服を着て立って歩くウサギと人間達が共に住む町“ラビット・タウン”。天文台で働く少年・辺太と太ったウサギのポンペイは今日も不思議な騒動に巻き込まれます。農薬を使い質の悪いイチゴを量産する強欲な霧吹オヤジに対し、自然を敬う天才・勾玉博士が取った手段とは?『イチゴ・ジュース』。脳ミソ活動液を飲んだポンペイが作った人体模型器械・骨平太が夏美に恋した!骨だらけの不気味な姿を嫌われた彼は肉体を持そうとする……『オリオン肉店』。天文台で働く少年・辺太と太ったウサギのポンペイは今日も不思議な騒動に巻き込まれます。都会から出たゴミを集めラビット・タウンに捨てる霧吹オヤジ、でも本当に悪いのは“もったいない”という気持ちを失った人々では?『GOMI』。
天才的な運動神経を持つ洋一は、ケンカに明け暮れるわんぱく少年。一方の弟・真二は、七ヵ国語が話せる頭脳明晰な優等生。そんな兄弟の渡一家が、夏休みに東南アジア一周の冒険旅行にクルーザーで出発した。襲い来る嵐を乗り越え航海を続ける渡一家は、漂流する二人の男を発見し救出するのだが、なんと彼らは…!?次々と襲い来る大自然の脅威──洋一たちは生き延びることができるか!?壮大なアフリカの大地を舞台に描かれた大冒険ロマン!
中学生の森川駿が暮らす牧場で、1頭の仔馬が誕生しようとしていた。母馬は桜花賞3着で、白い疾風とまで呼ばれたサザン。難産に苦しむサザンを駿は徹夜で看病するが、サザンは仔馬の命と引き換えに息をひきとってしまう。風のように速い馬になれ、という願いを込めてシルフィードと名付けられた仔馬と駿の、挑戦の物語が始まった!
大自然の生命を相手に勇壮に立ち向かう男達、それがマタギである。中でも、「野いちご落としの三四郎」と呼ばれる主人公は、卓越した射撃の腕前を持っていた。ところがなぜか彼は「野いちご落とし」と呼ばれるのを極端に嫌った。そのわけには三四郎の出生の秘密が深く関わっていたのだ!
オオイタドリが青々している。きれいだな。いっぱいはえているなあ。そして白い花が咲くんだ。花が咲くとどうしても…縄文人が通りかかるような…気がするなあ。穴だらけのフキの葉をめくると、そこにはコロポックルがいた。コロポックルがひとりごとを言いながら食っていた…。天才・花輪和一が描く、北の国から届いた極上のメルヘン!!
両親の厳しい管理などほとんどなく、自由に飛び回っていたマンガ家・矢口高雄の少年時代は、映画館も喫茶店もデパートもないけれど、山や川の自然が遊び場であり、勉強部屋だった。昭和20年代、奥羽山脈の山間にある小さな村に住む矢口少年は、やまびこに不思議な怖さを感じる。冬になると、その正体がわかると言われ、冬が待ち遠しくて仕方なかったが…!?(ヤマビコの正体)/など、全4話を収録した、矢口高雄が少年時代をふり返りながら描く、自伝的エッセイ漫画!
ある日、大慌てでやって来た正治(まさはる)の手に握られていたのは、三平(さんぺい)宛の果たし状!?事情が飲み込めない三平に正治が説明するところによると、手紙の主は山伏姿の親子で、さらにはハリも糸もエサさえも使わずにたくさんの魚を釣ってみせたというのだ……!!到底信じ難いこの“念力釣り”の正体を見破るべく、三平は釣り勝負を受けて立つ――!!
高校1年の森田かつみ。厳しい自然の中で逞しく、活動的なオテンバ娘。かつみの家は奥羽山脈の山間にある小さな村で、冬には2メートルもの積雪にみまわれる豪雪地帯。ほとんどの家が農家で、冬の間、男たちは都会へ出稼ぎに出る…。そんな習慣のもと、東京へと出ていたかつみの父親が、正月休みで帰省するのだが、東京で知り合った青年・北川育夫という男を伴っていて…?
紡(つむぐ)が幼い頃よく遊んでいた幼馴染みのさぐりちゃん。彼女は病弱で家の中でしか遊べず、いつしか疎遠になっていた。時は経ち、ゲーム大好きなインドア派となった紡の前に現れたのは元気になってアウトドア派となったさぐりちゃんで――!? 行きたくなったら「明日行ける」探検コメディ第1巻!!
ジャングルの王パンジャは死んだ!王子レオはアフリカ目ざして旅立つが、帰った故郷は弱肉強食の世界だった。ジャングルを平和にすべく、レオの目ざましい活躍がはじまった!ひときわ輝く手塚漫画の代表作登場!!
舞台は東京あきる野市。中一のつむぎ、小四のもも、保育園児のりんの三姉妹を育てる漫画家とうたんは、今日も仕事そっちのけで山へ川へ遊びに出かけます! 美味しいものもいっぱいの、東京田舎暮らしストーリー!
