彼岸花
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全台詞がキラーワードで世界観ゴリゴリ、絵もワードも徹底的にかっこつけててかっこいい。
読みづらいと言えば読みづらいけれど、ここまで貫いているとだんだん気持ちよくなってくる。

90年代をパンク少女として生きたキョンシーとモーリン。
スリーピースバンド・彼岸花を結成し青春を捧げたけれど、ボーカルの愛は22歳で死んでしまった。
2018年、専業主婦のキョンシー、未だ処女で派遣社員のモーリンは、世紀末を引き摺ったまま空虚な日々を過ごしている。

彼岸花を失って40代になっても、世界に中指を立てて生きる2人がかっこいい。痛くてヤバくて貫いててかっこいい。
ファミレスの喫煙席で拳合わせて、じゃ次に会うときは「墓場で」ってかっこよすぎる。次に会うのはマジで愛の墓場の前なのもいい。

かっこつけ続けるかっこよさに向き合いましょう。ノーフューチャー。

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これ見て読んで来たのですがキャラの生き様も画風も本当にパンクな作品でした。そしてこの感想、この作品の大事なところが詰まってて好きです。ノーフューチャー

コメントありがとうございます!
生き抜けないんじゃないか、破滅に向かってるんじゃないかという不穏さもありながらどこまでもかっこつけてていいんですよね。ノーフューチャー

19番目のカルテ 徳重晃の問診

読んで見つめ直そう

19番目のカルテ 徳重晃の問診
野愛
野愛
体調が悪くなると医療漫画が読みたくなることないですか? とは言え重たいともっと具合悪くなるので、できれば前向きだといい。さらに言うと1話完結で読みたい分だけ読めるといい。 というわけで19番目のカルテがぴったりなんです。 どこかが痛い辛いときってもちろん治したいのは当たり前だけど、まずは安心したい気持ちが強い気がします。 原因がよくわからず「ストレスですね」とか「体質ですかね」とか言われると、どうしていいか途方に暮れてしまいます。病気じゃないのに仕事や学校休めないし……。 その一方でなんとなく「ストレスかなあ」「疲れかなあ」と不調をやり過ごしてしまうこともあります。病院行くの怖いし……。 という気持ちが自分にはあるので、この作品に出てくる患者さんたちも相当悩んで苦しんで怯えて病院にたどり着いたんだろうなあ、そういう人たちに寄り添う徳重先生、滝野先生は本当に素晴らしいなあとしみじみ思います。 そしてもうひとつ、自分のことを正しく大事にしないとなあとも思います。これくらい大丈夫と思わずに、休むときは休んで健康診断も受けて病院ちゃんと行こうと誓いました。
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