藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編
もう一つのライフワークSF短編の決定版! 児童誌を基盤に活躍していた藤子・F・不二雄が1969年に初めて青年向け漫画誌『ビッグコミック』に発表した「ミノタウロスの皿」。その記念碑的名作を筆頭に、「劇画オバQ」、「ノスタル爺」、「やすらぎの館」など、ビッグコミック連載作品の前半17作を発表順に収録(解説/鏡明)。
もう一つのライフワークSF短編の決定版! 児童誌を基盤に活躍していた藤子・F・不二雄が1969年に初めて青年向け漫画誌『ビッグコミック』に発表した「ミノタウロスの皿」。その記念碑的名作を筆頭に、「劇画オバQ」、「ノスタル爺」、「やすらぎの館」など、ビッグコミック連載作品の前半17作を発表順に収録(解説/鏡明)。
スコシ・フシギな藤子まんがの醍醐味! これぞ、藤子まんがの真骨頂ともいうべき、スコシ・フシギでスゴ~ク・オモシロイ「少年SF」短編です。1975年から1979年に『週刊少年サンデー』『増刊少年サンデー』に不定期読み切りで掲載された9作品を収録。大人から子どもまで、あらゆる年代にまんがのおもしろさを改めて訴えかけるような傑作ぞろい!!! これまでのコミックスではモノクロになっていた掲載時のカラーページが、そのままカラーで収録されているところにも、ご注目ください。
舞台は人里離れた山奥の、開業間近のリゾートホテル。突然外界から完全に遮断された環境におかれてしまった、ひとクセもふたクセもある連中が繰り広げる、奇妙な共同生活。予測不能の展開がエスカレートしていく!
男は車を走らせていた。行く手をさえぎる障害物を避けようともせずに、ただひたすら前に進み続ける……。彼はプリンス。プリンスは姫を探していた。まだ見ぬ姫との愛に生きるため、あらゆる障害を打破し、異世界へと飛びこみ、彼はひたすらに姫を求めて突き進む!!──本当の「愛の力」が描かれた一冊。クライマックスは超必見です!!
西村ツチカが描く摩訶不思議な作品集第3弾 イラスト、装画など多ジャンルでも活躍、うっとりする線と独特の構図で多くの漫画愛好家を惹きつける西村ツチカ作品。3冊目となる短編集を、『北極百貨店のコンシェルジュさん』第1集と同時に刊行します。卒業後の母校をふと訪れる男子を描く新作読切『アイスバーン』、厄介男子とスーパー美少女が袖振り合う『P対NP問題』、月刊誌「ヒバナ」で掲載した読切『ゲームくん』、夜中の少女の部屋を幻想的に描く『ココット物語』など、本人の意欲作を計8作品収録! 前作『さよーならみなさん』から4年ぶりとなる新刊はA5判サイズ(148ミリx210ミリ)で登場、摩訶不思議な世界をちょっと大きめの判型で楽しめます。新しい世代の「マンガ」のそよ風を感じる1冊です。
お客様は全て動物。謎の百貨店ストーリー! 鬼才、西村ツチカの描く最新作は、動物がいっぱい登場する王道のファンタジーです! 舞台は来るお客様が全て動物という謎の百貨店。ヒロインは新人コンシェルジュとして働く秋乃さん(人間の女の子)、彼女の前には毎回、「絶滅種」の動物のお客様が現れます。長年連れ添う妻を喜ばせたい金持ちのワライフクロウ、久々に会う父への贈り物をさがす女優のウミベミンク、美しい彼女への求婚にひるむ若者のニホンオオカミ… そして秋乃さんの周りには神出鬼没のフロアマネージャー、温かく見守る上司や、きびきびとした態度の先輩、斜に構えた謎の同僚など個性豊かなキャストが揃います。可愛い動物のお客様たちの悩みが一生懸命なヒロインの頑張りと機転で解決される とにかく無敵に良いマンガです。
