時は明治中期。名家・高辻家の令嬢・綾は、兄・正和の強い勧めで、資産家・上地剛と縁組をすることになる。しかしこの婚礼は直前に上地により破談。すべては、自分の姉を死に追いやった正和を陥れるため、復讐の鬼と化した上地の計画だった――!! 上地からの多額の結納金に手をつけ、莫大な借金を背負った正和は、綾に吉原に身を沈めるよう懇願する。兄を救うため、吉原いきを決意する綾だったが、女の生き地獄“吉原”で待ち受けていたのは、想像も絶する規律や仕打ち数々で……!? 人気作家・岡田純子が手がける“吉原”シリーズ最新作、ついに開幕!!
ひかわきょうこ、12年ぶりの完全新作! 次元を超えるスクールファンタジー! 幼馴染みと再会した高校で、不思議な出来事に巻き込まれて…!?
秘密だらけの領地にやってきた少女・シャーロットがいきなり出会ったのは眩いばかりの美しい紳士と淑女。でも、何やらこの二人、誰にも言えぬいろんな秘密を持っていそうで…!? 新人記者・シャーロットのとびっきりの記事を読めばきっとあなたもドキドキとワクワクが止まらない!!! 謎めく英国浪漫、最初に秘密をスクープされるのはいったい誰!!?
犬使いの犬に、のど笛を噛み切られて賞金首・人斬り迅鉄が死んだ。だが、天才蘭学者・平間源吉の手で、半身は機械からなる渡世人・鋼の迅鉄として蘇る。迅鉄の声となるのはしゃべる名刀・鋼丸。仇討ちで命を落とした元武士の魂を宿して、これも源吉により蘇った。源吉の死後、二人はあてどもない旅に出る。
古代ギリシアのガレー船に積まれていた「アンティキティラの機械」。未来を予知したマヤ文明の「チラム・バラムの書」。人智を超えるこれらの古代遺物はいったい何のために、そしてどのように作られたのか? “死後の魂と引き換えに夢を叶える”という謎の男ファウストとの契約により、過去へ飛ばされた者がたどる数奇な運命が、古代遺物に秘められた謎を解き明かす!!
江戸時代の公儀隠密 神保兵衛 一方 警視庁公安 桜田咲人 江戸の町がそっくりそのまま時間を超えてやってきてしまった東京の治安をまもるため 二人はバディを組まされた… 過去の人々と共存する異常な都市が生む犯罪、陰謀に桁外れの捜査官コンビが挑む。誰もみたことない時空ドラマがここに!
▼第1話~第4話 ●主な登場人物/無門(「その腕、絶人の域」と詠われる伊賀最強の忍び)、下山平兵衛(伊賀地侍・下山家の長男。無門に弟を殺される) ●あらすじ/天正4(1576)年、戦国期。小国ながら大名どころか盟主すらいない伊賀国は、66もの地侍の小競り合いが絶えない。そんな地侍のひとつ・下山家の砦に、あるとき別の地侍・百地家の軍勢が攻め込んできた。そして、しばらく互角の戦が続いていたが、百地家のたった1人の忍びによって城門を破られてしまう。下山家の長男・平兵衛は、無駄な戦で血が流されることに、ずっと心を痛めていたが…(第1話)。 ●本巻の特徴/舞台は乱世の小国・伊賀。銭のために平兵衛の弟を斬殺した無門。実の息子を殺されても何も感じない平兵衛の父。“人の心”が欠けたこの国に絶望した平兵衛は…? 今、最も注目される小説家『のぼうの城』の和田竜原作小説を、気鋭の新人・坂ノ睦が完全漫画化した話題作、待望の第1巻! ●その他の登場人物/百地三太夫(伊賀地侍。伊賀のリーダー的存在で、無門の主)、木猿・文吾(無門と同じく百地家に仕える下人たち)、下山甲斐(伊賀地侍。平兵衛の父親。十二家評定衆のひとり)、北畠[織田]信雄(信長の次男。伊勢を治めていた北畠具教の養子だが、義父を暗殺し伊勢を手中にする)、日置大膳(信雄の家臣。信長にして「強弓を操る天下一の武者」と言わしめる)、長野左京亮(信雄の家臣。大膳の親友であり、大太刀使い)、柘植三郎左衛門(信雄の家臣。伊賀者で棒手裏剣を操る)、お国(安芸の侍大将・杉原将監の娘。類い希なる美女)
