※ネタバレを含むクチコミです。
添い寝フレンドなんてものが流行ったりしましたが、この漫画はそれより前でしたから流行を先取りしてましたね。不眠症の女性の為に「添い寝」してくれるサービスと聞くと、お客さんと恋愛関係に発展したりしないの?など疑問に思うことがありますが、大体のことは作中でも触れられていて満足感がありました。現実ではこんなに上手くはいかないだろうけど、添い寝してくれる男の子4人と雇い主の主人公のキャラが魅力的なので細かいことは気にならなかったです。セリフの言葉選びや脇役の使い方がワザとらしくないので男性読者にも人気があるんだろうと思いました。もちろん誰に添い寝してもらいたいかな?と考えながら読むのも楽しいです。ちなみに私はマシュがいいです。
【掲載誌】 週刊少年チャンピオン 2018年No.2+3(2017年12月7日発売)に掲載 【受賞歴】 『嘘ノ視エル瞳』2015年04月期 月例フレッシュまんが賞フレッシュ賞 受賞
週スピに読み切り載ってるのめずらしいな〜と思って読んだけどすごいよかった! 主人公の部屋わかる〜〜〜!すごいリアル!! 連載とか、もっと長いお話も読みたいです(*>▿<*)
怖い話が苦手な人でも読めるように「人間」を「猫」に置き換えて描かれた実話ベースの怪談集。主にTONO先生が友人・知人から聞いた話、又聞きした話で構成されています。 こわーい話でも、猫で描いちゃえば平気でしょう?という訳で、何も怖れる必要はないはずなのですが、結果として語られる話がどれも怖ろしく感じて仕方ありませんでした。 というのも、可愛い猫だろうと何だろうと、どうしたって頭の中で人間に置き換えて想像しちゃうからです。想像次第でどこまでもビビってしまう恐ろしさがある漫画でした。 そもそもですけど、冒頭では怖いの苦手な人のために〜と説明されてたのに、肝心の怖いシーンでは猫じゃなくて人間で描くのは約束が違うじゃないですかッ!
男女問わずストリップを観たことがない人の為の優しい入門書です。 女性作家さんが描かれていているので、同性としてどうしてストリップに興味を持ったかには私も共感しました。男の人は一人が基本かもしれないけど、女だと友達を誘いやすくて観に行くハードルが低いかもしれない。 連載が続いて色んな劇場や踊り子さんのこと詳しく描いてくれたら嬉しいな。
いいんだけど、自分完全に陰の方だったんで読むの辛かったっす 水嶋透ちゃんをヒロインとして描ける人すごすぎる。ほんといたよねああいう子… 陰と陽のあいだには決して壊れることのない高い高い壁があるのだ。それを軽くみている陰キャの多いこと。
原作小説、WEB連載、コミカライズを読んだ本好きファンです。今まで多くのコミカライズを読んできましたが、失望より感動が上回った作品はこの本好きの下剋上が初めてです…! これは私の持論なのですが、いい漫画かどうかの判断基準は、「余計なセリフを用いずに絵だけで情報(感情・時間の経過など)を伝えきっているかどうか」です。 鈴華先生の描く「本好き」コミカライズは、まさにこれに当てはまります。 https://i.imgur.com/Ept4B15.png (「本好きの下剋上」1巻第3話より。マインと姉・トゥーリと幼なじみたちは全員最下層の平民) 原作の小説で地の文として書かれていたことは勿論、触れられていない部分についても、きちんと整合性が取れるように描写されています。 ルッツが「リンシャン」をしたかどうか、言及がなくても髪の毛を見れば一目瞭然ですし、洗礼式でマインの血を採取した神官の手を見ればその人物が誰なのかわかってしまいます…!(たまりませんね) また、コミカライズならではの楽しみといえば、主人公・マインが作った(考案した)品物を、実際に見て楽しむことが出来ることです。 