▼第1話/ノウハウ ▼第2話/赤山家庭事情 ▼第3話/王国再建 ▼第4話/更年期だ赤山 ▼第5話/タイムサービスだ赤山 ▼第6話/警視庁・秋の祭典 ▼第7話/赤山米騒動 ▼第8話/死のフチ・前編 ▼第9話/死のフチ・後編 ▼第10話/刑事犬(デカけん) ▼第11話/至近家族 ▼第12話/万引きランナー ▼第13話/テレパシー ▼第14話/刑事として ▼第15話/刑事、藤峰子 ▼第16話/赤山家庭事情II ▼第17話/刑事(デカ)適性テスト ▼第18話/上京物語 ▼第19話/赤山と水 ▼第20話/黒川弱る ▼第21話/2階同士 ▼第22話/コソ泥志願 ▼第23話/赤山家庭事情III ▼第24話/ホルモンの挑戦 ▼第25話/続・ホルモンの挑戦 ▼第26話/赤山VS宇野宙太 ▼第27話/藤、人を捜している ▼第28話/はたらくあかやま ▼第29話/落谷刑事 ▼第30話/団地24時 ▼第31話/古いモノ ▼第32話/ムボー君 ▼第33話/ムボー君II ▼第34話/藤、人を捜し当てる ▼第35話/過原(すぎはら)・前編 ▼第36話/過原・後編 ▼第37話/ムボー君VS宇野宙太 ▼第38話/ムボー君マジックショー ▼第39話/ムボー君マジックショーII ▼第40話/雨の日 ▼第41話/血だらけ ▼第42話/過原、考えが渦巻く ▼第43話/過原と赤山 ▼第44話/休日 ▼第45話/赤山、捕まる ▼第46話/黒川と間田(はざまだ) ▼第47話/再会 ▼第48話/ホルモンの歯 ▼第49話/マカナイの傘 ▼最終話/走れ赤山 ▼(被)警察24時+ ▼その後のホルモン ▼凶器カタログ’04 ▼高速扉道路 ▼けむたいあんた ▼ファンシー住宅●主な登場人物/赤川(ベテラン刑事。バツイチ)、黒川(若手刑事。素直)、藤蜂子(女刑事。多感)、ホルモン(刑事犬。鼻炎)●本巻の特徴/街の治安を守るハズの刑事たちが引き起こす、余計な事件! 小田扉独特のテンポで、個性派刑事たちが暴走、そして脱線する、脱力刑事ギャグ!!
昔々、隣り合う仲の悪い国がありました。毎日毎日、つまらないことでいがみ合い、とうとう犬のうんこの片づけの件で戦争になってしまい慌てて仲裁に入った神様は2つの国の族長に言いました。A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやりB国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい――― そんな中、A国の姫・サーラはB国の青年と偶然出会い…!? 「町でうわさの天狗の子」の岩本ナオが292Pのボリュームで贈る、おとぎ嫁婿ものがたり。
老いを生き、描く76歳作家の「純」漫画! 舞台は高度経済成長期に建てられた団地。現在そこにはひとり身の老人たちがいつか訪れる孤独死、「ぼっち死」を待ちながら猫たちと暮らしている。そんな彼女らが明日迎える現実は、どんな物語なのか――― 自らも団地に暮らす76歳の著者が描く、私たち全員の未来にして、圧倒的現在。『夕暮れへ』にて日本漫画家協会賞優秀賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門収集賞を受賞した齋藤なずな、渾身の最新作。
「人はまだ どこかで起きている」静かな夜を旅するような、青が沁みるSFファンタジーコミックある宇宙、人は「トビアスの木」の毒によって「覚めない眠り」につきはじめていた。そして、ほとんどの住民が眠ってしまった星は「まどろみの星」と呼ばれた。これは、「まどろみの星」を訪ね、残された文化を記録・保存する、プラネタリウム・ゴースト・トラベル社(通称PGT社) 星旅人・登録ナンバー303の物語。訪れた星々でPGT社で、303が交流する人やモノ、出会いと別れ、そして「トビアスの木」と自身の謎……。単行本化にあたり「episode.04 まどろみホテル」は、WEB連載時から大幅に加筆修正を行いボリュームアップしました。