【1月13日放送】松本大洋「ピンポン」から卓球の深淵に迫る「ぼくらはマンガで強くなった」

1月13日(金)午後11時より、 NHK BS1にて「ぼくらはマンガで強くなった『2.74メートルの大宇宙“ピンポン”』」が放送される。

「ぼくらはマンガで強くなった」は、スポーツマンガに影響を受けたアスリートが登場し、そのスポーツの魅力と、マンガ制作の秘密に迫るドキュメンタリー。これまで、「柔道部物語」(柔道)、「ガンバ!Fly high」(体操)、「ハイキュー!!」(バレーボール)などを取り上げてきた。

今回は、卓球の魅力にいち早くスポットライトを当てた松本大洋のマンガ「ピンポン」をきっかけに、卓球の奥深い世界に迫る。作品に強く共感した松平健太選手、モデルになった元五輪代表・松下浩二の証言を紹介するほか、創作の秘密を作者・松本大洋が描き下ろしイラストで表現。卓球ファンと「ピンポン」ファン、どちらにも見逃せない内容となっている。

【放送情報】

ぼくらはマンガで強くなった「2.74メートルの大宇宙“ピンポン”」

2017年1月13日(金) NHK BS1●後11:00〜11:50

出演:松下浩二 松平健太 堀靖樹 曽利文彦 今枝一郎 木造勇人,

語り:内山昂輝

声:片山福十郎 咲野俊介 木村昴

NHKオンライン 僕らはマンガで強くなった

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話題に出た作品のクチコミ

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名無し
2019/07/14
愛してやまない佐久間
僕は高校生入学直後に『ピンポン』を読んで、すぐさま卓球部に入りました。「読めば卓球をプレイしたくなる」というタイプの物語ではないのですが、この作品の圧倒的な画力と悲哀に突き動かされて思わず入部してしまったのです。主人公のひとり、月本と同じ 粒高のラバーまで用意したのに、中学生に負けてしまったのもいい思い出です…。  そういえば、『ピンポン』が『マインド・ゲーム』『ケモノヅメ』の湯浅監督によってアニメ化されます。『ピンポン』も湯浅監督作品もファンである私ですは大変期待しておるわけです。基本的には、漫画のアニメ化には期待をもたないようにしているのですが、今回ばかりはワケが違う。PVを見ただけでも大興奮でございます。  『ピンポン』という作品を、一言でいえば、キラ星のような天才と、天才を妬み、憧れる人びとの物語です。このキラ星のような天才が主人公である星野(ペコ)。卓球に絶対の自信を持つペコは、友人である月本(スマイル)の才能の開花を目の当たりにし、卓球から逃げてしまいます。けれど、逃げても苛立ちはつのるばかり。また一から卓球を志しスマイルが待ち望むヒーローとして復活するという、英雄復活の物語がメインストーリー。  私は、月本とペコ、二人の対照的な天才を見守る、普通の人びとに強い愛着を感じます。  上海ジュニアから脱落して卓球後進国・日本にこなければいけないことを呪う孔文革(チャイナ)。インターハイ二年連覇をしながらも、周囲の期待や、同じレベルで競えない同輩に苛立ちをもち、月本の才能を求める風間(ドラゴン)。若いころに怪我で引退した卓球選手で、月本に執着する老顧問・小泉(バタフライジョー)。  どこか影をもち、自分を変えてくれるヒーローを待ち望んでいる登場人物の中でもとくに僕が愛してやまないのが佐久間(アクマ)。ペコとスマイルの幼なじみの彼には卓球のセンスはありません。しかし、不断の努力でインターハイチャンピオンの風間と海王学園に入学し、レギュラーをつかみます。不器用な努力を重ね、星野を降すまで成長しますが、それでも尊敬する風間はスマイルにしか興味をもちません。佐久間は禁じられている対外試合を月本に挑むのですが……。月本にボロ負けした佐久間は叫びます「どうしてお前なんだよっ!? 一体どうしてっ!! 俺は努力したよっ!! おまえの10倍、いや100倍 1000倍」。それに対して月本はポツリと一言「それはアクマに卓球の才能がないからだよ。」  佐久間は卓球を捨てます。そして、道を諦めた後にも人生は続くことを佐久間は登場人物の誰よりも早く知ります。そんな彼だからこそ、卓球から逃げた星野の復活を促すシーン、大きなプレッシャーから試合前にトイレにこもる風間と話すシーンは本作でも屈指の輝きを放つのです。何度読んでも感動が止まらない。アニメを見る前にまずは漫画を!