粘土板、パピルス、糸で編んだ花、洗礼式の衣装etc…。 第一部に登場する品々は、どれも貧民・マインとその家族による手作りばかりで、漫画にはそのことを反映し、温かみのある素朴な品として描かれているところが本当に素敵です。 WEBに掲載されている原作は、PDFにして10,708ページと広辞苑約3.5冊分に相当する超長編で、未読の方にはかなり手に取りにくいかと思います。一方、この漫画版は原作の要の部分を抑えて作られており、非常にとっつきやすくなっています。アニメ化に合わせてぜひ読んでみてください! ▼WEB連載「ニコニコ漫画」 http://seiga.nicovideo.jp/comic/18228 http://www.tobooks.jp/booklove/ https://youtu.be/8AUVNYmxJ_c
和泉かねよし先生の新作。 主人公はゲイで、女の子に転がり込まれてのシェアハウス物という、今流行りの設定てんこもり。 一筋縄ではいかないキャラたちが、それぞれの事情(もしくはわがまま)で主人公の部屋に転がり込んでくるという展開が軽妙で面白い。 そのわがままにイラっとさせられながらも、きちんとたしなめるキャラの行動により、主人公にヘイトが溜まらないところはさすがベテランの技術という感じ。
三宮莉子はとても美人な女子高生。校内でもヒエラルキーの頂点にいて、女子の中の人間関係は彼女を中心に組み立てられているといっても過言ではない。 この物語の主人公・森永小枝は彼女の隣の家に住む幼馴染。莉子が引っ越してきてからずっと一緒にいる2人。小枝がカメラ部の活動で遅くなったとしてもわざわざ時間を合わせて一緒に帰ろうとするくらいの"大の仲良し"。 だけど、この物語で小枝に与えられた役割は【モブC】。なぜかというと、莉子にとって小枝の存在は大きな価値のない、幼馴染という名の"付属品"だということを、他ならぬ小枝自身が悟っているから。 この作品はそんな小枝の莉子からの"独立"のための闘いの物語。 最初から一貫してブレることのない莉子、そして対を成すかのように大きく揺れ動く小枝の心。決して最後の1ページまで見逃してはならない。 キーワードは『写真』『岡村靖幸』そして『浅野いにお』。
終盤の「悪いやつがいない」がすごかった
人間の心の奥にある黒い物を試されてて、誰が嘘ついてて誰が本当のこと言ってるのか分からないため皆が悪に見える。 小学校の同窓会で、殺人が起きるなんて驚きですが、首謀のみきおは何が目的でこんな事件を起こしたのか、私はみきおの裏にも操ってる人がいる気がしますが、、まだ2巻なので、謎が多いですね。 私は夜にこの漫画見つけて次の日に読もうと朝一で読みましたが、個人的には朝読むのはおすすめしません。笑
全巻一気読みが楽しかった。最初から最後まで面白かったです。 猪熊夕貴と里見偲は、事件が起こると真っ先に駆けつけて初動捜査を行う刑事=機動捜査隊(略してキソウ)の相棒であり、周囲に内緒で付き合っている。殺した人間の能力は自分のものになると思っているサイコパスな女殺人犯・橘カラに、正義感の強い猪熊が狙われてしまうというストーリー。 あとがきを読むと山崎紗也夏先生が悪女モノを考えていたところに、担当さんの一人が警察側の視点から描いたらどうかと言われたのが「サイレーン」誕生のきっかけになったそうです。第一話から橘カラも登場しますが、最初は猪熊と里見の日常的なやり取りがメインの話も多いです。「結婚したいけどタイミングがな〜」と悩んでる二人を見てるのも楽しいのですが、そうした中でもちゃんと伏線が張られています。もう一人の担当さんがフライデーで事件記事を書いていた方らしく、その関係なのか警察の事情や殺人犯の心理などもすごくリアルです。 ドラマを観た方もたくさんいらっしゃると思いますが、原作マンガもぜひ読んでみて下さい!
