま先生。その初となる商業誌連載作品がこの『女の園の星』です。

(▼関連記事)『夢中さ、きみに。和山やまインタビュー
https://magazine.manba.co.jp/2019/12/26/special-wayama/

2月7日に、第2話が掲載されているフィーヤン3月号が発売されたことでアクセスが増加しました。

女の園の星』は、その名の通り「女子校に勤める星先生が主人公のお話」。「この漫画どんな話?」って聞かれても、これ以上他に説明する言葉がないんですよ…! 物語の中で起きていることと言えば、星先生があれこれ1人で考えたり同僚・生徒と喋ってるだけ。本当にただそれだけなのにこれがもう、もんのすごく面白い。

最新第2話の冒頭がウェブで読むことができるのですが、この記事を読んでる全員に読んでほしい…! ひとことで言えば「犬回」なんですけど、最初の6ページで面白さが最高速度にまで加速しています。

去年の私は「あの『うしろの二階堂』が本になるなんて…!」とワクワク指折り数えて書籍化を待っていたわけですが、今年は和山先生の新しいお話が毎月読めるんですよ。素晴らしい世界に私は生きているなと、フィーヤンを読むたびに感謝を捧げています。ありがとうございます。

新企画始まってます!

漫画家にとっても、読者にとっても大事な「1巻」。

マンバでは「週末に『#1巻応援』してみんなで優勝しよ!?!!」という取り組みを始めました。

(▼関連記事)マンガの1巻を応援してみんなで優勝したい 『#1巻応援』激推し5作品
https://magazine.manba.co.jp/2020/02/14/volume-one-victory/

「お休みの日にその週に出た新刊をまとめてチェックして、買って、読んで、感想を投稿しちゃおうね」

「週末にチェック・読む・書くを習慣化することで、推し忘れを無くそうね」

というアイデアからこの企画が生まれました。もちろん、土日に限らず、ぜひ推したいときに推しクチコミ投稿してくださって構いません。

投稿いただいたクチコミはマンバがTwitterで紹介。全人類が読むべき漫画は即買い&即書きが吉です…!!

▽投稿方法について詳しくはこちら

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