るなてぃっくよかんひこう
LUNATIC予感飛行
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あらすじ

クラスメイトの夜津くんに関わるようになってから、変なことばかりが起る。 理由もなく眠れなかったり、好きだった食べ物が美味しくなくなったり 苦しいことが気持ちよくなっちゃうし・・・・・。 私 このままどうなっちゃうのかな。

しまうまよほうにさよなら
シマウマ予報にさよなら
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あらすじ

大学受験を控えた高校生の純は、姉と二人で暮らしている。 最近、姉の彼氏でバンドマンの男が家に入り浸っていて、すごくストレスだ。 しかもこの人…俺に顔が超似てる。 彼氏と弟の顔が似ているなんて、姉ちゃんは嫌じゃないのかな…。 俺と、姉と、姉の彼氏。 最悪な三角関係の行方はーー?

しゅうかんもとこいびとをつくる
週刊 元恋人を作る
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あらすじ

もう会えないなら、作ればいいよね。 毎号届くパーツによって元恋人が再現できるという雑誌『週刊 元恋人を作る』が発売。 学生起業を目指す優等生のななみは、失恋の痛みを癒すため、 密かに『週刊 元恋人を作る』で元カレ作りを始めるが──。

くちのなか
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あらすじ

私の学校は、私の口の中にある。 私の学校は、私の口の中にある。 学校で口を閉じて過ごしている片桐は、ある日同級生に執拗に声をかけられ—— 心ゆさぶる風吹く奇想短編16p

ししとぼたん
獅子と牡丹
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あらすじ

聖なる秘宝を求めて……血脈と宿命のサーガ 富永電(あきら)は地元・天草の地金買取「天竺トレーディング」で働く29歳。 母は早逝し、ギャンブル依存の父と二人で暮らしている。 彼には幼少期から繰り返し見る夢がある。 曇天の海、死人のような影、仄暗い地下トンネル…… 不穏な夢と虚しい現実をもてあまし、未来を諦めかけた彼を追いつめるように、ある日、父が多額の借金を残して失踪し…… 第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞作家・高浜寛が描きだす血脈と宿命の一大叙事詩。

東京歌舞伎タワー計画 S:1/000 浦島設計
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あらすじ

かつて〝通勤漫画家〟だった男は、東京の街を転々とさすらう…… 浦島は助けた亀に連れられて、新宿ゴールデン街にある〝竜宮城〟へ—— 建築家・漫画家の座二郎が描く、 おとぎの都市・東京を舞台に、現実と幻想が交差する物語シリーズ第一弾。

おちてきて
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あらすじ

僕は雷が怖い。吾妻さんは雷が好き。 …僕は吾妻さんが好き。 崩れやすい夏の空が映し出す、大人になる前の不安と恐怖と恋心。

うつくしいわたしたち
美しい私たち
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あらすじ

私たち、キラキラ輝いていた。 あの日、世界が終わるまでは── 突如、地球に飛来したUFOの攻撃により、人類は滅亡の危機に陥る。 美容やファッションに一生懸命だった「私たち」も、いつしか鳩を追いかけ、缶詰を漁る日々を過ごしていた……。 第26回手塚治虫文化賞「新生賞」に輝いた谷口菜津子が紡ぎ出す終末に生きる女子たちの物語。

カイの砂漠
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あらすじ

変わらない街に帰ってきた。変わってしまった自分を抱えて。 大学進学のため家を出た環(たまき)は、生まれ育った町へ帰ってきた。 後悔と不安……それからある秘密を携えて。 そして訪れる新たな出会いは、彼女の世界をどのように変えるのか——。 無二の筆致と確かな心理描写で読者の心を揺さぶる俊才、web初連載!

げんざいち
現在地
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あらすじ

娘との時間のなかでふと思い出す、この家ができる前のこの場所のこと。 過去と未来の思い出がこの場所でつながる。 17ページで描き出す、今ここにいることの不思議。

薔薇が咲くとき
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あらすじ

フランスで生まれ育ったローズは、日本人の父の顔を見たことがなかった。フランス人の母は5年前に自殺。自分を可愛がってくれた祖母も他界している。孤独な40代を送るローズのもとに、ある日、日本から父の訃報が届く。相続の手続きのためにしぶしぶ京都へ向かった彼女は、美術商だった父の助手を務めていたポールに出会い…… 全世界で200万部超『優雅なハリネズミ』著者による長篇小説を 第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」に輝いた高浜寛がフルカラーで漫画化! グラフィックノベルの新たな傑作、日仏同時刊行!!