田舎の高校で、勉強も部活もそれほど力を入れず、異性にもモテることなく、だらだらと毎日を過ごす。そんな若さの無駄使いこそが最高の贅沢であったことを教えてくれる作品。こんなに美しい最終話はそうそうない。 自分も先輩から洋物のエロ本を継承したことを思い出した。思い出す必要なかったのに。
音楽の表現に「擬音」を使わない事。これがこの作品の最大の特徴である。 擬音による音楽表現は、分かりやすい反面、表現できない事も多い。例えば音色は、伝えたい音を擬音で描いても(ポンとかガーッとか)結局は読者の脳内補完が頼り。正確な伝達とは言えない。また、合奏での、旋律やリズムが絡む感覚は表現しにくい。 『なでしこドレミソラ』では、流水紋で旋律の雰囲気、和柄で和楽器らしさを仄めかすのみ。絵で魅了したら、音は完全に読者の想像に委ねる、割り切りの良さ。しかし流水紋は音楽が流れる時間・空間感覚となり、それを重ねる事で各パートが混ざり合い、響き合う表現となっていて、今までに無い「穏やかな」ゾクゾク感がある。 かつて音楽漫画が発想しなかった「音楽表現」のブレイクスルーを、音楽漫画が好きな方には、ぜひ読んでいただきたい! ♫♫♫♫♫ 物語は、地味な自分を変えたい主人公・美弥を始め、和楽器同好会に集まったメンバー四人の、様々な「ブレイクスルー」の過程が描かれる。分かりやすい子から一見分かりにくい子まで、自分の拗らせを知り、悩み、殻を破って成長する物語は明るく、清々しい。 これは、四人が対等な関係で互いの音を聴き、自分の音を重ねる真の「合奏」を目指す物語。そしてそれは音楽を越えて人間関係でも、自分から動く事と、相手を見る事のどちらも大事だという「個性と調和」の物語になっていく。 少し拗らせていた女子高生達が、真に自立したメンバーの一員として舞台に立つ終幕は、とてつもない歓びに満ちている!
夢枕獏の小説は、漫画化してもあまり売れない…と、昔、知り合いの漫画関係者から聞いたことがある。 いやいやいやいや、岡野玲子との『陰陽師』があるし、谷口ジローとの『神々の山嶺』は名作だし、板垣恵介との『餓狼伝』だって売れたでしょ!…と反論したのだが、先方は「そうなんだけどねえ…」と言葉を濁した。 (ちなみに、この会話は「それに比べると菊地秀行の漫画化は数字的にかなり手堅い」と続いた。その比較について考えるのはとても興味深いのだが、このクチコミと主旨がズレまくるので触れない) 実は彼とは、かつてボクシングについても同じようなやり取りをしたことがある。 ボクシング漫画って売れないんだよねえ…と言われ、いやいやいやいや、『あしたのジョー』や『がんばれ元気』や『はじめの一歩』とか、ド名作があるじゃない!…と反論したのだ。だが彼は「いや、それはそうなんだけどね。でも、漫画家は描きたがるんだけど、かなり実力がある人でも、あまり上手くいかないんだよ」と答えた。 「夢枕獏」や「ボクシング」は、多くの漫画家がそれに魅了され、漫画にしたいと願い、そして実際に挑戦するのだが、作品的にもセールス的にもなかなか送り手が期待するような結果にならない、と言うのだ。 そう考えると、確かに、夢枕の小説が持つ破天荒な面白さを、漫画というフィールドに結実し得た作品というのは、あまり思い浮かばない。 上記三作はそれぞれの漫画家の類い稀な個性によって「面白く」なったのだが、あくまで「例外」ということなのか。 そういう意味では、スティーブン・キングの映画化と近いかもしれない。 (ちなみに、ボクシングについても、「村上もとか『ヘヴィ』や細野不二彦『太郎』といった意欲作が彼らの豊かなキャリアの中でどんな位置か」とか、「明らかにボクシング漫画を指向していたにも関わらず森田まさのり『ろくでなしBLUES』はなぜそのジャンルとして失敗したのか」とか、「車田正美『リングにかけろ』が正統的ボクシング漫画であることを止めてから売れたのはなぜか」とかを考えるのはとても興味深いのだが、これもやはりこのクチコミと主旨がズレまくるので触れない) 前置きが長くなりすぎた。 