「星旅少年」の坂月さかなが憧れの作家・芦奈野ひとしと対談、旅と風景を大切に描く2人の共通点とは? - コミックナタリー 特集・インタビュー
natalie.mu
新鋭・坂月さかなによる単行本「星旅少年」1巻が発売された。物語の舞台は、人間が“トビアスの木”の毒によって“覚めない眠り”につき始め、人々がトビアスの木と共存しながら穏やかに暮らすようになったとある宇宙。住民の多くが眠ってしまった星は“まどろみの星”と呼ばれ、まどろみの星を訪ねて残された文化を記憶・保存する星旅人の視点から、人や物との出会いと別れが描かれる。パイインターナショナルの展開するアートレーベル・PIEComicArtが、新たに立ち上げたマンガレーベル・パイコミックスにてWeb連載中だ。
ふわふわとした浮遊感漂う作品。 PGT社の星旅人登録ナンバー303が、『まどろみの星』(住民のほとんどが眠った星)の文化保尊任務を行うために、宇宙空間を移動して、色んな星でなくなってしまったものを記憶、保存していく。 それぞれの場所で、出会った人々の残してほしいものを聞いたり、亡くなった人の記憶が宿るトビアスの木の赤い実に情報をもらったりしながら仕事をこなしていく。 赤い実は、毒があってそこに住んでいる人々はあまり近づかないけど、303は、その毒に対して無反応な体を持っている。 きっと、何かまだ明かされていない謎が潜んでいるはず。 私が、いいなぁと思ったのは、書いた文字が1時間後にキラキラ光る砂になるペン。文字は、全部消えてしまうけど、それを思い出として取っておくことができる。 1巻読了