人の心の中には説明を絶する何かがある。初めて登った山で谷川岳・一ノ倉沢の大岩壁を間近に見た少年は、心の中に発生した爆発的な衝動により山への挑戦の気持ちを抑えきれなくなる。日本人として初めて厳冬期のアルプスの壁に挑んだ世界的ロッククライマー、小西政継を描いた山岳ノンフィクション・コミック!
がけの上に置き去りにされたステゴサウルスにできることは、空に飛び出すことだけだった――。「空を飛んだステゴサウルス」ほか、ひとかけらの化石から豊かな想像力が産み出した中生代・恐竜たちの大迫力ドラマ、全6篇! ステゴサウルス、オヴィラプトル、プロトケラトプス、ヴェロキラプトル…恐竜たちの迫りくる躍動美を見逃すな!! ――『墨攻』、『新・子連れ狼』で知られる漫画家・森秀樹が流麗な筆致で描き出した、恐竜コミックの傑作!
北海道の山奥で暮らす山川一家。長男・大地は中学三年。運動神経は抜群、勉強も模擬試験で道内一位を取ってしまう秀才だ。しかし進学を拒否する大地。「ぼくは長男なんです。家を守らなけりゃならないんです」。妹・いずみはそんな兄に反発する。「わたしはこんな田舎での生活なんてイヤ!」。家出をしてしまった、いずみを探す大地。そして二人は・・・。人間らしい生き方とは?北の大地を舞台にした、爽快ロマン漫画、第一巻
ある日、和也は岬の下のやしろで赤ん坊を拾った。その子は不思議な成長を遂げ、トリトンと名付けられる。金色のイルカに海の一族・トリトン族の末裔だと聞かされた彼は、やがて巨悪のポセイドン族に立ち向かってゆく……。アニメ化にもなった伝説の海洋ファンタジー! <手塚治虫漫画全集収録巻数>MT189『海のトリトン』1巻収録/MT190『海のトリトン』2巻収録 <初出掲載>『海のトリトン』(原題「青いトリトン」) サンケイ新聞 1969年9月1日~1971年12月31日連載
ある日突然、むろみさんが釣れた!!フィッシング部の向島拓朗(むこうじま・たくろう)が釣ったのは……なんと人魚!?「ミミズうまかっちゃん、喰らいついてしもたら、なんや釣り鉤やったんやね」……こいつ、博多弁話すしー!なぜか博多弁を話す人魚のむろみさんと、釣り好き少年・拓朗の異生物交流コメディ♪
自称・天才テニス少年・鯨岡洋平。彼が小笠原で出会った不思議な少女・高樹愛(通称・ラブ)は、恐るべきパワーを秘めていた…。ここに、ひとりの天才テニスプレーヤーが誕生する!!ボクシング漫画「B・B」の続編として描かれた、高樹りょうの娘の物語!!
かつて村の上空を自由に飛びまわっていた美しい鳥・朱鷺。文明は進歩したが、自然は破壊され、野性の生命は奪われ、人間の心も失われてしまった…。今は名ばかりの朱鷺の村の村議会議員選挙に立候補した石橋堅次郎は、一人娘にトキと名をつけるほど、朱鷺博士で有名。その堅次郎が選挙演説中に血を吐いて倒れたという知らせが、トキのもとへ…!?
水の妖精といわれる岩魚に魅せられた青年は、山奥の渓流に岩魚を求めてやって来た。そこそこの釣果を得た青年は、さらにいいポイントを求めて上流へと向かい、そこで、蛇を丸飲みにする、背中に赤いホクロのような模様を持ち、体調1メートルはあるであろう巨大岩魚と遭遇する!その巨大岩魚は、土地の人間に赤星と呼ばれる川の主だと知った青年は、その後、赤星を狙い続ける老人、源じいさんと共に赤星を追うことに!(岩魚の帰る日)/ほか、大自然を背景に描かれる物語、全7作品を収録した傑作集!
馬守は競馬学校を脱走し、馬のお産に立ち会った。遺伝学者の父の作ったサラブレッド・ヘルメスの子供が生まれるのだ。大変な難産ではあったが、苦労の末に蒼き瞳を宿す1頭のサラブレッドが誕生。その名はマルス。ターフに今、新たなる神話の1ページが刻まれる!!
絵はいかにも古臭い少年漫画といった感じで慣れるまで時間がかかったけど、次第にストーリーに惹き込まれていった。 ダービー、菊花賞、そしてついには凱旋門賞と活躍のステージがどんどん上がっていくのは読んでいて爽快。 その一方で単純なサクセスストーリーに留まらず、人と馬の結びつきや、競馬界の裏事情、騎手の過酷な練習など、細かい部分もちゃんと描写されている。 私は当時リアルタイムでは読んでおらず、最近読んだばかりなのですが、大人でも十分に楽しめました。