あたしたち可愛くてイケてて、 真ん中にはいつだって「真央(マオ)」がいた。 あの日、ゾンビが出るまでは…… リーダーの真央を中心とする7人組「マオセブン」は、若者たちのカリスマとして今日も輝かしい青春を謳歌していた。しかし、突如到来したゾンビ禍により7人の結束は大きくゆらぎ……鬼才・意志強ナツ子、待望の最新作!
コールデコット賞オナーやアイズナー賞等を受賞したグラフィックノベル『THIS ONE SUMMER』のマリコ タマキ(作)&ジリアン タマキ(絵)が再びタッグを組み、制作された作品。3人の大学生が過ごした5日間のニューヨークの旅を描き、Volume1ではDay1~3の物語を収録する。 2009年3月。高校時代の親友ダニエルとゾーイは、大学1年の春休みにニューヨークで再会することに。ダニエルの大学のクラスメイト、フィオナも一緒にさまざまな観光スポットをめぐる3人。お互いの大学生活、家族や将来のこと、セクシャリティについて対話を重ねるうち、長年の友情がゆらぎ始め——。大都市ニューヨークを舞台に繰り広げられる、繊細でみずみずしいクィア・ロマンス。
持ち前のパワフルさで薄給かつ激務の介護業界を奮闘する介護士「神田はんな」。 彼女は2年前に導入された介護ロボット「アレテー」が気に入らない。 労働時間の制限なし、専門的な介護作業は◎、しまいにはセンサーで人間の感情まで理解する。 そんな万能さが勘に障るのだ。しかしある日、彼女は「アレテー」の秘密を知ってしまいーーー。
学生時代、ブスといじめられていた牧野里穂。全身整形をしてマッチングアプリでパパ活をはじめた牧野は、かつてのいじめっ子たちに接近しようとする。マッチングアプリを使って違法な性産業を営む、彼らに復讐するために…。
かなりスローペースな連載だけどストーリーはスピード感があっておもしろい。なんでゾンビにとかなんでマオはとか謎は明かされないけれど、ギャルたちの日常は猛スピードで変化していく。 ゾンビ禍でのサバイバルだけどギャルはギャルの矜持を失わずに生きている。だからこそ信念と信念がぶつかる。 それらをまとめていたのが圧倒的カリスマ・マオだったけど、ゾンビになってしまった。 マオと共に生きるもの、マオニを崇めるもの、愛を求めるもの……なんだかバベルの塔みたいだなあと思ってしまう。 宗教はいろんなところに溶けているんだなあと気づかされる。カリスマとか推しとかアイコンとか全部そうだ!! ゾンビ禍ではないけれど確かなもの当たり前のものが揺らぐ昨今だから、ギャルたちがどう生きるかは自分にとっての指針になっていくかもしれない。