天下統一を目指す秀吉が、唯一落とせなかった“忍城”。その城を守るのは、智も仁も勇もない、しかし抜群に人気はある“でくのぼう”だった…。話題の戦国エンターテインメント小説を完全コミック化!
愉快!痛快!大娯楽時代劇!!空前絶後の「乙女(ヒロイン)」、颯爽(さっそう)と見参!!粋でいなせな背中が憎い。痛快乙女・おみっちゃん。今日もお嫁に行くために、男達をぶった斬る!
女郎屋の主は俗に、人が持つべき“八つの徳”が無い「忘八(ぼうはち)」と呼ばれた。江戸中期、吉原遊郭に並ぶ程に栄えた色街・深川岡場所に、誰もが見惚れる美貌を持つ、女郎屋の女将がいた。八徳に加え、人の心をも持たぬからと、“忘九”と名乗るその女が、女郎屋『忘九屋』を営む裏の顔は──。肉欲の街に蔓延る悪党外道を、“夜伽”にかけ、悪精を吸い出し、極楽地獄へ誘う、妖艶なる始末人!! 強欲の極悪人を喰らい尽くす!! 大江戸色街、妖美なる女傑懲悪譚!!
昭和30年代、東京――。今と変わらず都心を回っていた山手線。鮮やかなうぐいす色に塗られた、都民移動の大動脈。その駅の一つ一つに、名も無き人々のささやかなドラマが詰まっている…。 電車漫画の名手・池田邦彦が満を持して贈る「山手線の物語」。全29駅、全29話。
「猫好きすぎ若旦那」「手習い女子」「大人の悲恋」「こじらせ系カップル」などなど… 江戸の市井には「人」の数だけ悲喜こもごものドラマがございました。遠い昔の日常にも、たしかにあった喜怒哀楽。そこに生きた人々の物語を活写する短編集でございます! ★珠玉の6編を収録! 「ワカダンナ」「萩の宿」「蛙―かはづ―」「雪」「侠―きゃん―」「ふきちゃん」
▼第1話らんぷの下/▼第2話/だんぶりの家▼第3話/女傑往来▼第4話/すがの幸福▼第5話/ドライフラワー▼第6話/裸のお百▼第7話/寒雷▼第8話/女傑走る ●登場人物/青木繁(明治時代、日本西洋画の黎明期に実在した西洋画家)、柘植(青木繁と美術学校で同期だった若き西洋画家)、すなほ(柘植の恋人で、青木繁の元恋人)〈以上、第1話〉、私(結婚生活が上手くいかず、現実とのギャップに苦しみながらも、女としての自立を目指す女性)、かんな(私の姪で将来を期待される優等生)〈以上、第2話〉。 ●あらすじ/明治42年、日本の西洋画の黎明期。天才画家、青木繁は世間に打って出ようとしていた。一方、その彼に闘志を燃やす若き西洋画家の柘植は、青木の才能を超えたい一心で、激しく自らを駆り立てながら絵を描き続ける日々を送っていた。だが、青木に対して異常なまでのコンプレックスを持つ彼は、献身的に尽くしてくれる恋人すなほのことを、愛しながらも信じられない。というのも、彼女が青木の元恋人だったからだ。そんなある日、柘植はすなほが今も青木の絵を隠し持っていることを知る……(第1話)。▼一人の人間としての自立を目指し、「看護婦人」となった“私”だったが、しかし、職場結婚後、わずか3年でぼろぼろに疲れ果てて、父親の生家へ静養のため戻る。その家で共に暮らすことになった姪のかんなは、成績も良く女学校への進学が期待されていた。かんな自身も秘かに医者になることを夢見ていた。“私”は、彼女を応援したいと考えていたが、その家族は女の医者など必要ないと猛反対しており……(第2話)。
太平洋戦争の末期、戦火にさらされた大阪の町で、すきっ腹をかかえながら好きな漫画の道にうちこむ一人の少年がいた……。表題作「紙の砦」他、巨匠手塚治虫が青春時代の思い出を綴った6編を収録して贈る自伝的作品集!
アンモナイトの最後の生き残りである主人公・アンモ。じぶんたちはなぜ絶滅しなければならなかったのか?時をわたる不思議な力を授かったアンモはその謎を解くために、原始的な生物たちの古生代から恐竜たちの時代、爬虫類たち、哺乳類たち…そして現代に至る5億年の生命史を巡る旅に出た!さまざまな絶滅生物たちとの出会いを経てアンモが見つけた答えとは!?
