5.0
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アナログで描いていたひとがデジタル作画デビューする時のギャップがよく描かれている。
「〇〇するやつ」「△△のマークのやつ」など川原先生のツールに対する捉え方は非常に感覚的で、クリスタを使ったことがある人なら思わず笑ってしまうところもあると思う。福田先生は「原始人」ということばを使ってその隔絶っぷりをイジりながら応援していたが、自分は迫力を感じながら読んでいた。
デジタルツールに親しみがないにもかかわらず、マンガに関わる経験と知識を頼りにすごい勢いで使いこなしていくのが実際の原稿を通して伝わってきたからだ。ギャグっぽく描かれてるが、これは本当にすごいことだと思う。弘法筆を選ばずということわざはいつの時代にも通用するんだなぁ。