サピア=キッズ・モノローグ
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あらすじ

第4回トーチ漫画賞 〈安田佳澄賞〉受賞!言語の化石化を描くSF意欲作。 リアルタイム自動翻訳機が開発され、日常生活に浸透しきった世界。 世界中の大多数の人々が違和感なく意思疎通ができるようになった反面、 人類の声帯は退化し、少数民族が使う言葉や文化は淘汰されていた。 最後の日本語話者となったモヒメと、彼女を生成した教授が辿る結末とは…? 種族が滅び、言語が永い眠りにつく瞬間をとらえた、 リリカル・サイエンス・フィクション。

そのちさえもあおくみえた
その血でさえも青く見えた
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あらすじ

不真面目な女子バスケ部を辞めて男子バスケ部のマネージャーになった夏凪。馴染めないどころか「いる必要ある?」と陰口さえ言われてしまう。部活が憂鬱になってきたある日、後輩がいじめられている場面を目撃した彼女は衝 撃の行動に出る。(第4回トーチ漫画賞 最終候補作)

みどりのよかんたち
緑の予感たち
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あらすじ

どこかで見たけどどこにもない。ファンタジー渦巻く日本の風景。 新鋭・千葉ミドリが贈る、ありふれた日常にひそむ不可思議な短編連載。

最高の漫画が始まった予感

なんだこれ…。すごい。好きすぎる。 奇妙で現実的で不思議で具体的な夢を見ているような…読んでるうちに引き込まれて実際に手触りを感じられるような漫画だった。 トーチwebで始まった新連載『緑の予感たち』がちょっとスゴイです。 https://to-ti.in/product/midori-no-yokan 短編連載なので、1つ目「カッパの理髪店」を読んだ現時点での感想になる。 どこかで見覚えがありそうな、誰しも馴染みのありそうな風景。 奇妙でありながらファンタジーと呼ぶには地に足がついていて、日常の延長線上に実在するんじゃないかという感覚がしっかりとある。 唐突、だけど必然。 物語は不思議な冒頭から、リアルなバイト事情、そして煮え切らない男女の恋模様へと、主題と場面がコロコロと変わっていく。 そこがミソかもしれない。 どこが話の軸になるんだろう、誰が主役なんだろうと読んでいくと気付けば登場人物たちのギリギリ読み取れそうな関係性のリアリティに絡めとられ、読者の視点は次に何が起こるのか出来事を素直に追うだけの目になっていく。言葉の端々と表情から読みとろうと夢中になる。 それは、現実の男女の関係性に対して巡らせる思考のはずだった。だったのだが、その真っ只中へ唐突に放り込まれた非現実にかき乱されるも、不思議とこいつが妙にしっくりくる。 それは全くの無関係な非現実ではなく、まさにこの心のありようこそが核になった非現実だったからだ。でたらめだけど、そこにはきっちりと心情の筋が通っている。故に納得できてしまう。 ここに持っていくまでの腕力がすごい。 この話の転がし方、派手じゃないのに予想が付かずに最後まで分からない展開の面白さは、映画『スリービルボード』を彷彿させる。 絵も最高に良かった。 コマの中の線の情報量、線の柔らかさ、微妙な表情の変化、光と影の付け方、全てがこの話にしっくりくる。 短編連載でおそらく不定期掲載なので、単行本になるのは2024年だと思うけど、早くも単行本を買いたい。 読んだあとに、これは持っておきたい…棚に並べたい…手に持ちたい…という所有欲が溢れてくる。

吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
こどもたつ
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あらすじ

【第4回トーチ漫画賞 準大賞作品】海辺にて、父と子が過ごす焚き火の時間。波と戯れていたつもりが足を取られる。温かい飲み物にひと息ついたかと思えば、岸に打ち上げられた動物の死骸を見る。 地上110㎝のまなこに映る、世界の姿。子どもを主軸に描かれる短編3作。

ちそうのおんな
地層の女
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あらすじ

【第4回トーチ漫画賞〈大賞〉受賞作】眠る地層を呼び覚ます、第4回トーチ漫画賞大賞作。 前世が地層だと話す女、「他者性」としゃべる犬、ふらっと家に現れる虎…。 眠る地層を呼び覚ます、フレッシュな奇想短編4本。

20光年
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あらすじ

夜空を見上げる読切25ページ。

きみらのためのきょうしつ
君らのための教室
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あらすじ

私の学校は、今日も形を変えて私の登校を阻む。 思春期の繊細な気持ちが渦巻く、「君ら」と私のアンチ学園ストーリー。 心の起伏をつぶさに拾いあげる期待の新鋭 トーチ初登場!

はんぶんきょうだい
半分姉弟
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あらすじ

「姉ちゃん、俺、改名したけん。」 フランス人の父と日本人の母を持つ〈米山和美マンダンダ〉は、弟から衝撃の告白を受ける。 大事な名前の一部を手放して良いの!? 困惑する姉と、「普通になりたい」とうつむく弟。 たしかに日本に生まれたはずなのに、周囲から「異物」のレッテルを貼られ続けていて…。 そういうの全部、笑って流せば周りに溶け込むことはできたけど━━。

