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主人公・高見武晴は、「金アレルギー」を患った為に銀行をクビになり、東北地方にある「かむろば村」へ移住してきた。彼はこの寒村で495人目の住人として、農業をやりながら金を一切使わないで生きていこうと決めた。だがその村は、●自他共に認める「神」の老人 ●子供ながら超常的な力を秘めるその孫 ●異常に世話好きな村長 ●この上なくゲスなヤクザ者 ●病的な嘘つき女子高生 などなど、不思議な現象と濃い住民たちが集まった異世界のようであった。高見は持ち前の無鉄砲さと酒乱の癖のため、散々周囲に迷惑をかけながら生きていくが……
主人公・高見は金アレルギーである。そして酒乱である。さらに「ほでなす」(考えなし)である。金を使えないこの男が、生きるために移住してきたのは「かむろば村」。生きるのがなかなか難しいこの男も、村の温かい一面に触れて徐々にそこでの生活になじんでいくのだが、この村には温かくて明るい面と同時に真っ黒で凶暴な顔もあった。病的な嘘つき女子高生に翻弄される高見の明日はどっちだ?
主人公・高見は金アレルギーのために金が使えず、しかも間が悪くて、後先考えずに行動する「ほでなす」でもあり、挙げ句の果てに酒乱である。だがそんな厄介者の彼も、この村ではそれなりに許容されて生きている。だが、そんな彼と村を襲うのは、日本の田舎に特有の問題に加え、あの世話好きの村長の知られざる過去から来た亡霊たち…… ついに村長の過去が明らかに!?
かむろば村を合併すべく、隣の青石市の市会議員が暗躍。村に対して様々な嫌がらせを仕掛けてくる。また、なぜかその議員の運転手に収まった村長の宿敵・多治見は、村長夫人の亜希子に横恋慕し、ストーカーじみた接近を繰り返す。そんな中、主人公・高見は村への恩返しのためある決意を固める。東北にいち早く注目し、その土地としての包容力と、厳しい現実の中で生きる人々の悲喜劇を描いた不思議な傑作がついに完結!!