とにかく、夢枕獏の漫画化は「難しい」のだ。 しかし多くの漫画家や編集者は、この魅力的で危険な「賭け」に、今も挑み続ける。 やまあき道屯『大江戸恐龍伝』は端倪すべからざる作品である。 原作の、江戸期のスター・キャラをズラリ並べて荒唐無稽・縦横無尽に突っ走る面白さに、漫画家は必死に喰らいついている。 構成は少しダイジェスト感があり、いかんせん詰め込みすぎではあるのだが、熱気と主張ある絵柄で美事なコミカライズとなっていると思う。 近年の収穫と呼ぶに相応しい力作だと信じる。
土下座観の違いにより『どげせん』から、RIN先生の『どげせんR』と板垣恵介先生の『謝男』に分裂したとのことだが、実際は作品として世に出す時に要求する水準の違いが原因だったようだ。どっちが面白いかは読者に委ねるということになったが、どっちも割とすぐに終わってしまった。 上から抑えつけるのではなく、ただ下手に出て謝るだけでもなく、「祈り」が込められているところに板垣先生の鋭さがある。もっと読みたかったな。
本誌の連載がついに最終章にとのことで一気読み。時がワープしてるとか気づかなかった! バレーという絶対に勝ち負けがある世界で、足掻く青春っぷりにときめきました。
いま、コミックDAYSでの更新が楽しみになってる漫画筆頭! 路田行(ろた・いこ)先生の漫画は全部面白いんですが、やっときましたよ連載が! 小さい頃に犬を飼っていたOLがある日家に帰ると、窓が割れ不審者が・・!?と思ったら犬!?犬・・人間?犬のふりした男?どうなってるの・・!? と始まるが主人公の女性がわりとネジはずれてるのか子供の頃に飼っていた犬のシロさんと重ねて見て癒やされてあまりの非日常からか受け入れてしまうという狂気っぷりが見逃せない!! 一体なんなんだこの話は! https://comic-days.com/episode/10834108156697557308 家に入ってきた男性は寝ることで、人格が犬と大学生の住田くんを行き来する。 犬のシロさんを受け入れるなら住田くんも受け入れるしかないのか? 近所の人にもバレてしまい!? 毎週見逃せない展開になっていく! 不思議な二重生活! 住田くんは主人公の女性に興味があるが、逆は犬としての住田くん意外は一切興味なし! 1話の冒頭で描かれる1ヶ月後はなんの問題もなく幸せそうに暮らしているのでどうやってそこまでいくのか! これからも楽しみです!! 路田行先生の作品はたくさん読んで欲しいので、公式で読めるものはリンク置いておきます! pixiv:https://www.pixiv.net/member.php?id=22055823 短編や、『ワンコそばにいる』の元になったような話もあります。 読切『透明人間そとに出る (モーニングゼロ2018年3月期佳作)』 http://www.moae.jp/comic/morningzero_toumeiningensotonideru/1 読切『ヤナギダクリーク(第74回ちばてつや賞大賞)』 http://www.moae.jp/comic/chibasho_yanagidacuriiku 読切『察せませんズ(くらげバンチ)』 https://kuragebunch.com/episode/10834108156685018111 読切とはいえ結構描かれてますよねー。 モーニング・ツーで掲載されていた読切『逆のボタンはかけづらい』読めてないので、どうにかして読まなければ!
