水沢めぐみのプロフィール

水沢 めぐみ(みずさわ めぐみ、1963年7月3日 - )は、日本の漫画家。大阪府出身。本名:成瀬(旧姓:加藤)敦子。血液型はA型。主に『りぼん』『Cookie』などの集英社発行の少女漫画誌で活動する。

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空の音色

心が晴れやかに澄み渡る音がする #1巻応援

空の音色 水沢めぐみ
兎来栄寿
兎来栄寿

『姫ちゃんのリボン』で一世を風靡した水沢めぐみさんも、昨年で還暦を迎えられたという事実に隔世の感があります。私が生まれる前からずっとマンガを描き続けられている水沢さんですが、未だに作品には優しさや瑞々しさが溢れており敬服するばかりです。 『空の音色』、どうしたって『空色のメロディ』を思い出さずにはいられないタイトルですが、内容は異なります。 漫画家として10年目を迎えるものの直近はぱっとせず行き詰まりを感じていた主人公・花音(29)。ある日、姉夫婦が事故で他界し5歳の姪・音色を引き取って育てることに。仕事や恋愛も大変な渦中で、さらにまったくの未経験である子育てが加わりてんてこ舞いになる花音の奮闘の日々が描かれていきます。 身内が亡くなったことを悼む暇もなく、忙しない上に神経を使い続けなければならない日々の到来。父と母がなくなったという事実すら受け止めきれていない5歳児との向き合い方の難しさが伝わってきます。 お弁当の中では特にたまごやきが好きだという音色のために、たまごやき入りのお弁当を作って持たせるものの残され続けてしまい、些細なことであると頭では理解しながらも心にダメージを負って荒んでいってしまうさまなどはリアリティがありました。子供に悪気はまったくなくても、削られてしまいますよね。 ただ、そうした辛さや大変さを乗り越えて、道端の何気ない風景をゆっくりと眺めながらふたりが段々と距離を縮め家族となっていく描写の暖かさには心をほぐされます。 彼氏がまたダメな男で無神経に人の心を削ってくるのですが、幸いにして友人には恵まれており多香ちゃんのような子が側にいてくれるのはありがたいことだなぁと思います。 かわいくて読みやすい絵柄と水沢めぐみさんらしいハートフルさは、本作でも十二分に堪能できます。ファンの方はもちろん、そうでない方もここから水沢めぐみさんの世界に入るのも良いでしょう。

あの頃のりぼん作家さんの今の作品をまとめたい!
水沢めぐみ「君の手が紡ぐ」 柊あおい「星屑セレナーデ 星の瞳のシルエット another story」 楠桂「鬼切丸」 吉住渉「キャラメル シナモン ポップコーン」 椎名あゆみ「三日月と流れ星」 あいざわ遥「まんまるポタジェII」 田辺真由美「まゆみ!!2021〜再婚〜」 谷川史子「おひとり様物語 -story of herself-」「はじめてのひと」 藤井みほな「GALS!!」 高須賀由枝「グッドモーニング・キス」 亜月亮「東京都市伝説」「クズ人間、治療します。ー人格整形外科」 森ゆきえ「明日から漫画家めざす!」 種村有菜「31☆アイドリーム」 持田あき「初めて恋をした日に読む話」「ゴールデンラズベリー」
🎀少女漫画誌『りぼん』を語るトピ
水沢めぐみ先生のファンでした。 水沢先生の漫画はとにかく「毒」がないというイメージだったけどいまは大人の女性向け雑誌でも描いてるんですね〜。 気になったので塔子さんには秘密があるっていうのを読んだんですが、主人公はアラサー、アラフォーの女性なんですけどやっぱり「毒」はなかったです。貫いてて素晴らしいと思う一方で、無理して描いてないかな、と余計な心配もしてしまう。

昔の少女漫画 猫のぬいぐるみが話してた

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