森の中に逃げた男の秘密とは…?
森の中にはとある事情から逃げ出した男が住んでいた…。物語の導入はおとぎ話のような世界観なのですが、進んでいくごとに映画のようにかっこいいシーンがたくさんありました。ウィスキーなどの小物遣いも上手いし、ラストがすごくいいので、始まりは好みじゃなくても最後まで読むのをオススメします。オノ・ナツメ先生の絵のタッチはイラストっぽいのに色気があるのが魅力的だと思っていたのですが、多田由美先生との対談で影響を受けたとおっしゃっていて納得したことがありました。
定期的にオノ・ナツメを摂取しないと死ぬ私は今回は少し古いのに手を出しました(読んでなかったので)
単巻できれいにまとまっているというのも好印象。オノ・ナツメは短いのが多いですが、1冊だとリストランテ・パラディーゾとDanzaぐらいしか持ってなかったのでした。
そしてこちらではクマが出てきます。釣られてたまるかという気持ちと共に釣られる喜びもまた楽しめるのがマンガのいいところですね。
最初の2話ぐらいでどういう話なのか理解しきれず、後半の展開で「おおっ」という気持ちになって清々しい気持ちで読了。
オノ・ナツメ最高です。
森と少女とひとりの男。その事情。――オノ・ナツメ待望の最新作!大人のための優しい寓話。「この森には、子供にしか姿が見えないクマがいる。一日そのクマと過ごして、無事に森を抜けられたら、なりたいものになれる」そんな伝説がある鬱蒼とした森の中に、足を踏み入れた一人の少女。そこで出逢ったのは……。
森と少女とひとりの男。その事情。――オノ・ナツメ待望の最新作!大人のための優しい寓話。「この森には、子供にしか姿が見えないクマがいる。一日そのクマと過ごして、無事に森を抜けられたら、なりたいものになれる」そんな伝説がある鬱蒼とした森の中に、足を踏み入れた一人の少女。そこで出逢ったのは……。