子どもいらない宣言をしていた人が妊娠した。 子どもがいる楽しい人生、いなくても楽しい人生。どちらにしても夫婦で向きあって決めないといけない事があるけれど、後戻りできない一歩をなかなか踏みだせずにいる主人公。 年齢的なことを考えれば、ある程度の決断や計画は、もう後回しにできない。 夜中のカップラーメン(+ご飯)を愛する夫婦生活に不満はないけれど、夫は子供に関して危機感もなく他人事のよう。 仕事もやり甲斐があって、子供に対して慎重になってしまうのは当たり前の環境だと思う。 だからこそ「一歩ずつ」が大事になってくるような気がする。 子どもが欲しいという明確な希望がなくても、いる人生といない人生を天秤にかけて悩んでいる人は多いと思うので、そういう人たちの背中を押すような話になるのか、ねむようこ先生待望の新連載!続きを楽しみにしています。
『深夜のダメ恋図鑑』の尾崎衣良の短編集。 前半の二つが実はしたたかなパワフルな女性、後半二つが浮気男に翻弄された女性の話。 どれもバッサリと男を切る瞬間があって、やはり爽快。 ただ、「いたい にがい 少しあまい」だけはちょっとテイストが違くて読後感は悪くないけどちょっと暗め。 二つ目の業務上偽装恋愛が一番好きだったかなぁ。あまりのページに描かれているちょっとしたおまけページも含めて面白かった。
表情筋が固すぎて、まわりからは常に距離を置かれ友だちができない不憫な姉弟。ひとりで居るのが寂しいので、お互いに依存してしまい、片方がうまくいきそうでも、ひとりで居る方を放っておけず結局シスコン・ブラコンから抜け出せない。仲いいのはいいことだけど、それじゃあ友達は出来ないね。 表情筋が固いだけで心は明るいのか…?とも思えるんだけど、あまりにこういう生活が続きすぎて心もちょっと捻くれてる感ありますね。笑 救世主、現れてくれ…!!
最近、一色登希彦版「日本沈没」読み直したところ、奥付の制作スタッフや関係者の名前を見て、あらためて制作スタッフの豪華さに驚いた。連載当時は気付かなかったが、並んでいる名前はいまや少なくない漫画通に知られている漫画家が多い。 <制作スタッフ> 高田桂 大瑛ユキオ 朱戸アオ 元町夏央 旭凛太郎 <協力> 鶴田謙二(渡花枝のキャラクターデザイン) 藤田和日郎(居酒屋の看板ロゴ) 庵野秀明(核融合プラントデザイン) 樋口真嗣、スタジオカラー(メカデザイン協力) 協力陣も豪華だ。 藤田和日郎は1話から登場する居酒屋の看板を描いている。 鶴田謙二はこの作品のファンと言うか、単行本の帯などで絶賛していて、最終巻では女性キャラの作画に協力している。 庵野秀明、樋口真嗣など映画人たちは、デザインだけでなく作品後半のスペクタクルシーンの演出に影響を与えていると思われる。(というか庵野映画を観ている気分になる) やはりこの漫画の持つエネルギーは半端でなかった事を再確認した。最終巻は<第一部完>で終わっており、いつか第2部が再開することを願っている。
1980年に週刊少年マガジンで連載していた川三番地のデビュー作。 シンプルな表紙からは想像しにくいけど、読んでみたら色々と意外性あって良かった。 ジャンルとしては当時流行っていたハレンチ漫画にあたるだろうか。 硬派な空手家の主人公が、女子高生から悩殺ポーズ(ロンスカでパンチラ)でからかわれて鼻血を出しまくるという設定。いまどきの漫画と違って変な生々しさがないから、ドキドキはしないが、ある意味ホッとする。 あと、キャラクターの顔の描き分けも出来ていてとても読みやすいし…背景も上手さが際立ってるw 独特の笑顔でギャグをかますスタイルもこの時からすでにあるなと感じる。 展開としてはモブ気味のヒロインが深く関わるようになってから段々面白くなってきて、 なんやかんやで近所の番長や空手家と戦い挑まれて、最終的には男として軟派に生きるか、硬派に生きるかの決断をするというお話でした。