パイ コミックスWEB連載初の単行本にして、好評既刊本『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』のシリーズ作品となるコミック『星旅少年』 第1巻にご期待ください!『星旅少年』 第2巻は2022年9月発売予定です。※電子版限定特典付き 描きおろし漫画1ページ カバーイラスト ノートリミングVer.episode.01 星を旅するepisode.02 シガリスepisode.03 夜天図書館episode.04 まどろみホテルepisode.05 アビス城跡特典 描きおろし漫画1ページ カバーイラスト ノートリミングVer.著者:坂月さかな著者プロフィール:イラストレーター・漫画家。「ある宇宙の旅の記憶」をテーマに、孤独で静謐な世界を優しい筆致で描く。『令和元年のゲーム・キッズ』(星海社)装画、『水の聖歌隊』(書肆侃侃房)装画、『少女終末旅行 公式アンソロジーコミック 2』(KADOKAWA)寄稿。2021年4月商業初作品集『坂月さかな作品集 プラネタリウム・ゴースト・トラベル』(パイ インターナショナル)を刊行。Twitter:@sakatsuki_fish Instagram:sakanasakatsuki
終末SF漫画の先駆的傑作! 滅亡の危機に瀕した人類と、謎の生命体“ワーストマン”との三世代にわたる長き戦いを描いた伝説のSF漫画が、これまで未収録のページなども収めた《完全版》で再び甦る!◆「週刊少年ジャンプ」で1970年3月9日号から1971年8月16日号にかけて連載されたSF漫画『ワースト』。著者の小室孝太郎は手塚治虫のアシスタント出身で、1960年代後半にデビュー。常に時代の先を行く先駆的なテーマと世界観で数々の意欲作を発表した著者の代表作が、この『ワースト』です。今日で言う「ゾンビ物」の概念がまだ定着していなかった時期に、いち早くその題材に取り組んだ予見的な作品で、主人公が交代しながら三世代にわたって物語が進むという大胆な構成で描かれました。そのストーリー展開のスリルと斬新さは、執筆からもうじき50年が経とうとしているとは信じられないほどです。この知る人ぞ知る傑作を、装い新たな完全版でお送りします。 ▼あらすじ地球全土に長い雨が降り続いた。本能で危機を察知して町から姿を消した動物たちのほか、この雨が人類滅亡の兆しであることに気づいた者は少なかった。その数少ない予見者の一人、通称<カミソリの鋭二>は、雨を逃れて地下の倉庫に身を隠す。やがてもう一人の人間が鋭二のもとへやってくるが、「雨だ… 悪魔の雨…」と謎の言葉を残して男は死んだ。予感通り何か異変が起こったことを知った鋭二は倉庫から出ようとするが、そのとき、死んだはずの男がゆっくりと立ち上がって鋭二の後を追い始めた。その顔は奇妙なひび割れで覆われていた。街中を逃げ回る鋭二が目にしたのは、生きた人間を捕らえて喰らう、ひび割れた顔の亡者の群れだった。この怪物たちに取り囲まれた鋭二の窮地を救ったのは、まだ年端もゆかぬ少年<バンソウコウの卓>だった。銃で撃っても死なないばかりか、爆散しても再生する怪物たちを相手に苦戦する鋭二と卓の元に、米軍からの脱走兵ハリーが3人目の仲間として合流する。そのハリーの口から、衝撃の事実が語られた。今や世界中が同じように怪物に襲われ、地球全土が地獄と化しているというのだ。「あの怪物は地球の最悪(ワースト)! 破滅への使者だ ワーストマンだ!!」3人は霞が関ビルに立てこもって「ワーストマン対策本部」を設置し、東京中から他の生き残りを探し集めつつ、ワーストマンの侵略に備える。こうして、人類の存続を賭けたワーストマンとの長い戦いが始まった…!
