「萩尾ワールド」の原点がここに!!仲良し双子ルルとミミがコンクール入賞を目指してケーキ作りに挑戦するけれど、それが大騒動の始まりに…!?貴重なデビュー作である表題作を始め、キュートなコメディーから先鋭的SF、サスペンス、そして現代日本を舞台にした日常ドラマまで、どの作品も見逃せない、萩尾世界の「生誕期」を堪能して下さい。
究極の美しさを探究する貪欲若妻、描かれて現実になる理想ガールズ、メイド服を纏う復讐アルバイター!ホラーエンタテインメントの気鋭、三家本礼が贈る、激烈毒婦たちのウルトラスプラッタショー!!
新入りにして無法者・レナ、独裁者・メッサーラ、ケンカ最強・ロック、自由人・フリージィン、ゴスの女王・マリア、ストリップ・バー「ラブメタル」へようこそ!三家本礼が描き出すゾンビ軍団VS5人のストリッパーの戦い!!
歌手エロキュスの躍動する激しい歌声を聞いたマーリー…、その時からマーリーをとりまく運命の糸が微妙に狂い始める。伝説の星“銀の三角”とは…!?時空を超えて、さまようラグトーリンは何者なのか…!?壮大なスケールのSF長編を収録した作品集第10巻。
幼い頃に住んでいたアパートの隣の住人が忘れられないエリ。毎日、部屋の鍵をかけずに出かけていくその隣人は自分に解放区を与えてくれたのだ。少女の遠い憧憬を描いた表題作ほか4編を収録。
森と少女とひとりの男。その事情。――オノ・ナツメ待望の最新作!大人のための優しい寓話。「この森には、子供にしか姿が見えないクマがいる。一日そのクマと過ごして、無事に森を抜けられたら、なりたいものになれる」そんな伝説がある鬱蒼とした森の中に、足を踏み入れた一人の少女。そこで出逢ったのは……。
「最初の出会いが、運命を決めるーー。」 音楽留学から帰国した湊人は大学の旧講義棟で、不思議な魅力のあるピアノの音色に誘われて雪乃と出会う。雪乃と過ごすうちに、湊人はトラウマだった音楽に次第に向き合えるように。季節は巡り、惹かれ合う2人だったが、ある日突然雪乃は湊人の前から姿を消してしまう…。美しい旋律が巡り合わせた、切ないラブストーリー! きっと、もう一度読み返したくなるーー。
アイドルグループの一員“もも”を推してる、あかり。ライブにリリイベにグッズゲットに…と推し活で忙しくも超楽しい毎日! そんなある日、バイト先のレトロな喫茶店で、学校で一番イケメンなのに無愛想な志月くんと一緒に働くことになってしまった。あかりに全然心を開いてくれない姿月くん…。出会いは最悪だったけど、あかりが姿月くんのあるヒミツを知ってから、2人は急接近することになってしまって!? 推しも同担も尊すぎるんですが…! ときめきと胸キュンが止まらない最強の推し活LOVE!! 「なかよし」が推してる期待の新星、キラッキラの記念すべき初コミックス登場です!
手首の骨折を切っ掛けに、デジタル制作への挑戦を決意した、ちょっと変わったマンガ家・川原泉と、有能なパートナーに助けられて順調にデジタル制作をこなしてきた、とても人の好いマンガ家・福田素子。花とゆめ「HMCビッグチャレンジ賞」の同期受賞以来、同じ九州出身として交友を続けてきた二人が初めて行う共同作業★デジタルコミック誌「LoveSilky」掲載→「メロディ」掲載→単行本化という3つの編集部の合同プロジェクトとして連載がスタートしたのは2018年。以来約4年、七転八倒の全8回+描きおろし12Pでついに単行本化を実現!!!「このコミックスが無事発売されたら、私、デジタルでアレの続きを描くんだ」(これ、何かのフラグじゃないよね?)※「アレ」…「これから私は武士になる」のことと思われる。
とにかく「メイドさん」だけを詰め込んだ、漫画6P+イラストのミックス本です。かわいいメイドさん、ほっこりするメイドさん、クールなメイドさんなど様々なメイドさんをお楽しみください。(初出:2020年2月コミティア)
西加奈子原作の注目映画、コミカライズ! 直木賞作家・西加奈子のロングセラー小説「さくら」が北村匠海、小松菜奈、吉沢亮ほか豪華キャストで映画化。そのコミカライズコミックスが刊行です! 著者は「桜井芽衣の作り方」「未成年ごっこ」のフクシマハルカ。ありふれた家族の赤裸々な、きれい事ではない物語をコミックスでもお楽しみください!