よく引き合いに出されるのは『世にも奇妙な物語』とか『笑ゥせぇるすまん』とか星新一のショートショート、なんだけどこの例え若い人に通じるのか? 1話完結で、毎回違う主人公、徐々に脇役として馴染みのキャラクターが増えていく。基本的には普通で取り立てて特徴のない人か、要領が悪くいじめられがちの人が最終的にうまくいったり、うまくいきそうなところを欲をかいて失敗したり、単に嫌な目にあったりする話が多い。何事もプラスがあればマイナスがあり、利息がついたりもすることもある(作者は元銀行員)。 改めて読み返すと1巻の1話目だけが特殊で、何の仕掛けもなくいきなり植物になってしまう。文学的でいいなと思うんだけど、話を作りにくいのか受け入れられにくいのか、その後は不思議な道具の効果で不思議なことが起こる形式となる。明日から真面目に生きようという気持ちが湧き起こってくる名作。
何歳かわからないけど、余命6ヶ月の翔太くんの回復を祈って作られたお守り入りの人形が、意思を持って翔太くんの元へ向かう、というお話。 途中でねずみに襲われながらも、良い人に拾われてほつれを直してもらったり、少しパワーアップしてもらったり。ピクサーあたりが映画化して欲しいものですね。 もしかしたらしれっと続きが次号に載っているかも笑
笑うの我慢してる女の子はかわいいい!! 交通事故で瀕死のときに悪魔と契約した女の子が今後一生、笑ったら身の回りの人に不幸が訪れるという話。 笑ってはいけない状況こそおかしくなってくるのは年末にやってる「笑ってはいけない~~」でもご存知かと。 可愛い女の子が笑い堪えてて、笑うまいとツンとして、ときめいてニヤけちゃいそうになってラブコメしてるの最高にかわいい! https://comic-days.com/episode/10834108156697555194 作者の赤堀君先生は『ドーナツ父さん』『ぐりこカミングスーン』『ガカバッカ』と登場人物が少しずれててシュールめギャグテイストな設定で描かれてたことが多かったのですが、今作で「絶対に笑ってはいけない」という方向性がついたことで、笑いの伸びしろがグッと伸びたように感じた。なんでもありよりも制限がついたほうが面白いことがある。 笑ってしまったら父がハゲることから始まり、周囲の人物に様々な災いがふりかかっていた。 笑うことを避けるために逆説的に笑いを研究するというのも逆に笑いを呼び込んでる感もいいし、大きな目でツリ目がちにキリッとしてるのめちゃくちゃかわいい。 主人公がいる場所にはいつも悪魔がついてきてるのもかわいい。 災いの種類が地味に嫌でめちゃくちゃ大きな不幸ってほどじゃないのもかわいい。 ほんとに素晴らしくいやらしくなくかわいさに溢れている漫画だと思う。 名前も草原ニコって!草生えまくりじゃないですか!「w」いいなあ。 それにしても、笑っちゃいけないっていうのにこの子の笑顔を見たくなってしまう・・! 最近、漫画家さんが単行本発売時によくやるツイッターに1話目載せる手法やったらめちゃくちゃバズりそうな気がする! たくさんの人に読んでほしいなあ。
かなりゆるゆるの女子校での日常。 こんな、女子校があったら楽しそう! 私も女子校だったけど、かなり厳しい校則があって全然楽しめなかった。 そしてこんなふわふわ浮遊感の先生がいたら本当に幸せ。 毎日、楽しみに学校に通えそう♬ 星先生は、見た目は、ひょうひょうとしているのに心の中は、いつも波立っててギャップが面白い。 女子高生の個性も光る。 漫画家志望の子にも、毎日星先生の観察日記を書いている子にも、授業中寝ている子にも星先生は独自の感覚で接していて読んでいて優しい気持ちになる。 学校で秘密で犬飼っちゃてて、その犬の登場シーン斬新! 是非、読むべし!!