時は江戸時代。忍者いらずの太平の世に、仕事にあぶれた火種の小助、かんざしお水、お花見風丸らは、口入屋の三太夫の元で「日雇忍群おたすけ組」として持ち込まれる厄介ごとの解決にあたっていた。そんな折、ある仕事で恨みを買ったおたすけ組は般若党・おどりの夢丸につけ狙われ、その件が片付いた後、公儀隠密・捌足半蔵の命で将軍暗殺をもくろむ朧谷三人衆を倒すことになる。二頭身のコミカルキャラが、軽快ながらブラックなギャグバトルを展開する、たがみよしひさ作品の中でも異質な作品。
先祖からの言い伝え、古事(ふること)を未来の人に伝えるという大役を命じられた太安万侶(おおのやすまろ)。記憶のエキスパート稗田阿礼(ひえだのあれ)と共に、壮大な神々の物語を紐解く旅が始まる! 「無」という混沌から、続々と神が現れ、高天原から地上に降り立ったイザナギとイザナミによって始まった国造り。神の歴史はやがて人の歴史へ…。再発見&うんちくの嵐! 「古事記」ってこんなにオモシロかったの!?
時は奈良時代、聖武天皇と光明皇后の間に生まれた娘、阿倍内親王。皇太子だった阿倍の弟は体が弱く、幼くして死んでしまう。藤原氏直系で唯一の内親王となった阿倍は、皇太子として即位する。藤原家の期待を背負い、女の幸せを捨て、阿倍の政治家としての日々がはじまろうとしていた…史上初の女性皇太子となり、二度、天皇として即位した女帝の華麗なる生涯。
徳川幕府が揺らぎはじめ、倒幕派によるテロ暗殺が多発した京の都。それらを取り締まるために募集された浪士隊の精鋭集団。その名は言わずと知れた「新選組」!!人望厚い近藤勇のもとに集まった試衛館の面々と、水戸浪士・芹沢鴨を慕う者たち。京へ向かう途中の本所宿で両派の暗闘の芽はすでに始まっていた!一触即発の場面で芹沢に生イモを突き出し、事態を治めたのは剣客集団の中でも異彩を放つあの男だった。
あふれる人口を抑えるため決闘が合法化され、西部劇の世界と化した日本。混乱をきたした高校に、16歳のスーパー・ガンマン、無頼万次郎が現れた!敵が強ければ強いほど燃え上がる彼は、人呼んで無頼・ザ・キッド。今日も正義の銃が火を噴く、超ド迫力の未来ウェスタン!!
剣の道をとおして、自らの精神に目覚めようと一生努力を怠らなかった宮本武蔵。慶長17年4月の「舟島」での佐々木小次郎との息づまる対決をはじめ、さまざまな兵法者に打ち勝っていった。豊臣勢として戦った関が原の合戦での敗北後、崖下で気絶しているところを沢庵和尚に救われ、「精神」の道へと進んでいく。武蔵の生きざまを描く大河劇画!!
十世紀末、ヴァイキング時代の北欧・ノルウェーでは統一君主ハラルド美髪王の死後、王族による覇権争いが続いていた。ノルウェー東部ヴィーケンの王トリュグヴィは、従兄弟のハラルドとその母グンヒルドによって謀殺され、王妃アストリーズは逃避行の途中で、嫡男オーラブを生んだ。オーラブ3歳の時、アストリーズの兄でロシアのノヴゴロド公国の高官であるシグルズを頼ってバルト海を渡るが、洋上でエストニアの海賊クレルコンに襲われ、母子は別々に奴隷として売られてしまった…!!
1560年・戦国時代、落ち武者狩りをして1人で生きていた少年・旭は、どんな僅かな音でも聞き当てる“耳疾し”の能力を持っていた。旭は、幼少期に最強の軍神・長尾景虎(上杉謙信)に言われた「存分に強くなれ」という言葉を胸に、景虎の忍び「軒猿」となる決意をし…!! 戦国乱世を生きた、誇り高き忍び衆――ここに「軒猿」旭の第一歩が刻まれた!