映画原作を1冊で読めるスペシャルコミック 実写映画の原作となる、「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」を1冊で楽しめるスペシャルコミックが登場! 11年ぶりに発表された新作番外編「ハミングバード・ラプソディ」も初収録。狂おしいほど切ない、一度だけの恋の物語―― <あらすじ> 流されるような恋愛をしてきた大伴恭一が再会したのは、大学時代の後輩・今ヶ瀬。彼は恭一の抱える秘密を黙っている代わりに、ある条件を出す。この再会が恭一の人生を大きく変えていくことに――!? <収録作品> 「窮鼠はチーズの夢を見る」「俎上の鯉は二度跳ねる」「番外編/ハミングバード・ラプソディ」 ※本作に収録されている「窮鼠~」「俎上~」の内容は、FCαコミックスの改訂版となります。
【Mariaの愛にあふれる2作品を収録!】言いたいことがはっきり言えない性格の友里。席替えをきっかけに友里の苦手なタイプである、結城と三輪の人気者コンビに囲まれてしまって…。『LOVE』/小6のときに自分をいじめていた修平のことがずっと好きだった美歩。高校生になって4年ぶりに再会するも、修平は美歩に全く気付かなかった。『夢中さ君に』
「当時の大きさのまま読みたい」との読者からの要望が高かった、 発売当初の大型版を約40年ぶりに復刻! 高校生で田河水泡へ弟子入りし、 西日本新聞社勤務時代、 そして『サザエさん』誕生…を著者自らが漫画で綴る。
旧作のラストに直結する新エピソード開幕! 40年ぶりの新作発表で話題となった『ポーの一族 春の夢』の続刊。旧作のラストエピソード「エディス」で炎にのまれたアランとその後のエドガーそしてバンパネラ一族の運命が紡がれる衝撃の新エピソードです。
忘れられない人生最高の出会い―― うれしくて胸が高鳴る、男6組12人の物語。塾通いの高校生と夢見るゲイ おっとりとせっかちの男子高生 サラリーマンとハワイの青年 孤独な図書委員と問題児 国語教師と愛犬家のヤンキー アニメ好きの伯父と生意気な甥 大切な人との出会いを通じ心がゆたかに変化していく… “ぼくたち”の希望の物語。※それぞれの出会いのその後を描くエピローグ「AFTER」も収録。※電子版は「旅の思い出イラスト」3枚と「STRANGE」の2人が登場する特典漫画を収録。
【妙に縁があったさおりと坂元クンの修学旅行。そして恋バナ!】気のいいさおりは、高校の修学旅行で班長として大忙し。そんな中、行きの寝台車で軽い男だと噂の坂元クンのマジな横顔を見てしまい、ドキッとする。翌日も旅館で彼と会話が弾み、ますます気になる存在になっていく…。 【同時収録】恋心/せっかく夏だし
願い事の叶う指輪よ。お兄ちゃんに貸してあげる。一年経って夢が叶ったら、お兄ちゃんの一番いらないものをちょうだい――。それは幸運のメビウス・リング。表も裏も同じ面にある奇怪なリング。謎の少女からリングを受け取った星川瞬は、サックス奏者としてスターダムにのし上がって行くが…。『星の瞬き』。少女ホラー作家・杉山祐子が綴る、不思議なショート・ストーリーズ。
高校2年の美園はボーイフレンドの長谷川との初デートで、美青年のようなルックスの流衣子と出会う。長谷川に連れられて行ったファッションショーで、流衣子はモデルとして舞台に立っていた。彼女は兄の友人で、同性のスーザンと付き合っている同性愛者だった。美園は流衣子に興味を持つようになり、流衣子も美園の純粋さに惹かれて行くが…。
主人公・樫山めいは最近何か妙な感覚につきまとわれていた…。そんな時同級生の河端未知子が飛び下り自殺をしてしまう。現場に居合わせためいは、自分を河端未知子だと言い始めて…!?倉多江美が深層心理をテーマにして描いた衝撃の問題作!!