フランス文学の不朽の名作を世界で初めて漫画化!! 物語が始まった時、私は十五歳半だった―― 1929年、フランス領インドシナ。現地のフランス人女学校に通う貧しい少女は、ある日メコン川のボート乗り場で華僑の青年と出会う。少女は金と快楽のためと割り切って関係を持つが…… 世界を虜にする叙情と官能の作家・高浜寛がフランス文学の“あの名作”を世界で初めて漫画化!! (オールカラー作品)★第21回文化庁メディア芸術祭「優秀賞」受賞第一作 ★「アングレーム国際漫画祭2020」公式招待
▼第1話/サバンナ(第1部・前編)(第1部・後編)(第2部)(第3部・前編)(第3部・中編)(第3部・後編)▼第2話/naaTa(ナータ)▼第3話/ドラ―ある病める少女の夢― ●あらすじ/まだ人間が言葉すら持たなかった原始。密林と砂漠のサバンナを、一人の女がさまよっていた。全ての感情を全身で表し、弱肉強食の世界を生きる女は、2体の泥人形を作りあげる。しかし、女は狩人に槍で刺され殺されてしまい、その血を浴びた泥人形は、二人の嬰児に姿を変える…(第1話・第1部・前編)。●本巻の特徴/太古の昔から果てしなく続く人間の命の営みを、一言のセリフも無しに壮大なスケールで描く表題作「サバンナ」の他、インディオの穀物神話に依拠した「ナータ」、フロイトが1905年に発表した論文『あるヒステリー患者の分析の断片』に想を得た「ドラ」の3編を収録した「神話伝説シリーズ」。その名にふさわしい異色の力作。初出は「サバンナ」1974年12月~1975年7月、「ナータ」1974年10月、「ドラ」1976年7月~8月。●その他のデータ/巻末に四方田犬彦氏のエッセイ「歴史から神話へ」を収録。
旧作のラストに直結する新エピソード開幕! 40年ぶりの新作発表で話題となった『ポーの一族 春の夢』の続刊。旧作のラストエピソード「エディス」で炎にのまれたアランとその後のエドガーそしてバンパネラ一族の運命が紡がれる衝撃の新エピソードです。
リイドカフェ連載中の【奇想ホラー】がついに単行本化。圧縮袋の中の美女。人の上っ面を剥ぐ儀式。美女とスッポンと亀。孤島の蚊と運命の愛。電子書籍版は連載時にカラーだったページをそのままに収録しているほか、電子書籍版のために新たに加筆・修正したページも多数。現実と幻想、不快と爽快の境を彷徨う究極のエクスタシー。
▼第1話/砂の剣▼第2話/砂の落日▼第3話/母について▼第4話/砂の呼声▼第5話/砂の兵士▼第6話/学舎▼第7話/御願さびら●あらすじ/太平洋戦争末期、沖縄の離島、前島に日本国軍の小隊がやってきた。名目は防衛。が、日本兵達は、水源である森の木を切り倒したり、爆弾を使って海の魚を獲ったりして、島を破壊していく。それだけでなく、軍隊がいるということは、敵軍の攻撃目標になるということも意味していた……(第1話)。▼日本の敗戦で幕を閉じた太平洋戦争。沖縄の山を守る日本軍“山の部隊”は降伏を拒否し、敵前逃亡をした日本兵を殺したりと、身内である日本人に当たっていた。「生き残るために戦う」を信条にしていた湧川村長が、山の部隊の説得に行くが……(第2話)。▼乳飲み子と、子供3人をかかえ、防空壕から墓の穴まで、戦火から逃げ続けた一人の母親の物語。命懸けで子供達を守ったこの母こそ、作者比嘉慂の実の母親である(第3話)。●その他の登場キャラクター/海里分校長
障害者福祉、地球環境問題――。不可能を可能にした男たちがいる!!視覚障害者の杖(つえ)、そして良きパートナーとなって欲しい。日本で初めての盲導犬(アイメイト)を作った男の苦闘を描く表題作のほか、沙漠(さばく)緑化に生涯をかけ、地球を救おうとする親子の物語「ひろがれ緑の大地~沙漠緑化に生涯をかけた父子~」を同時収録。『週刊少年マガジン』誌上で大反響の、感動実話ドキュメント・コミック!!!!
