痩我慢の説
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あらすじ
手をふって、いい気分で、進まねばならぬ。苦しんで生き生きと暮らすのだ。 手をふって、いい気分で、進まねばならぬ。苦しんで生き生きと暮らすのだ。 冴えない中年医師と天真爛漫な姪。 去りし日の苦味と若さのきらめきをともに祝福するささやかで確かな人生讃歌。 藤枝静男の名編を『アントロポセンの犬泥棒』『電話・睡眠・音楽』の川勝徳重がいきいきと描く。
はんぶんきょうだい
半分姉弟
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あらすじ
「姉ちゃん、俺、改名したけん。」 フランス人の父と日本人の母を持つ〈米山和美マンダンダ〉は、弟から衝撃の告白を受ける。 大事な名前の一部を手放して良いの!? 困惑する姉と、「普通になりたい」とうつむく弟。 たしかに日本に生まれたはずなのに、周囲から「異物」のレッテルを貼られ続けていて…。 そういうの全部、笑って流せば周りに溶け込むことはできたけど━━。
たくさんの方に読んでほしい素晴らしい連載が始まりましたね! この日本で、国籍や人種が違う両親を持ち、いわゆる「ハーフ」として生きる女性を切実に描いた作品。 主人公は、母が日本人、父がフランス人(黒人)のハーフ(ミックス)の女性。 生まれも育ちも日本なのに、見た目はほとんど黒人なのでどこへ行っても「ガイジン」として扱われ、その度に心をエグられ、笑顔を顔に貼り付けて説明して笑って流すことで自分を守った。 おそらく、この感覚は当事者にならないとずっと分からない感覚だとは思う。 それでも、完全には分からなくとも、時間がかかったとしても知っていきたい。 具体的な数字を知っているわけではないけど、特定の職業や環境でもなければ日本は日常的に様々な見た目の人種と関わる機会は体感的に少ないように思う。 そして、人は見た目での印象が強いものなので、日常的に「ハーフ」と関わる機会がなければ一目見て「外国人」だと疑わないのかもしれない。 そういった無理解の大きな溝に、彼女らがいかに苦しめられ生きづらさを感じてきたのかが描かれた1話だった。 実際の感覚は分かりようがないにも関わらず、自分ごとのように感じて泣いてしまった。 ここから書くことは、この話で描かれてるものと同じものでは決してないんだけど、同様に「孤独」や「アイデンティティ」の揺れを感じた話です。 自分自身、日本人ではあるけど帰国子女で海外に10年ほどいた経験があって、日本で見た目も言葉も通じるけど「育ち」や「社会常識」が若干違うところで育っていたこともあって、会話で感じる違和感や感覚の違いで強烈に孤独を感じることがある。 先日、初対面の方と話す機会があって、簡単な世間話ではあったけど感覚的に分からない部分があって、少し掘り下げつつ話の前提を共有して詳しく話していた。 そこで、その人は「なんかあれですね、そこまで詳しく話さなきゃいけないことですか?なんとなくでよくないですか?」といったことを言っていた。 悪気なく発した言葉なんだろうけど、この人はずっと深く理解し合わなくても問題なく「普通」に暮らせたんだろうなと思って、そうではない自分に悲しくなった。 と、全く本編と関係ない体験が頭によぎってしまうほどにこの話は切実で響いた。 これから連載を追うのが楽しみで仕方がない。 http://to-ti.in/story/hanbun_kyodai01
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
せんばせんたーびるのまんが
船場センタービルの漫画
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あらすじ
突然のうつ病発症から回復までの様子と、船場センタービルで過ごした数日間の出来事。 身体的な痛みから突如うつ病を発症。数ヶ月の療養生活を経て回復したところに届いた仕事の依頼は、大阪にある商業施設〈船場センタービル〉の漫画を描いてください。というものだったーー。 施設を実際に訪れて過ごした四日間、船場センタービルの中で、外で、著者が感じた様々なこと。 町田洋、初のエッセイ作品。
シシファック
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あらすじ
【第1回トーチ漫画賞「山田参助賞」受賞作品】 最凶の殺人イノシシ〝アバズレ〟とのファックに 全てを懸ける男の愛と戦いの記録!!