夜が真に闇だった室町時代。妖魔も恐れる大鬼・ガゴゼは、時の将軍・足利義満の討伐隊により成敗される。力を失い追われる身となったガゴゼが出会うものとは!? 終わりなき長い旅が始まる――!! 本格伝奇ロマン・堂々開幕!!
変幻自在の術を使い、その身に魑魅魍魎の力を宿した人ならざる者、“忍者”…… 厳しい鍛錬の末に、己が魂を込めたただ一つの武具を以て、人を越えた力と技を身につけた者、“侍”…… 忍を狩る侍・虎之介と忍者達の、互いの存続を懸けた闘いの物語が、今幕を開ける――!!!
時は紀元前、中国大陸はついに始皇帝により秦国として統一された。劉邦とその幼馴染である盧綰は、始皇帝に献上される物資を奪って、圧政に苦しむ村々に配り歩いていた。見かねた秦の猛将・董翳は、反逆者を捜し出すため村に火をかけるのだが――!? これは、乱世で自らの信念を貫いて抗う劉邦と盧綰、二人の少年の物語である。
時は大正。名門華族・唐房家三男の慎太郎は事件で死んでしまった使用人と、現当主・毅の間にできた子だった。次期当主に長男の新を爵位させたい母や兄に疎まれていた慎太郎。そんな時、毅が何者かに毒を盛られ、新の行動が過激になっていく。死んだ母の願いと互いに想い合う百合子のために次期当主になる決意を決めた!
幼なじみのはじめと勉強していた女子高生ひさきは今川義元の下にいる占い師に導かれて戦国時代に――。彼女を庇護してくれたのは、京の権力者・三好長慶。長慶を信じられず京の町に逃げたひさきは賊に襲われ…そんな彼女を偶然、助けた織田信長は瀕死の重傷を負う。天下を獲るはずの信長が死にかけて動揺するひさきは長慶に助けを求めた。長慶は信長の首に噛みつき…信長は吸血鬼として生まれ変わったのだった。
亀頭辰之進、加藤京馬、霧島剛介。時は江戸、博多の横道モンと呼ばれるこの三人が、九州を舞台に繰り広げるドタバタ青春活劇!! 筑前藩主・黒田斉清は、武術大会の勝ち残り数名を留学生として長崎へ派遣すると発表。三人も参加するが、横着三金衆と呼ばれる、金倉数馬、金成玉左衛門、金高香の三人に邪魔をされる…。
【eBookJapan限定特典付き】飼い猫の証である鈴を太刀・炬燵にぶら下げ、野良として旅を続けるノラ千代。追いかけてくる過去、鈴に刻まれた家紋、先の大合戦、彼は何故野良となったのか? そして旅の目的とは? 善と悪、不埒な世と心、ノラ千代はすべてを斬り伏せ、己が足で歩み続ける。
日本で最も美しい姫路城の白鷺(はくろ)は、信じていた殿から裏切られ競売にかけられてしまう。 せめてもの復讐に安く買い叩かれてやろうとワザとボロボロになっていたら、価値を証明するためと公衆の面前で辱められることに! 密かに白鷺を愛する江戸城の竹千代は、彼を守るため全財産をもって競売に臨むが、その総額を上回る金額で白鷺を競り落とさんとする男が現れた。その名はドイツの城、ノイス・ヴァン・シュタイン! 「その落札ちょっと待った!」。無理を承知で一旦競りを預けさせろと啖呵を切る竹千代。彼は白鷺の操を守りきることが出来るのか!?
八代将軍吉宗の時代、世界に類を見ないほどの火炎都市となっていた江戸。自らの運命を変えるために武家の境遇を捨てて火消しの世界に飛び込んだ旗本三男の孫一郎がかつての命の恩人のもと、火消しの華を目指す!!
最初は期待していたものの、難解な謎解きが続いたあげく、最後はあっさり終わってしまった。 もっとキャラ同士の人間関係や恋愛模様を見たかったのに残念。 敵が異形じゃなく人間(幽霊)だった方が、話が膨らんだ気がしないでもない。