日本神話が現代に顕現した表題作「昔話のできるまで」。魔法使いと少年の交流、漫画研究会の過酷な日常、民話に隠された真実と龍の住む町、そして第2次大戦期の戦車戦。バラエティに富み、深い知識に裏付けされた、山田穣、初の短編集。
とんがらし、花言葉、旧友。原田左之助、沖田総司、近藤勇、土方歳三、永倉新八…etc.彼らが見た試衛館・市ヶ谷ーーそして江戸。第59回ちばてつや賞大賞受賞者が描く、新撰組になる前の、まだ何者でもない彼らの物語。
▼第1話/茶箱広重▼第2話/縦走路▼第3話/黒まんとの死▼第4話/俺が愛した女▼第5話/陽炎街▼第6話/ほっぺたの時間▼第7話/水茎 ●あらすじ/安政5年、「東海道五十三次」で有名な浮世絵師・一立斎広重(安藤広重)が亡くなった。後を継ぎ、二代目広重となったのは、弟子の重宣(しげのぶ。本名・鎮平)。広重の名を汚さないよう懸命に努力する重宣だが、先代の妻だったお崑、わずか13歳で政略結婚させられたおかや、弟弟子・寅吉らとの間に生じる複雑な人間関係に翻弄される。やがて寅吉は独立し、実際は三代目であるにもかかわらず「二代目広重」を名乗り、生涯それを通した。一方重宣は世人から「茶箱広重」と呼ばれるようになる…(第1話)。 ●本巻の特徴/残された資料も極めて少ない、「茶箱広重」と呼ばれた幻の浮世絵師・二代目広重。不遇な晩年を送ったが、西欧の印象派の画家たちにも大きな影響を与えた彼の人生を丹念に描いた表題作の他、遭難死した山岳部員の死因を推理する「縦走路」、炭鉱夫と芸者の賭けと愛を描いた「俺が愛した女」、5歳と2歳の男の子兄弟と母親の母子家庭の物語「ほっぺたの時間」、「南総里美八犬伝」で有名な江戸時代の戯作者・滝沢馬琴と、彼を支えた周囲の人々を描いた「水茎」など、力作7編を収録した、寡作で知られる一ノ関圭の中・短編集。▼初出「茶箱広重」81年/「縦走路」77年/「黒まんとの死」76年/「俺が愛した女」76年/「陽炎街」79年/「ほっぺたの時間」86年/「水茎」82年 ●その他のデータ/巻末に浮世絵研究家としても知られる作家・高橋克彦氏によるエッセイ「一読驚嘆」を収録。
時は11世紀、舞台は中国・北宋。宋代最高の詩人にして四大書家のひとりと謳われた蘇東坡(そとうば)は実は革命的な料理家でもあった。今もなお人々に愛される東坡肉(トンポーロー)をはじめ、あまりの美味さで政局さえも動かしたという彼の料理の数々を、軽妙洒脱に物語る! 新視点の歴史グルメ・ロマン! 特別エッセーも収録!!
松本零士による「ザ・コクピット」シリーズの第一弾「晴天365日」など、多数の作家による戦争をテーマにした作品を収録。花輪和一、さそうあきら、三島衛里子らによる描き下ろしマンガも多数。そのほか無着成恭、横尾忠則、片岡義男、モーリー・ロバートソン、いとうせいこうがそれぞれ戦争を語った「わたしの戦後70年談話」も掲載。
戦争になれば人を殺さなければならない。だが軍服を着る前は、彼らも平和な市民の一人だった。国家に命じられた殺人によって負う兵士の心の傷は、いったい誰が背負うのか?ベトナム帰還兵が語る戦争の真実「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」。戦争の記憶を語り継ぐ、徹底取材ドキュメントコミック!週刊少年マガジンに終戦60周年特別企画として掲載され、大反響を呼んだ「東京大空襲~リンゴの歌~」2編を収録。
新選組へ入隊した少年・深草丘十郎は、父の仇を討つべく剣の修行に励む! 謎の少年・鎌切大作、近藤勇、沖田総司、坂本龍馬など剣客たちとの出会いを通じて、少年は成長していく……。独自の解釈で描く、手塚治虫版『新選組』! ほかにシルクロードが舞台の冒険活劇『鉄の道』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『新選組』 MT11『新選組』収録/『鉄の道』 MT74『鉄の道』収録 <初出掲載>『新選組』 少年ブック 1963年1月号~10月号/『鉄の道』 小学六年生~中学生の友一年 1962年1月号~1963年3月号
ベートヴェンにモーツァルトにハイドンにバッハ。ショパンにラヴェルにドビュッシー。歴史に名を残す音楽家たちが勢揃い。生前のエピソードも交え、偉大なる音楽家たちの偏執ぶりとその曲群を愛情たっぷりに描く。ある意味、読めばクラッシック音楽が分かる、お勉強漫画♪
小説のコミカライズは色々あるけど、コミカライズ作者の選びのセンスが面白い。元の小説を読んでいないが内容は面白かった。 紙で読んだがちょっといい紙使っているとのページ数が多いのかちょっと重かった