あみかはぽてとになりたかった
あみかはポテトになりたかった
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あらすじ
小川しらす、鮮烈デビュー。心震える読切54P。 本田あみかは高校生。毎日マキシのポテトを食べている。 クラスメイトはたくさんお喋りしてるのに、あみかはあまり喋らない。 いつからうまく話すことができなくなったんだろう。 日々はポテトみたいにしょっぱくてあたたかいものかもしれない。 そしてたぶん、誰かと一緒に食べるからおいしいんだ。
うみべのすとーぶ
うみべのストーブ
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あらすじ
体温の低いスミオと、平熱が高いえっちゃん。 二人が一緒にいれば、ちょうどよくなるはずだった…。
うみのそこから
海の底から
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あらすじ
わたし普通に幸せだ 切実に書くべきことが、何もない 書くことに向き合えない葛藤の物語。 生活と創作を考える読切36P
きみがとうめいになるまえに
きみが透明になる前に
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あらすじ
ある日突然夫が透明になってしまった。 見えなくなった身体がもたらしたものとは…。 不確かな気持ちにそっと触れる読切38p
本当に良い読切を読みました。 そっと涙が溢れてきました。 https://to-ti.in/product/oshiro ある日、夫が事故に遭い、透明人間になってしまった。 透明になった夫との暮らしは見えないだけで不思議で面白く、特に変わらないものかと思ったらそんなことはなく…。 夫が目の前にいるはずなのに表情が見えない生活の中の描写を通して、少しずつ事態を飲み込めていくんですが、その様子が切なくて、どうしようもなくやりきれなくて、喉がギュッとなりました…。 構成も素晴らしくて、何気ない描写に、視線の愛を感じました。 見るということ、見られるということ。 あったはずのものを失うということ。 視力を失うことは一人から世界に対して能動的に見ることができなくなるけど、透明人間になるということは一人が世界から受動的に見られることができなくなる。 受動的なのに、できなくなることって世の中になかなかないんじゃないでしょうか。 「認識できなくなる」という、このフィクションが到達できた哀しみが、手に取るようにありありと伝わってきて、二人と一緒に泣いてしまいました。 抱き締めたい。 本当に素晴らしい読切でした。 11月25日、『うみべのストーブ 大白小蟹短編集』として発売されるそうで楽しみです。 他の短編も好きなので絶対に買います。
吉川きっちょむ(芸人)
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ときわぶるーにあこがれて
トキワブルーに憧れて
1巻を試し読み
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あらすじ
かつて、まんが家が興味と好奇心と情熱だけで 何にでも挑戦していった時代があったーー。 そんな精神をもった現代の「まんが家」に憧れ、 クリエイティブな世界で働いている著者の、 若かりし日の苦闘と努力、興奮と挫折を描く、 ドーパミンとアドレナリン全開の青春ノンフィクション! 何かを創り出す仕事に携わっている人すべてに 読んでほしい、クリエイター版「まんが道」。
彼岸花
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あらすじ
緊急事態宣言下のある街で女が橋から飛び降りた——。 90’sを生きたパンク少女たちは、失った仲間と青春を引きずったまま40代の今をもがきつづける。 白と黒で描かれる、痛みに満ちた青春とミドルエイジ。 第3回トーチ漫画賞で〈山田参助賞〉を受賞し、山田参助氏に「圧倒的によかった」「今すぐ本にしてほしい」と言わしめた、40代主婦・入魂のデビュー作。
みどりのよかんたち
緑の予感たち
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あらすじ
どこかで見たけどどこにもない。ファンタジー渦巻く日本の風景。 新鋭・千葉ミドリが贈る、ありふれた日常にひそむ不可思議な短編連載。
なんだこれ…。すごい。好きすぎる。 奇妙で現実的で不思議で具体的な夢を見ているような…読んでるうちに引き込まれて実際に手触りを感じられるような漫画だった。 トーチwebで始まった新連載『緑の予感たち』がちょっとスゴイです。 https://to-ti.in/product/midori-no-yokan 短編連載なので、1つ目「カッパの理髪店」を読んだ現時点での感想になる。 どこかで見覚えがありそうな、誰しも馴染みのありそうな風景。 奇妙でありながらファンタジーと呼ぶには地に足がついていて、日常の延長線上に実在するんじゃないかという感覚がしっかりとある。 唐突、だけど必然。 物語は不思議な冒頭から、リアルなバイト事情、そして煮え切らない男女の恋模様へと、主題と場面がコロコロと変わっていく。 そこがミソかもしれない。 どこが話の軸になるんだろう、誰が主役なんだろうと読んでいくと気付けば登場人物たちのギリギリ読み取れそうな関係性のリアリティに絡めとられ、読者の視点は次に何が起こるのか出来事を素直に追うだけの目になっていく。