「ハーフ」への無理解の壁とアイデンティティ

たくさんの方に読んでほしい素晴らしい連載が始まりましたね! この日本で、国籍や人種が違う両親を持ち、いわゆる「ハーフ」として生きる女性を切実に描いた作品。 主人公は、母が日本人、父がフランス人(黒人)のハーフ(ミックス)の女性。 生まれも育ちも日本なのに、見た目はほとんど黒人なのでどこへ行っても「ガイジン」として扱われ、その度に心をエグられ、笑顔を顔に貼り付けて説明して笑って流すことで自分を守った。 おそらく、この感覚は当事者にならないとずっと分からない感覚だとは思う。 それでも、完全には分からなくとも、時間がかかったとしても知っていきたい。 具体的な数字を知っているわけではないけど、特定の職業や環境でもなければ日本は日常的に様々な見た目の人種と関わる機会は体感的に少ないように思う。 そして、人は見た目での印象が強いものなので、日常的に「ハーフ」と関わる機会がなければ一目見て「外国人」だと疑わないのかもしれない。 そういった無理解の大きな溝に、彼女らがいかに苦しめられ生きづらさを感じてきたのかが描かれた1話だった。 実際の感覚は分かりようがないにも関わらず、自分ごとのように感じて泣いてしまった。 ここから書くことは、この話で描かれてるものと同じものでは決してないんだけど、同様に「孤独」や「アイデンティティ」の揺れを感じた話です。 自分自身、日本人ではあるけど帰国子女で海外に10年ほどいた経験があって、日本で見た目も言葉も通じるけど「育ち」や「社会常識」が若干違うところで育っていたこともあって、会話で感じる違和感や感覚の違いで強烈に孤独を感じることがある。 先日、初対面の方と話す機会があって、簡単な世間話ではあったけど感覚的に分からない部分があって、少し掘り下げつつ話の前提を共有して詳しく話していた。 そこで、その人は「なんかあれですね、そこまで詳しく話さなきゃいけないことですか?なんとなくでよくないですか?」といったことを言っていた。 悪気なく発した言葉なんだろうけど、この人はずっと深く理解し合わなくても問題なく「普通」に暮らせたんだろうなと思って、そうではない自分に悲しくなった。 と、全く本編と関係ない体験が頭によぎってしまうほどにこの話は切実で響いた。 これから連載を追うのが楽しみで仕方がない。 http://to-ti.in/story/hanbun_kyodai01

吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
ゆきこのなつ
雪子の夏
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あらすじ

ある冬に出会ったの雪女の雪子。 彼女は夏を知らないという—— 忘れられない夏を描く読切36p

マオニ
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あらすじ

あたしたち可愛くてイケてて、 真ん中にはいつだって「真央(マオ)」がいた。 あの日、ゾンビが出るまでは…… リーダーの真央を中心とする7人組「マオセブン」は、若者たちのカリスマとして今日も輝かしい青春を謳歌していた。しかし、突如到来したゾンビ禍により7人の結束は大きくゆらぎ……鬼才・意志強ナツ子、待望の最新作!

卯月ちゃん
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あらすじ

転校生の卯月ちゃんはすごい。 特技はアイススケートでトリプルアクセルが飛べるみたいだし、 最近大人気のアイドル・KEEN君とは親戚らしい。 KEEN君が大好きな私は大興奮。 私のこの気持ちが、KEEN君本人に届くかも!? 友達ってなんだろう。 友情をめぐる読切36P

ゆきをいだく
雪を抱く
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あらすじ

わたしの身体が わたしひとりだけのものだったことなど 一度でもあっただろうか 今改めてわたしを見つめる読切36P

自分の身体と呪縛と

自分が妊娠したことを知り、ふと自分の身体が自分ひとりだけのものであったことは一度でもあったのかと、心の中で思う。 雪が続き、電車も止まってどこかで夜を明かすことに。 そんな夜に出会ったのは、髪や服、アクセサリーなどをかっこよく着こなす女性で…。 http://to-ti.in/story/yukiwoidaku 読切『うみべのストーブ』を描かれていた大白小蟹さんの新作読切。 初対面の女性二人が語り、自分の身体へ思考を巡らせ、呪縛をほどいていく。 とってもいい読切でした。 いつだって社会の中で生きていくには人は関係性の中にあり、自分自身も自分の身体も自分ひとりだけのものだったことなんてあるのか、と問われたら分からないなと思ってしまう。 特に肉体的に妊娠・出産をする上で、女性の方が強く感じている感覚かもしれない。 それがたとえ「ひとりの身体じゃないんだから」と自分を労わるような言葉だとしても、言葉の奥に、誰かに所属している自分を感じてしまう。 女性だけの問題じゃない。 上流家庭に生まれ家を存続させることを強要される人、家業を継ぐことを望まれている人、本人の意思とは別に才能に期待され業界を背負わされる人など、挙げ始めたらきりがない。 これは一種の呪縛だ。 いつしか忍び寄り、気づいてしまうと静かに重く縛り付けてられている。 水を吸った綿のように重くなった意識を、銭湯という一糸纏わぬ解放区で脱がせてくれた彼女の言葉は偉大だ。 「街を歩くときはいつも 降ってくるミサイルを避けているみたいだった」と語る表現に痺れた。 いい読切でした。

吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
かにをたべる
蟹を食べる
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あらすじ

【第3回トーチ漫画賞 準大賞受賞作】第3回トーチ漫画賞《準大賞》に輝いた、期待の新人が送る32ページ読切。 フラれた友達を励ますために蟹鍋を囲もうとした青年3人。そんな彼らを何者かが襲う……。 ごくごく狭い部屋で起こる、わちゃわちゃホラーコメディ。