ハーフの気持ち
子供の頃に天才テレビ君に出ていたハーフの女の子に恋をして、ハーフって良いな。絶対に得じゃんと思っていました。 ハーフで親が英語喋れるから、二カ国ご使えるとか無双じゃん。とか思ってた。 でも、ハーフの人の気持ちは考えたことがなかった。 多分日本はハーフにとって暮らしづらい。島国だし、BARで隣に座っている人にすら声をかけれられないコミュ障人種だから。 マイノリティなアイデンティティが上手に描かれています。
「姉ちゃん、俺、改名したけん。」 フランス人の父と日本人の母を持つ〈米山和美マンダンダ〉は、弟から衝撃の告白を受ける。 大事な名前の一部を手放して良いの!? 困惑する姉と、「普通になりたい」とうつむく弟。 たしかに日本に生まれたはずなのに、周囲から「異物」のレッテルを貼られ続けていて…。 そういうの全部、笑って流せば周りに溶け込むことはできたけど━━。
著者インタビュー読みました(後編は後日公開とのこと)
「ハーフ」と呼ばれる人たちの葛藤や差別の問題に切り込んだweb漫画『半分姉弟』。立場が違って「分かり合えない」現実に、私たちはどう向き合えばいいのか。本作から、そのヒントが見えてくる。
できるだけたくさんの人にとって「読みやすい、理解しやすい」ものであることは大事だけど、それによって込められたメッセージが伝わらなくなったら意味がないので、作者の意図を汲み取ってくれるメディアに出会えてよかったですね。
>「完全には分かり合えないということを分かっている」ことが大事
という部分が重要なポイントだと思いました。立場や属性によってなにに傷つきなにが差別になるかは変わってくるので、そのすべてを理解することはたぶん不可能。でもいつでも想像すること、知ろうと関心を持つこと、歩み寄る努力をすることはきっとできる。