あらすじ
隣のクラスの加瀬(かせ)さんは、陸上部のエースで美人の女の子。内気な緑化委員の山田(やまだ)は、彼女が世話しているアサガオの前で加瀬さんに声を掛けられて!?ピュア百合アンソロジー「ひらり、」から生まれたコミックス第1弾。「未満れんあい」「ツインバード」の高嶋ひろみ先生が描く、ピュアピュアでドキドキのGIRL’SLOVEストーリー!
百合モノは特に好きでも嫌いでもなく雑食派のつもりでしたが、この作品はかなり好みでした。
とにかくキャラがピュアかわいい。
けっこう序盤から両片想いと分かる描かれ方をしているため、安心しながら二人の無自覚いちゃらぶを楽しめます。
そしてラストには少女漫画的お約束シーンがあるわけですが、丁寧に積み重ねられたエピソードのおかげで違和感なく素直に「よかったねー!」と喜べちゃいました。
とにかくほのぼのした優しい世界観なので、万人に受け入れられる作品ではないかと。
普段あまりこの手の漫画を読んでいない人への、入門書としてもオススメできそうです。
たたみ
あらすじ
高校2年生の古井亜美は他界した父が遺した借金のために、母と弟と一緒にボロい一軒家で貧乏暮らし。テレビもパソコンもケータイも持ってないけど、節約と貰い物と自作アイテムを駆使して毎日を楽しく生きてます。自由に使えるお金は無いけど、きっと明日も元気に笑って過ごせます。この手と頭と前向きな気持ちがあれば! 「中流」と「最貧困」の間に居ながらも、みんなと一緒に青春を謳歌する貧乏女子高生の日常物語、第1巻!!
あらすじ
▼第1話/砂の剣▼第2話/砂の落日▼第3話/母について▼第4話/砂の呼声▼第5話/砂の兵士▼第6話/学舎▼第7話/御願さびら●あらすじ/太平洋戦争末期、沖縄の離島、前島に日本国軍の小隊がやってきた。名目は防衛。が、日本兵達は、水源である森の木を切り倒したり、爆弾を使って海の魚を獲ったりして、島を破壊していく。それだけでなく、軍隊がいるということは、敵軍の攻撃目標になるということも意味していた……(第1話)。▼日本の敗戦で幕を閉じた太平洋戦争。沖縄の山を守る日本軍“山の部隊”は降伏を拒否し、敵前逃亡をした日本兵を殺したりと、身内である日本人に当たっていた。「生き残るために戦う」を信条にしていた湧川村長が、山の部隊の説得に行くが……(第2話)。▼乳飲み子と、子供3人をかかえ、防空壕から墓の穴まで、戦火から逃げ続けた一人の母親の物語。命懸けで子供達を守ったこの母こそ、作者比嘉慂の実の母親である(第3話)。●その他の登場キャラクター/海里分校長
あらすじ
沖縄の離島で母親と幸せに暮らしていた少年・有末静(セイ)。母親は静が目立つことを恐れていたが、幸せな生活を送っていた。だがある日、その平穏は突然破られた!謎の男たちに母親を殺され、拉致された静。彼を突然襲った悲劇の裏には、彼の天才的な頭脳と身体能力を実現する「遺伝子」をめぐる謎と争いがあった!果たして静にはどのような秘密が…!?
あらすじ
アメリカ占領下の沖縄。闘牛に熱を上げる父、夢のない日々を送る息子。ある日、母は米軍トラックにひき殺されてしまう。必死に米軍の責任を追求する息子は、沖縄の過去と現在に激しい怒りをおぼえてゆく。他短編「冥土からの招待」「うじ虫の歌」収録。
あらすじ
就職活動に失敗した六郎は、母の故郷・沖縄に旅行に行くことに。その途中、ひょんなことから沖縄の小さな新聞社「はいさい新聞」でバイトをすることになり…。個性豊かなキャラクター達が知られざる沖縄をご紹介…!
あらすじ
魂(マブイ)還る島、沖縄(ウチナー)。――過酷(かこく)な戦局に揺さぶられながらも、独特の死生観や古来伝わる風習を慈(いつく)しんできた、沖縄の人々。活写される彼らの「生と死」、そして哀しみと深い感動に満ちた短編集!!「風葬」:興味本位から“風葬と洗骨”を取材した女性作家。やがて号泣した理由とは!?/「ジュリ馬」:貧しさゆえに「ジュリ(=遊女)」となった少女の、擬似家族との出会い。/「方言札」:“標準語”を強制された人々の苦悩。ほか、「仁政(じんせい)叔父さん」を収録。