ネタバレ

最近、国籍が違う両親のもとに生まれた人を「ハーフ」ではなく「ダブル」とも呼ぶことを知りました。この漫画の中では「ミックス」とも呼んでいます。この漫画は一般的にハーフと呼ばれるある姉弟の弟が、名前から父親(フランス人)の名字を取り改名したことから始まる物語です。
それにしても現代社会にハーフという呼称はあまりに浸透しすぎている。全員がそうではないでしょうが、「ハーフ」呼びを嫌悪する人、傷つく人がいるなんて、いい大人になるまで考えもしませんでした。きっとその事実が広く知られるためには時間が必要だと思います。そのために、この漫画がたくさんの人に読まれてほしいです。

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少し角が立つコメントの書き方に感じますが、

>全員がそうではないでしょうが、「ハーフ」呼びを嫌悪する人、傷つく人がいるなんて、いい大人になるまで考えもしませんでした。

と、この方は書いているので、「稀」かどうかではなく「ハーフ」呼びを嫌悪する人が実際に存在する、そしてそれを知った、ということが大事な文章かと思いました。
多い少ないの話ではありません。

著者インタビュー読みました(後編は後日公開とのこと)

「ハーフ」と呼ばれる人たちの葛藤や差別の問題に切り込んだweb漫画『半分姉弟』。立場が違って「分かり合えない」現実に、私たちはどう向き合えばいいのか。本作から、そのヒントが見えてくる。


できるだけたくさんの人にとって「読みやすい、理解しやすい」ものであることは大事だけど、それによって込められたメッセージが伝わらなくなったら意味がないので、作者の意図を汲み取ってくれるメディアに出会えてよかったですね。

>「完全には分かり合えないということを分かっている」ことが大事
という部分が重要なポイントだと思いました。立場や属性によってなにに傷つきなにが差別になるかは変わってくるので、そのすべてを理解することはたぶん不可能。でもいつでも想像すること、知ろうと関心を持つこと、歩み寄る努力をすることはきっとできる。

半分姉弟

良き

半分姉弟 藤見よいこ
名無し

今まであまり見かけなかった、ハーフと呼ばれる人視点のお話。迫害というか、差別というのか、まあそういったことはたまにあるんだろうなぁとしか思ってなかった。 私は観光地近くの接客業でアルバイトをしていて、海外の人っぽい風貌のお客様は頻繁に来る。海外からの観光客は日本語が通じないことが結構あるので、そういう時はゆっくり話してみたり身振り手振りを使ってみたりして必死に伝えている(情けない事に英会話が出来ないので…)。でもごく稀に、日本人にしかできない独特の言い回しをナチュラルにする人が居るので本当に驚いてしまう。日本住まいが長いのかな、いっぱい勉強したのかな、外人さんなのにすごいなーなんて考えてしまう。 いま思い返せば、とても失礼なことだったかもしれない、その人たちは海外の人の血筋に生まれただけの、日本で生まれて日本で育った普通の日本人だったかも…今更ながら少し反省。 彼らに限らずの話ではありますが、あらゆる立場の人の事情を理解し、その人の視点に立って、よく考えながら思考や発言をしていきたいですね。そのためには、本作のような漫画は必要だと思います。長々とすみませんでした。

はんぶんきょうだい
半分姉弟
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