謎と不思議に満ちた場所。しかし何処よりも平和な地――。「そうだ、江豆町へ行こう。」小田扉が初めて挑んだ渾身の不条理SFギャグ長編作。「クイック・ジャパン」で2年間連載され、各方面から多くの反響・支持を得た「ブリトビラロマンSF」が新エピソードを加えて登場。前人未到の摩訶不思議ワールド!!
余命幾許もない少年と人造遺伝子人間の少女の人生最後の日々を綴った不朽の名作漫画の愛蔵版。著者ロングインタビュー等も収録。
▼第1話~第4話/天使の噛み傷(1~4) ▼第5話/かさぶた ▼第6話/99夏あたし15歳 ▼第7話/さよなら奇跡 ▼第8話/はるの/よるの/ようだ ●あらすじ/ある暑い日のキャンパス。黒板の文字を書き写す苦痛に耐えかねていた飯田は、思いがけず近くに座る牛島から「ノートなら、あたしが全部とっといてあげる」と声をかけられた。テスト前だけノート目当ての友達が寄ってくる… そんな彼女の立場を知った飯田は、親切心から二人で分担して写そうと提案する。それを聞いた牛島は「頼みもしないのにフェラチオしてくれる女てのは、このテの女なのよね」とつぶやいて…(第1話)。 ●本巻の特徴/普通の大学生・飯田が、自称“フェラチオ無宿”の牛島さんと一夜を共にする連作読み切り「天使の噛み傷」や、デビュー作「はるの/よるの/ようだ」など、珠玉の短編5編を収録!!
主人公・高見武晴は、「金アレルギー」を患った為に銀行をクビになり、東北地方にある「かむろば村」へ移住してきた。彼はこの寒村で495人目の住人として、農業をやりながら金を一切使わないで生きていこうと決めた。だがその村は、●自他共に認める「神」の老人 ●子供ながら超常的な力を秘めるその孫 ●異常に世話好きな村長 ●この上なくゲスなヤクザ者 ●病的な嘘つき女子高生 などなど、不思議な現象と濃い住民たちが集まった異世界のようであった。高見は持ち前の無鉄砲さと酒乱の癖のため、散々周囲に迷惑をかけながら生きていくが……
「おお…、太陽を中心に、ひときわ輝く星々が見える! 太陽とは太陽神の子であり、輝く星々は幾人かの勇者たちである。そして彼らは、やがて大平原の王者 となるであろう!!」――部族の呪術師による予言のとおり、混沌の原始大陸に降臨した太陽神の子・ボボは、デカ、チビ、ムササビ、ケモノ、ヨガ、コチョウ、地ネズミ、ホテイといったフリークアウトな勇者たちと共に、幻のユート ピアを求めて旅立つのだった…。壮大なスケールで描かれた「太陽伝」は、日野日出志が挑んだ初の長編作品であり、氏の《死生観》や《宗教観》が最も色濃く出た異色の立国物語である!!
初出『漫画エロトピア』 (発行:ベストセラーズKK) 、1975年 (昭和50年) 1月2日号~12月18日号掲載。 岡崎英生・上村一夫の問題作にして代表作がここに復活。1980年 (昭和55年) に一度、けいせい出版によって全3巻として単行本化されて以来の復刻となります。 雑誌掲載時には2色刷りで掲載されていた部分における色調の変化等、かつての単行本では割愛され、よって画面に本来の深みが失われていた箇所も原稿に残された指示を元に、モノクロの誌面ではありますが、でき得る限り再現し、またトリミングされていた一部の箇所を復元・完全収録とした初の刊行となります。 巻末には原作者・岡崎英生氏による回想「『悪の華』のころ」、劇画研究家・森田敏也氏による「解題」を収録し、時代の空気や背景をも封入した、価値ある一冊と自信を持ってお奨めできる内容です。