『不死身の杉元』日露戦争での鬼神の如き武功から、そう謳われた兵士は、ある目的の為に大金を欲し、かつてゴールドラッシュに沸いた北海道へ足を踏み入れる。そこにはアイヌが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりが!? 立ち塞がる圧倒的な大自然と凶悪な死刑囚。そして、アイヌの少女、エゾ狼との出逢い。『黄金を巡る生存競争』開幕ッ!!!!
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昭和30年7月。水上真理雄をはじめ、凶悪犯とされる6人の少年たちが、湘南特別少年院に送られてきた。教官から虫ケラのように扱われ、屈辱的な身体検査を受けた後、彼らは二舎六房という部屋に入れられる。そこには桜木六郎太という年長者がいて…。俺たちは生き残る。いつか必ず外(シャバ)に出る!昭和30年、湘南特別少年院の二舎六房に入れられた7人の少年たちを描く、壮絶な時代の青春群像!!
全国から極道たちが集まる浪花南刑務所……。毎年、クリスマス・イブの夜に密やかに開かれる男たちの闘いがあった。刑務所では年に一度の楽しみとして、誰もが心待ちにしている“おせち料理”を賭けての“めし”自慢バトル!!待望のおせち料理は誰の手に!?
圧倒的な読者の支持を得てついに単行本化!第2回裏サンデー投稿トーナメント優勝作品が満を持して登場!!転生が信じられている世界で、大罪人の生まれ変わりとして、生まれてからずっと刑務所ですごす少年ハロー。前世の記憶もなく、罪の意識もなく、ただひたすら罪を償う2代目ハローの日々とは!?かつて見たことのない世界観を若き鬼才が描く!
拳銃不法所持で、約三年間にわたる獄中生活を送った著者が、自ら体験した日々を自身の記憶やメモをもとに描いた実録刑務所漫画。そこは地獄か、はたまた極楽か!? 知られざる刑務所での体験を赤裸々に描きつつ、とくに、著者が深い関心を持った、「ムショ飯」は、バリエーションが豊富で美味いと驚愕、細密なイラストで描かれている。また、受刑者たちの人間模様を独特のタッチで描かれており、類い稀な稀有な作品となっている。
2011年アメリカ、空条徐倫は恋人・ロメオの運転する車でのドライブ中、交通事故に遭遇する。そして弁護士とロメオに嵌められ、なんと15年の刑務所暮らしが確定してしまった…。母親の差し入れにより、父・承太郎から託されたペンダントに触れた徐倫にある変化が!?
「敗北を知りたい」あまりに巨大な暴力を持つゆえ、監獄に閉じ込められていた闇の強者“最凶死刑囚”がそう言い残し脱獄した!!目指すは東京!!目的は17歳少年格闘王、範馬バキ!!
女子刑務所内の、一般人が通う美容室にて 女子刑務所の中に、“受刑者が一般客の髪を切る”美容室がある。美容師は、重い罪を犯した者。だけどそこには、いつも青空があった―― 服役中に美容師となった小松原葉留は、女子刑務所内の美容室で、一般客の髪を切っている。天井から壁まで青空が描かれた その美容室を訪れる者は、小松原がもたらす静かな時間に いつしか心を洗い流され…… 小松原はなぜ、美容師として鏡の前に立つのか。客たちはなぜ、そこで髪を切るのか。『アルティストは花を踏まない』の新鋭が贈る、ひとりの受刑者と、社会を生きる女たちの あたたかな再生の物語。空はどこまでも、青く、深く。誰の上にも、きっと―― 描き下ろし美麗カラーイラストも収録!
「父親殺し」の罪状により、関東少年刑務所に収監されていた少年・流全次郎。手錠姿のまま通うことになった私立の名門・青雲学園は、絶大な権力を持つ神龍剛次により支配されていた……。少年刑務所の盟友・五家宝連の5人と共に、流の凄絶な戦いが始まった!!
ある日突然、クラスメイト惨殺の容疑で死刑を宣告された五十嵐丸太。送られた先は日本唯一の完全民営化刑務所「デッドマン・ワンダーランド」だった…。大ヒット、監獄サバイバルアクション!
▼第1話/その1 ▼第2話/その2 ▼第3話/その3 ▼第4話/その4 ▼第5話/その5 ▼第6話/その6 ▼第7話/その7 ▼第8話/その8 ●主な登場人物/少女(鉄砲鍛冶の父親とふたりで暮らしている。鉄砲が好き) ●あらすじ/「懲役三年。執行猶予なし」という判決を受け、刑務所に服役していた著者。そこに至るまでに、一体何があったのか。すべては、著者がボロボロのコルトガバメントを手にしたことから始まった。著者が実銃を修復していく一方で、なぜか鉄砲鍛冶の娘の物語も進んでいく…… (第1話)。
北条司が描くプリズン・ドクター! 破天荒な刑務所医・勇希が、本当の治療とは何かを探し奔走する!
僕と同世代でゲームに夢中だった人間は、少しだけアイヌ語を知っているものです。「アムベヤトロ」とか「アンヌムツベ」とか、意味は全くわからなくてもなんとなく言えてしまうのは、格闘ゲーム『サムライスピリッツ』の美少女・ナコルルのおかげなのです。このままでは一生、ナコルルに支配されるはずだった僕のアイヌ知識を更新してくれたのが『ゴールデンカムイ』です。 『ゴールデンカムイ』の舞台は日露戦争直後の北海道。主人公である杉元は、一攫千金を狙って砂金掘りをしています。戦争中、鬼神のような戦いぶりから「不死身の杉元」と呼ばれた杉元が、なぜそのようなことをしているかというと、戦死した親友の妻の病気を直すため、どうしても大金が必要になったのです。 そんな杉元に、酔っ払った男が北の大地のどこかに隠された「金塊」の話をします。そして、大金の隠し場所を示した暗号が、網走監獄から脱走した死刑囚の身体に刺青として掘られていることも…。酔が覚めた男は「しゃべりすぎた」と杉元を殺そうとします。そこで杉元はこの話が与太話ではなく真実であると確信し、謎を追うことになります。 杉元の相棒となるのがアイヌの少女アシリパ。彼女の父は「金塊」のために殺されていて、その仇を探しています。アシリパのアイヌ猟師としての知恵と知識と、杉元の不屈の精神で、彼らは北の大地を巡っていくのです それにしても『ゴールデンカムイ』の良い所は次から次に話が展開していくところですね。3巻の時点で杉元が戦った相手は熊→熊→囚人→屯田兵→集団屯田兵→熊→ベテラン猟師…大自然の脅威から新撰組まで次々と二人に襲いかかり、それを知恵と勇気で乗り越えていくのです。 『ゴールデンカムイ』にはサスペンスとド派手なアクション、異文化の知識と、面白い要素がたくさん詰まっています。中でも料理漫画としての要素を見逃してはいけません。戦い、追い、逃げる二人はとにかくよく食べます。鹿や熊はもちろん、兎やカワウソまで、捌き方から料理法まで詳しく書かれていて、なんだかとても美味しそうなのです。 脳みそから目玉までおいしく頂くアイヌの料理に戸惑う杉元や、味噌がうんこにしか見えないと拒否するアシリパさんの異文化交流ぶりも楽しく、料理が『ゴールデンカムイ』という作品の壮大さにもつながっているのです。 厳しい自然との戦いや、骨太のサスペンス、それていて生活感があるという『ゴールデンカムイ』不思議なエンターテイメント巨編なのです。