西村ツチカが描く摩訶不思議な作品集第3弾 イラスト、装画など多ジャンルでも活躍、うっとりする線と独特の構図で多くの漫画愛好家を惹きつける西村ツチカ作品。3冊目となる短編集を、『北極百貨店のコンシェルジュさん』第1集と同時に刊行します。卒業後の母校をふと訪れる男子を描く新作読切『アイスバーン』、厄介男子とスーパー美少女が袖振り合う『P対NP問題』、月刊誌「ヒバナ」で掲載した読切『ゲームくん』、夜中の少女の部屋を幻想的に描く『ココット物語』など、本人の意欲作を計8作品収録! 前作『さよーならみなさん』から4年ぶりとなる新刊はA5判サイズ(148ミリx210ミリ)で登場、摩訶不思議な世界をちょっと大きめの判型で楽しめます。新しい世代の「マンガ」のそよ風を感じる1冊です。
西村ツチカが描く摩訶不思議な作品集第3弾 イラスト、装画など多ジャンルでも活躍、うっとりする線と独特の構図で多くの漫画愛好家を惹きつける西村ツチカ作品。3冊目となる短編集を、『北極百貨店のコンシェルジュさん』第1集と同時に刊行します。卒業後の母校をふと訪れる男子を描く新作読切『アイスバーン』、厄介男子とスーパー美少女が袖振り合う『P対NP問題』、月刊誌「ヒバナ」で掲載した読切『ゲームくん』、夜中の少女の部屋を幻想的に描く『ココット物語』など、本人の意欲作を計8作品収録! 前作『さよーならみなさん』から4年ぶりとなる新刊はA5判サイズ(148ミリx210ミリ)で登場、摩訶不思議な世界をちょっと大きめの判型で楽しめます。新しい世代の「マンガ」のそよ風を感じる1冊です。
俵 万智 「小蟹さんの澄んだ心の目。そのまなざしを借りて私たちは、忘れそうなほど小さくて、でもとても大切な何かを見つめなおす。たしかに降ってきたけれど、とっておけない雪のように。」 雪のように静か。冬の朝のように新鮮。自分の気持ちに触れることができるのは、こんな時かもしれない。[収録作品] ●「うみべのストーブ」 運命のように出会ったえっちゃんとスミオにも、ある日訪れた別れ。傷心のスミオを海に連れ出したのは、隣で彼を見守り続けていたストーブだった…。「ふたりが…お互いに、好きだったこと 私はちゃんと覚えてる 何度だって思い出すよ」 連載時のカラーを再現し、2色刷で収録。●「雪子の夏」 トラックドライバーの千夏が雪の日に出会った、雪女の雪子。夏のあいだは消えてしまうという雪子に夏を見せてあげたい。忘れられない夏の物語。「誰もあたしのことを 思い出してくれなくなったら こんなぼんやりしたまま 永遠に消えちゃうの?」 ●「きみが透明になる前に」 ある日事故で透明になってしまった夫。彼の姿が見えないことにほっとしている自分はもう、彼を愛していないのだろうか…。見えないものに触れる、夫婦の絆のかたち。「ねえ泉 ありがとう 僕を見つけてくれて」 ●「雪を抱く」 パートナーとの間の妊娠を知り、複雑な気持ちの若葉。大雪で家に帰れなくなったある日、偶然出会ったコウコと朝までの時間を過ごす。女性の身体をめぐる物語。「わたしの身体が わたしひとりだけのものだったことなど 一度でもあっただろうか」 ●「海の底から」 仕事で忙しい毎日を送る深谷桃は、かつてのように小説を書くことができない。いまの自分はまるで海の底から上を見上げているようで…。創作に向き合うことができないでいる生活者の苦悩の物語。「悔しい 書かなくても幸せでいられるのが」 ●「雪の街」 はなれていた親友の突然の死をきっかけに訪れた、昔住んでいた町。思い出のファミレスで出会った森田という男と、死んでしまったスーちゃんのことを思い出しながら、雪道を歩いていく。夜の黒さと雪の白さは、彼らの弔いを静かに描き出す。「鈴木さんがどこかで 元気でいてくれるといいなって ずっと思ってました」 ●「たいせつなしごと」 単調な仕事に明け暮れる毎日のなかで、いつのまにか自分の心は動かなくなっていた。いつかどこかのゲートが開いて、別の世界へ行けたなら…。暮らしのなかにある光を見つける小さな物語。
前代未聞の漫画ここにあり!2年の沈黙を破って、九井諒子ワールドの幕がふたたび開く。竜と人、人魚と野球少年、神様と小学生――それぞれの絆を題材とした過去の6作品に加え、全38ページの新作描き下ろし作品を収録。笑いあり、涙あり、きっとあなたが忘れていた、親と子の絆を思い出す7つ物語。収録作品:『竜の小塔』『人魚禁漁区』『わたしのかみさま』『狼は嘘をつかない』『金なし白祿』『子がかわいいと竜は鳴く』『犬谷家の人々』
滅多にお目にかかれない漫画家・小池桂一!! その破格のビジュアルセンスは世界に轟いている!! 彼の珠玉の短編集、新たに未掲載原稿も追加し、ついに発売!!
帯コメントで、石黒正数先生に“絶対に敵に回したくない天才”と、江口寿史先生に“嫉妬に目がくらむ”と書かせる存在、西村ツチカの短編集。 絵柄やカラーセンス、効果、画面構成まで唯一無二の表現なのは一目瞭然ですが、話によって表現方法を自由自在に変えられるのも西村氏の特徴であり、それを楽しめるのは短編集ならでは。 もしかすると、万が一にでも、表紙の雰囲気だけでとっつきにくさを感じている人もいるかもしれない。 実際、読みにくさは全くなく、漫画のことが好きな人が描いた漫画だなぁ、と感じます。同時に、こんなのを描けるなんてすごいなぁ、いいなぁ、ずるいなぁ…とまさかの江口寿史先生と同じ感情が生まれる。 自分が“漫画好き”だという自覚があるなら絶対に読むべき。