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緊急事態宣言下のある街で女が橋から飛び降りた——。 90’sを生きたパンク少女たちは、失った仲間と青春を引きずったまま40代の今をもがきつづける。 白と黒で描かれる、痛みに満ちた青春とミドルエイジ。 第3回トーチ漫画賞で〈山田参助賞〉を受賞し、山田参助氏に「圧倒的によかった」「今すぐ本にしてほしい」と言わしめた、40代主婦・入魂のデビュー作。
自宅にひきこもる及川優は21歳にして童貞で死ぬことが確定してしまった。なぜなら、世界中がゾンビで溢れる世界になってしまったから…。 そんな優の自宅に一人の生存者が訪れる。サニーと名乗るその女性は、ゾンビ化した世界を救う可能性をもつワクチンを優に打ち込む…が、それによって優はセックスすることでゾンビを人間に戻す能力を手に入れて――?
2006~2007年まで「コミックボンボン」で連載した、いましろたかしの『化け猫あんずちゃん』。その続編が令和の今、開幕! 南伊豆・池照町にある草成寺で拾われた一匹の猫。30年経ったらなんと化け猫になっていた──。そんなあんずちゃんが3億円の宝くじを当てて、穏やかな町に“嵐”が巻き起こる…! アニメ映画がカンヌやアヌシーという名だたる国際映画祭を席巻した『あんずちゃん』の魅力を、続編でも堪能できること間違いなし!!
学生時代、ブスといじめられていた牧野里穂。全身整形をしてマッチングアプリでパパ活をはじめた牧野は、かつてのいじめっ子たちに接近しようとする。マッチングアプリを使って違法な性産業を営む、彼らに復讐するために…。
前作『あなたはブンちゃんの恋』から約2年ぶりの長編連載となる、宮崎夏次系最新作。 切なさもおかしさも絶望も希望も優しさも恐ろしさも奇跡のように混ざり合う、 宮崎夏次系の世界へようこそ。 幼い頃から笑顔が不気味だと周りから避けられ、大人になった今も笑顔の修行を続ける主人公・口酒 祝(くちさけ・いわい)。そんな祝と同じ、自分の居場所がないカッパと出会って…。 ひとりぼっち達の逆襲が、はじまる。
性暴力の告発。しかし…救いを求める声は届かない。衝撃作品、待望のコミカライズ! 動物病院に勤める看護師・九重咲歩は、かつて、小説講座の人気講師・月島光一からその才能を見込まれていた。しかし、それにつけこむようにして行われた、月島から咲歩への性暴力。誰にも言えない秘密を抱えたまま生きる咲歩だったが、一方の月島は講師としての地位を確実なものとし、マスコミにも登場するようになっていた。その姿を目にした咲歩は、苦悩の果てに7年前の月島の行為を告発することを決意。しかし、そこにはさらに大きな苦しみを伴う戦いが待っていた…。 井上荒野による衝撃的小説を、新鋭・粟森きちが渾身の力でコミカライズ。「今の時代」を貫く、物語。
料理教室講師のタキと料理雑誌編集者のレイは、家で一緒にご飯を作って、一緒に食べている。仕事の取材のためでもあるけれど、その時間も今では日常のひとつ。料理の過程を共に楽しめるし、美味しくて健康的な食事を追求したい! という気持ちも共有できて、二人で囲む食卓はとても特別なもの。この時間がずっと続きますようにと、二人とも思っている。おいしいとは何かを問いかける、愛とご飯と生活のお話。
全台詞がキラーワードで世界観ゴリゴリ、絵もワードも徹底的にかっこつけててかっこいい。 読みづらいと言えば読みづらいけれど、ここまで貫いているとだんだん気持ちよくなってくる。 90年代をパンク少女として生きたキョンシーとモーリン。 スリーピースバンド・彼岸花を結成し青春を捧げたけれど、ボーカルの愛は22歳で死んでしまった。 2018年、専業主婦のキョンシー、未だ処女で派遣社員のモーリンは、世紀末を引き摺ったまま空虚な日々を過ごしている。 彼岸花を失って40代になっても、世界に中指を立てて生きる2人がかっこいい。痛くてヤバくて貫いててかっこいい。 ファミレスの喫煙席で拳合わせて、じゃ次に会うときは「墓場で」ってかっこよすぎる。次に会うのはマジで愛の墓場の前なのもいい。 かっこつけ続けるかっこよさに向き合いましょう。ノーフューチャー。