「俺はマンガ家になる」と、40歳で会社を辞め、夢を追いかける生活に入った男・大黒シズオ。父親からは顔を見るたびに説教され、幼なじみからは本気で心配され、17歳の娘に温かく見守られながら、マンガ執筆とバイトとサッカーゲームの日々。そんなある日、バイト先のハンバーガー屋にちょっとした問題児が入って…。齢41歳、子持ちにして、突然漫画家を目指し始めた大黒シズオ。こんなおっさんアリですか、ナシですか?とりあえず、こんなおっさんにも人生はアリ、ます。
赤髪の白雪姫
生まれつき赤い林檎の様な美しい髪の白雪。その珍しい髪色を悪名高いラジ王子に気に入られ困った白雪は国を出ることに――!! 隣国の森で出会い力を貸してくれた少年・ゼンとは一体…!? サマーラブ読切「八月の四季彩」も収録。
すみれの花咲く頃
青春漫画の名手・松本剛の傑作たちが、電子で甦る!宝塚歌劇の舞台に立つことを夢見る18歳の少女・遠藤君子は、宝塚音楽学校受験のラストチャンスにかけレッスンに励むが、ふとしたきっかけから君子が宝塚を目指していることがクラスメイトの高井達に発覚。級友達とのささやかな衝突と和解、高井との初恋未満の交流を経て、君子は受験会場へ向かう――。ドラマ化もされた表題作を含む、切ない思い出が鮮やかに甦る珠玉の短編集!
累
映画化で大きな話題を呼んだ怪談の古典的名作が、現代に鮮烈に蘇る!和製恐怖の白眉、三遊亭円朝「真景累ヶ淵」を、圧倒的画力を誇る絵師、完全漫画化!日本文学史上最高最悪の惨劇が今、血にまみれた幕を開ける!
オトメン(乙男)
剣道部主将・正宗飛鳥には秘密があった。それは乙女的趣味・思考、特技を持つ乙女チック男子=オトメン(乙男)であること!心に住まう優しき乙女を隠して男らしさを追求する飛鳥だが…!?
わざぼー
月刊コロコロコミック増刊号『コロコロイチバン!』で連載されている人気漫画『わざぼー』の1巻目。『でんぢゃらすじーさん』でギャグ旋風を巻き起こした曽山先生が、新境地を見せるアクションアドベンチャーの傑作。
こばと。
小鳩が「行きたい所」へ向かう第一歩は、傷ついた心を集める『ビン』をもらうための常識テスト!?みんなを癒すため小鳩はがんばるのです!
マッチョテイスト
失恋をきっかけにマッチョになった室戸灯は女性専用アパートを買い取り大家になった。反発しながらも灯の強さに心惹かれていく住人たち。それぞれが抱える悩みに灯が出すマッチョ的回答とは!?都会に生きるマッチョたちの物語がいま、始まる!!
ジャバウォッキー
ありえない面白さの饗宴。ありえない雄(オトコ)と雌(オンナ)の共演!ダ・ヴィンチ・コードmeetsジュラシック・パーク!?ボーイmeetsガール!?「絶滅」を乗り切った直立恐竜と「絶望」を乗り越えた女刺客。異色タッグが19世紀末を駆ける、コミック・ノワール開幕!!!
侵略!イカ娘
海を汚す人類どもを懲らしめようと、海の底から恐ろしい侵略者がやって来た!!その名は……イカ娘!?地上侵略の足がかりにすべく、手始めに「海の家れもん」を占拠しようとするが……!?
シバトラ
ストリートにうずまく「ココロの叫び」を聞け。少年係刑事・タケトラ出動!――見た目が“中坊”な巡査・柴田竹虎(=タケトラ)は、少年係刑事を熱望するアツい男。ある日、ミステリアスな万引き少女を狙う「殺意」に気づいてしまったタケトラは、彼女の闇を救うべく走り出していくのだが……!『サイコメトラーEIJI』『クニミツの政(まつり)』の最強タッグ=安童夕馬・朝基まさし最新作!!
ゆうやみ特攻隊
姉の仇は極悪霊!?最愛の姉を目の前で悪霊に殺された翔平(しょうへい)は、復讐を誓い心霊探偵部の扉を叩いた。拝金主義の花岡(はなおか)隊長のパシリ兼霊感犬2号の栄誉あるエサ係という屈辱に耐え、ヘタレ翔平の仇討ちへの長く険しい道のりが始まる。押切蓮介、会心の肉弾ホラーギャグ!!!!!!!!
この本読むと謎に元気が出る。 中年のおっさんが、急にサラリーマン辞めて一念発起して漫画家になろうとする話。 突拍子もない展開だが、プロの漫画家にすんなりなれるわけもなく、当然父親にブチぎれられたり、世間とか社会の厳しさとか、そういうのが普通にやってくる。 バイトで糊口をしのぐのだけど、バイト先でも年下にからかわれたり(例えば店長と呼ばれる。ポジションではなく年齢的な意味で)、バイト先のメンバーと合コン行っても合コン相手にディスられる。 逆に、娘だったり、友人だったり、元会社の後輩だったり、応援してくれる人もいる。 人間同士のつながりみたいなのが色濃く出て、主人公を小馬鹿にする人と、そうじゃない人の対比が良い。 最初のうちは、何の根拠のない自信をもっている主人公を薄目でみているんだけど、抜けているけど味のある人間味にだんだん応援したくなってくるから不思議。 周囲の人間に恵まれてて、これはこれで楽しそうとか思ってしまう。 ダメでもいいじゃない、人間だもの、みたいなフレーズが浮かぶ。 俺はまだ本気出してない と思いながら、その可能性の中で生きていくのも、ある意味幸せなのかもなぁ。