真央子が高校生活の一番はじめに知り合った立花(りっか)は、とびきりの美少女。一方的な思いなのだと、どこかで知りながら、彼女の一挙手一投足に目を奪われ、彼女のことばに心揺らぐのを止められない――。表題作の他、「haRmony」、「子供は泣かない」、「種―シード―」、「DRY ICE」の短編4作を同時収録。夢と挫折、愛と憎しみ、あこがれと幻滅…… 思春期のときめきと、せつなさをあざやかに描き出した吉野朔美の珠玉作品集、第1弾登場!
初担任を持ったばかりの高校教師・今日子。内緒の恋人・同僚の田崎に励まされながら、生徒と対峙する日々の中、男子生徒・桜井の熱い視線を感じ始める今日子だが!? ●収録作品/女教師/秘密の繭/愛撫
大親友の紗也から駿くんが好きだと、交換ノートで打ち明けられた千南。実は千南も駿くんのことが気になっていて…。高校生になった千南たちを描く番外編も収録。【収録作品】大好き!/大好き!~朝の15分~
1980年から1982年にかけて『SFマガジン』にて連載された本作は、萩尾望都SF作品の中でも特に好きであるという声がよく上がる作品です。漫画家でも、よしながふみさんや吟鳥子さんなどがこの作品の素晴らしさを折にふれて称賛しています。 萩尾望都さんは1969年にデビューし、1972年の『ポーの一族』や1974年の『トーマの心臓』で大人気を博し、多くの名作を通して少女マンガというジャンルの可能性を大きく拡張しました。そして、1975年には初のSF長編作である珠玉の名作『11人いる!』を発表。その後もSFジャンルでも『ブラッドベリSF傑作選』や『百億の昼と千億の夜』など原作付きのものや『スター・レッド』など続々と名作を描き続け、作家として円熟味が出てきたころに描かれたのがこの『銀の三角』です。 二億五千万年の周期で一巡するのを一宇宙年とする遠大な世界観の下、1000年以上を生きられる人が存在するようになった宇宙を舞台に繰り広げられる壮大な叙事詩です。読んでいる間は現実から浮遊し、最後のページを読み終えた後も暫し余韻に浸り魂が充足を得ます。 時空間を行き来するストーリーで、登場人物もクローンが登場することで話としてはかなり複雑で難解になっておりSF初心者には少々薦めにくいです。それでも表面をなぞるだけでも楽しむことはできて、しっかりと噛み砕いて味わおうとすればその分の深みを提供してくれる絶妙なバランスを保った作品です。 2000年前後からヴィジュアルノベルのジャンルで隆盛し、その10年後くらいにコンシューマーやアニメなどの世界でも遅れてブームとなったとある構成も、このころから巧みに用いていたことに読み直すと気付かされ改めて敬服します。 登場するガジェットも、今見ると現代にあるタブレットのようなものが使われているなど時代を先取ったものもありつつ、逆にそんな未来にあっても普遍的に残る音楽という文化で人の心が動く部分に感じ入るものがあります。 ラグトーリンの凛とした眼差しの美しさ。 ミューパントーの歌う見開きの神話的な荘厳さ。 表紙や扉絵のカラーイラストの美麗さも含めて、萩尾望都さんの紡ぐ絵の魅力が特に溢れている作品でもあります。 これだけの物語が、たった1冊の中で繰り広げられるという恐るべき密度に戦慄します。 流石に古びている部分もありますが、それでも今読んでもなお美しい言の葉と画力に、そしてその茫漠たる世界観に心酔します。紛れもなく、人類の至宝のひとつです。