失恋自殺をした沙桐は、三途の川で黄泉の国に迷い込んだ陽朔の魂と出逢った。恋におちた2人は、生まれ変わっていつの日か再び巡り会い、幸せになろうと誓いあう――。しかし沙桐は来世ではなく、元の世界に生き返ってしまって!?陽朔にもう一度逢いたい、沙桐の願いは届くのか!?大人気平安ロマネスク!
時は平安時代――。14歳の桜姫は、急に都に来いと言ってきた許婚の王良親王の強引さを嫌って、家出する。しかしそれが、満月の夜だったことから、桜姫の運命は大きく動きだして――!?
花のお江都を東奔西走。皆の平安、守る為――ネコミミ侍こと凜は、「江都」にはびこる妖怪を退治するため八面六臂の大活躍!?新鋭・箱崎あきらが贈る、下ネタギャグコメディがコミックスで登場!
田中芳樹や夢枕獏が絶対の信頼を置く漫画家、伊藤勢が、平安の京都を舞台に、安倍晴明の幼少時代とその師匠賀茂保憲の活躍を描いた新たな陰陽師ヒーロー登場!
国司であった父を失い、橘家の跡取りとなることになった橘澪。幼い頃に兄を亡くしながらも気丈に明るく振舞う澪。そして最愛の父の遺志をも継ぐことになる澪だが、実は大きな秘密を抱えていたのであった…。大人気作品「もっと☆心に星の輝きを」より、15年後に舞台を進めてお送りする平安トラブルストーリー!前作の主人公である源仰・茜が、そして二人の娘である黄金たちをも巻き込んでスッたモンだの大騒ぎ!!?
藤原権大納言の娘茜は、トビッキリ元気な女の子!幼馴染みの源仰に会うために、身分を隠して宮中へ殴りこみ!!?平安トラブルストーリー『宮中編』!!
歌合せ……キラ星の夜に集う公卿、女御が右と左に分かれ、勝負する歌合戦である。両軍の楽士が「伊勢海」「竹河」を演奏する中、しずしずと登上すれば、宴はいやがうえにも盛り上がる凝りに凝った演出で綺羅のまた綺羅、雅びの戦いの火蓋が落とされた! (第1話「焔の歌合せの章」より)。木村えいじ&滝沢解の名タッグによる平安貴族オカルト譚。
時は平安末期。平家の世、盛りに栄えていた京の鞍馬山で育った源氏の遺児・牛若丸。「平家にあらずば人にあらず」の世相を感じつつも、源氏再興の為平泉へと赴き、そして兄・源頼朝とともに平家討伐を行っていく義経。しかし、義経が平家討伐を進めるほどに、兄・頼朝との溝は深まっていく…。源平時代を疾風の如く駆け抜けた天才武将・源義経の生涯を、苛烈に美しく描く一代絵巻!!作者執筆の義経解説コラムも特別収録した、幻想的本格義経漫画の決定版!!
すべては夢幻のごとくなり。平安時代末期。平氏の棟梁・清盛の太政大臣任命を機に、武家から貴族へと勢いを強めはじめる平家。しかし、清盛の台頭を面白く思わない後白河法皇をはじめ、朝廷の院政勢力による反平家の波が起こりはじめる…。平安貴族と武士たちの栄華から滅亡までを描くことで、日本独自の風情をかもしだす、軍記物語の傑作を漫画化。
天はなぜ世界に、この男を与えたのか――!? 遡ること千年の昔。時代は貴族から、武士の世へと変遷をはじめ、混迷を極めていた。だが、その時代、国を、根底から大きく揺るがす一人の“漢”(おとこ)が産声をあげる!!彼の名は“鬼若”(おにわか)。天地人、すべてを射抜く、その瞳が写すのは、安寧の光か、動乱の兆しか。源平合戦の新たな軌跡が、ここに!!
時代はA.D.994、平安京。橘則光は、親の言いつけでお見合いをすることに。気の進まない見合い相手は、なんと貴族の娘とは思えないハチャメチャな暴れっぷりを示す、清原諾子(後の清少納言)だった!諾子の機転と行動力が評価され、宮廷に招かれることとなるが、そこでも諾子は宮中に大混乱を巻き起こす!天才エッセイスト・清少納言をオリジナリティー溢れる解釈で描く入魂作!!
今から千二百二十余年前の遠い昔、讃岐の国に一人の赤子が誕生した。彼の名は、弘法大師空海、幼名、真魚――。中国から真言密教をもたらし、万民の救済に生きた彼の生涯が、今ここに蘇る――!!
鎌倉の兄・頼朝より逃げおおす源九郎 義経と弁慶。二人が山中を放浪する最中、黒蜜と名乗る美しい女が一人棲む家に辿りついた。いつしか九郎と黒蜜は男女の関係に。その黒蜜には恐るべき秘密が隠されていた!! 情念の作家・夢枕獏と鬼才・野口賢が織りなす、有為転変の壮大なる伝奇ロマン、威風堂々スタート。
『瀧夜叉姫 陰陽師絵草子』を読んで居ても立っても居られなくなりこちらの『賀茂保憲』も読みました。読んでみてびっくり全然雰囲気が違う!けどめちゃめちゃ面白い!! 登場人物は安倍晴明、賀茂保憲ら平安時代の大御所メンバー。『瀧夜叉姫』とも共通しますが世界線は別物で独立しています。 『瀧夜叉姫』は本格派のダークファンタジーという感じでしたが、本作はもう少しコメディチック。玉藻の前が疫之狐狗窼(えきのこっくす)に感染して大変なことになったり明らかゴーストライダーの牛車を乗り回したり、ネタの方向性が秀逸。私のイチオシはモスラ回です。 悪ノリしながらも当時の文化事情をしっかり描いて陰陽道をカッコよくやりつつ物語が盛り上がっていくのが心地いいです。 固すぎもせず、ヌルくもないこのバランスが絶妙で「平安時代、マジで楽しそ〜〜〜!」っていう気持ちになります。(こっちの路線の『瀧夜叉姫』も見てみたかったかも…)