あたしたち可愛くてイケてて、 真ん中にはいつだって「真央(マオ)」がいた。 あの日、ゾンビが出るまでは…… リーダーの真央を中心とする7人組「マオセブン」は、若者たちのカリスマとして今日も輝かしい青春を謳歌していた。しかし、突如到来したゾンビ禍により7人の結束は大きくゆらぎ……鬼才・意志強ナツ子、待望の最新作!
学生時代、ブスといじめられていた牧野里穂。全身整形をしてマッチングアプリでパパ活をはじめた牧野は、かつてのいじめっ子たちに接近しようとする。マッチングアプリを使って違法な性産業を営む、彼らに復讐するために…。
持ち前のパワフルさで薄給かつ激務の介護業界を奮闘する介護士「神田はんな」。 彼女は2年前に導入された介護ロボット「アレテー」が気に入らない。 労働時間の制限なし、専門的な介護作業は◎、しまいにはセンサーで人間の感情まで理解する。 そんな万能さが勘に障るのだ。しかしある日、彼女は「アレテー」の秘密を知ってしまいーーー。
性暴力の告発。しかし…救いを求める声は届かない。衝撃作品、待望のコミカライズ! 動物病院に勤める看護師・九重咲歩は、かつて、小説講座の人気講師・月島光一からその才能を見込まれていた。しかし、それにつけこむようにして行われた、月島から咲歩への性暴力。誰にも言えない秘密を抱えたまま生きる咲歩だったが、一方の月島は講師としての地位を確実なものとし、マスコミにも登場するようになっていた。その姿を目にした咲歩は、苦悩の果てに7年前の月島の行為を告発することを決意。しかし、そこにはさらに大きな苦しみを伴う戦いが待っていた…。 井上荒野による衝撃的小説を、新鋭・粟森きちが渾身の力でコミカライズ。「今の時代」を貫く、物語。
「パーソナルスペース激広男」こと小野道夫は、私立・はだし野高校の世界史教師。生きづらさを抱えながら、日々必死に他人との距離感を測って働いている。しかしある日、触手でコミュニケーションを取る種族「オクトニア」の生徒・奥田ライチの“お気に入り”に選ばれて…!? 小野の運命は大きく変わっていくことになるーー。
かなりスローペースな連載だけどストーリーはスピード感があっておもしろい。なんでゾンビにとかなんでマオはとか謎は明かされないけれど、ギャルたちの日常は猛スピードで変化していく。 ゾンビ禍でのサバイバルだけどギャルはギャルの矜持を失わずに生きている。だからこそ信念と信念がぶつかる。 それらをまとめていたのが圧倒的カリスマ・マオだったけど、ゾンビになってしまった。 マオと共に生きるもの、マオニを崇めるもの、愛を求めるもの……なんだかバベルの塔みたいだなあと思ってしまう。 宗教はいろんなところに溶けているんだなあと気づかされる。カリスマとか推しとかアイコンとか全部そうだ!! ゾンビ禍ではないけれど確かなもの当たり前のものが揺らぐ昨今だから、ギャルたちがどう生きるかは自分にとっての指針になっていくかもしれない。