言葉の端々と表情から読みとろうと夢中になる。 それは、現実の男女の関係性に対して巡らせる思考のはずだった。だったのだが、その真っ只中へ唐突に放り込まれた非現実にかき乱されるも、不思議とこいつが妙にしっくりくる。 それは全くの無関係な非現実ではなく、まさにこの心のありようこそが核になった非現実だったからだ。でたらめだけど、そこにはきっちりと心情の筋が通っている。故に納得できてしまう。 ここに持っていくまでの腕力がすごい。 この話の転がし方、派手じゃないのに予想が付かずに最後まで分からない展開の面白さは、映画『スリービルボード』を彷彿させる。 絵も最高に良かった。 コマの中の線の情報量、線の柔らかさ、微妙な表情の変化、光と影の付け方、全てがこの話にしっくりくる。 短編連載でおそらく不定期掲載なので、単行本になるのは2024年だと思うけど、早くも単行本を買いたい。 読んだあとに、これは持っておきたい…棚に並べたい…手に持ちたい…という所有欲が溢れてくる。
吉川きっちょむ(芸人)
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はにまつうしん
はにま通信
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あらすじ
なあ、古墳、行かへん? 日本全国16万基、悠久の沈黙を訪ねて― 夢見がちな高校生「はにま」が織りなす青春グラフィティ
ちそうのおんな
地層の女
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あらすじ
【第4回トーチ漫画賞〈大賞〉受賞作】眠る地層を呼び覚ます、第4回トーチ漫画賞大賞作。 前世が地層だと話す女、「他者性」としゃべる犬、ふらっと家に現れる虎…。 眠る地層を呼び覚ます、フレッシュな奇想短編4本。
マオニ
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あらすじ
あたしたち可愛くてイケてて、 真ん中にはいつだって「真央(マオ)」がいた。 あの日、ゾンビが出るまでは…… リーダーの真央を中心とする7人組「マオセブン」は、若者たちのカリスマとして今日も輝かしい青春を謳歌していた。しかし、突如到来したゾンビ禍により7人の結束は大きくゆらぎ……鬼才・意志強ナツ子、待望の最新作!
そうさくぶんげいさーくるきゃろっとつうしんのほうかい
創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊
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あらすじ
【第5回トーチ漫画賞〈大賞〉受賞作】エアコン組立工場で働く川上綾は、小説家志望。 繰り返される単調な日々の中、月に一度、文芸サークルの集いを楽しみにしている。 しかしある事態をきっかけに、信じていた日常は崩壊する。 「”創作”なんかから卒業するきっかけを 本当はいつも探していたんだ」 逃れられない創作の呪縛、 この苦しみが誰かの喜びに変わる時まで――。
おちてきて
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あらすじ
僕は雷が怖い。吾妻さんは雷が好き。 …僕は吾妻さんが好き。 崩れやすい夏の空が映し出す、大人になる前の不安と恐怖と恋心。
ある晩夏
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あらすじ
夏の神戸の街を歩く、母と娘。 久しぶりに会った母の腕は、抗がん剤のせいで痩せ細っていた。 「次があるか分からないから」そんなことばかり繰り返す母に、つい苛立ってしまう。 伝えたい言葉は、想いは、もっとたくさんあるのに…。 『そしてヒロインはいなくなった』『姉の友人』ばったん新作読み切り。
薔薇が咲くとき
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あらすじ
「私は40才までずっと、ほとんどの時間を死んだように生きてきた……」 フランスで生まれ育ったローズは、日本人の父の顔を見たことがなかった。フランス人の母は5年前に自殺。自分を可愛がってくれた祖母も他界している。孤独な日々を送る40歳のローズのもとに、ある日、日本から父の訃報が届く。相続の手続きのために京都へ向かったローズは、美術商だった父の助手を務めていたポールに出会う。彼に導かれるまま古刹を巡るローズだったが、その目的がいっこうに明かされぬことに苛立ちを募らせ…… 全世界で 200 万部超『優雅なハリネズミ』の著者による長篇小説を、第 24 回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」に輝いた高浜寛がフルカラーで漫画化。 (原作『京都に咲く一輪の薔薇』(ミュリエル・バルベリ/永田千奈訳)早川書房2022年刊)
なつのものくろーむ
夏のモノクローム
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あらすじ
彼らの軌跡が、日本映画の黄金期になった。 戦後まもない日本の映画界。通訳として働いていた木田夏美は、ある監督志望の若者との出会いをきっかけに、思いもよらなかった道を歩み始める——。 それぞれの生き方を模索する若き映画人たちの軌跡を描く、挫折と信念の青春群像。 生まれゆく近代日本文学のきらめきを描いた『エコール・ド・プラトーン』の永美太郎、3年ぶりの新連載!