三重さんが可愛い、それに尽きます。 小村君が良いヤツじゃなったら、どうすんだ? と心配になります。 心の汚れ切った大人には眩しすぎる二人です。 さっさと爆発しろ!
絵の美しさに圧倒されました…キラキラした光の表現が忘れられないほどきれいです。 アンドロイドの心のありかについて描かれる漫画は多いですが、愛は目に見えるものではないし、口から出てくる言葉が真実とも限らない。それは人間もアンドロイドも同じである、という意味では、人間が真でアンドロイドが偽ともいい切れない、という話だったように受け取りました。 これはぜひ連載化して欲しい。ロビィが恋愛アンドロイドとして成長していく姿がみたいです!
ちょっと最後、なんかの広告みたいになっていたけど笑 作者と後の妻が結婚するのに、ヤンマガの賞金20万円が大きく関係していたとは。単純にいい話だなと思いました。 しかし、そうか、ガロって原稿料ないんだな…アックスはちゃんとあったんだろうか?
2巻で終わりなのか。もっと読みたかった! パン屋さんって職業は小さい頃憧れたな。 この漫画に出てくるパンも美味しそうだし、パン屋さんの中での恋愛模様も素敵でした。 こんな恋愛も若かりし頃、憧れたような。。 北くんの不器用な感じに美々子が包まれる大きな大きな安心感。 いい関係の二人だなぁ。 とにかくほっこり。癒された。
さすが村上たかし、こういう話ずるいのに描ききりますね…。 ロボットは心をもつ持たない論は度々やってる気がしますが傍にいる人間、そして話を読んでいる自分ら人間が一番心揺さぶられます。 特にピノが物理攻撃されて泣いてるわけじゃないのに目からオイル流してるのがずるいです。ずるい演出です…。
わたしは「少女マンガ」を読まないのですが、単純に 作者さんの名前「おむ・ザ・ライス」というワードに興味を引かれて手に取りました。 「ザ」ですよ!「The」! Omu 「the」 rice! 正直、トライガンのGUNG-HO-GUNS以外で聞いたことないですよ! ドミニク・ザ・サイクロプス グレイ・ザ・ナインライブズ オム・ザ・ライス ザジ・ザ・ビースト ニコラス・ザ・パニッシャー ほら!違和感ない! そんな、導入で手に取りましたが、少女マンガというカテゴリに収めておくには勿体無い作品です。 運命の赤い糸が見える主人公「藤(27)」と彼が密かに好いている大学の同期「ゆか(26)」 自分たちの赤い糸が繋がっていない事を知りながら、もがき苦しむ主人公 運命に抗う系が好きな男子にもめっちゃ刺さります 1話1話の締めのコマも話を濃縮したような良いコマで「くぅー!」とさせてくれます。 そんな物語が大きな動きを見せないわけがなく、5話で雰囲気が変わります。 6話目がちょっと読むのにひと呼吸いるぐらいドキドキしました。 こんな感情を味わったのは シグルイ の伊良子VS虎眼先生 以来かもしれません。 もうコレは見届けるしか無い!藤くんガンバレ! 男子も是非読んでくれ!
シリーズ続編?すっごい面白い。舞台は2175年。 1話目は無脳症の赤ちゃんに、AI脳を移植するかどうか悩む夫婦の話。 すみません、自分AIの遺電子シリーズ読んだことないんですけど、Blue Ageから読み始めても大丈夫ですかね。世界観ていっしょですか?
ヤンジャンは暗いイメージの作品が多い中、爽快系でおもしろかった。 話の展開がよくて、内容がすごくわかりやすかったです。 ゆる~い場面と迫力の場面、感動の場面と緩急があり中々読みごたえもありました。 読み切りではありましたが連載もできそうな内容でしたので連載を期待したいです!
※ネタバレを含むクチコミです。