こどもたつ
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あらすじ
【第4回トーチ漫画賞 準大賞作品】海辺にて、父と子が過ごす焚き火の時間。波と戯れていたつもりが足を取られる。温かい飲み物にひと息ついたかと思えば、岸に打ち上げられた動物の死骸を見る。 地上110㎝のまなこに映る、世界の姿。子どもを主軸に描かれる短編3作。
ししとぼたん
獅子と牡丹
1巻を試し読み
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聖なる秘宝を求めて……血脈と宿命のサーガ 富永電(あきら)は地元・天草の地金買取「天竺トレーディング」で働く29歳。 母は早逝し、ギャンブル依存の父と二人で暮らしている。 彼には幼少期から繰り返し見る夢がある。 曇天の海、死人のような影、仄暗い地下トンネル…… 不穏な夢と虚しい現実をもてあまし、未来を諦めかけた彼を追いつめるように、ある日、父が多額の借金を残して失踪し…… 第24回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」受賞作家・高浜寛が描きだす血脈と宿命の一大叙事詩。
サピア=キッズ・モノローグ
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あらすじ
第4回トーチ漫画賞 〈安田佳澄賞〉受賞!言語の化石化を描くSF意欲作。 リアルタイム自動翻訳機が開発され、日常生活に浸透しきった世界。 世界中の大多数の人々が違和感なく意思疎通ができるようになった反面、 人類の声帯は退化し、少数民族が使う言葉や文化は淘汰されていた。 最後の日本語話者となったモヒメと、彼女を生成した教授が辿る結末とは…? 種族が滅び、言語が永い眠りにつく瞬間をとらえた、 リリカル・サイエンス・フィクション。
ゆきをいだく
雪を抱く
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あらすじ
わたしの身体が わたしひとりだけのものだったことなど 一度でもあっただろうか 今改めてわたしを見つめる読切36P
自分が妊娠したことを知り、ふと自分の身体が自分ひとりだけのものであったことは一度でもあったのかと、心の中で思う。 雪が続き、電車も止まってどこかで夜を明かすことに。 そんな夜に出会ったのは、髪や服、アクセサリーなどをかっこよく着こなす女性で…。 http://to-ti.in/story/yukiwoidaku 読切『うみべのストーブ』を描かれていた大白小蟹さんの新作読切。 初対面の女性二人が語り、自分の身体へ思考を巡らせ、呪縛をほどいていく。 とってもいい読切でした。 いつだって社会の中で生きていくには人は関係性の中にあり、自分自身も自分の身体も自分ひとりだけのものだったことなんてあるのか、と問われたら分からないなと思ってしまう。 特に肉体的に妊娠・出産をする上で、女性の方が強く感じている感覚かもしれない。 それがたとえ「ひとりの身体じゃないんだから」と自分を労わるような言葉だとしても、言葉の奥に、誰かに所属している自分を感じてしまう。 女性だけの問題じゃない。 上流家庭に生まれ家を存続させることを強要される人、家業を継ぐことを望まれている人、本人の意思とは別に才能に期待され業界を背負わされる人など、挙げ始めたらきりがない。 これは一種の呪縛だ。 いつしか忍び寄り、気づいてしまうと静かに重く縛り付けてられている。 水を吸った綿のように重くなった意識を、銭湯という一糸纏わぬ解放区で脱がせてくれた彼女の言葉は偉大だ。 「街を歩くときはいつも 降ってくるミサイルを避けているみたいだった」と語る表現に痺れた。 いい読切でした。
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
かにをたべる
蟹を食べる
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あらすじ
【第3回トーチ漫画賞 準大賞受賞作】第3回トーチ漫画賞《準大賞》に輝いた、期待の新人が送る32ページ読切。 フラれた友達を励ますために蟹鍋を囲もうとした青年3人。そんな彼らを何者かが襲う……。 ごくごく狭い部屋で起こる、わちゃわちゃホラーコメディ。