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アメリカ占領下の沖縄。闘牛に熱を上げる父、夢のない日々を送る息子。ある日、母は米軍トラックにひき殺されてしまう。必死に米軍の責任を追求する息子は、沖縄の過去と現在に激しい怒りをおぼえてゆく。他短編「冥土からの招待」「うじ虫の歌」収録。
アメリカ占領下の沖縄。闘牛に熱を上げる父、夢のない日々を送る息子。ある日、母は米軍トラックにひき殺されてしまう。必死に米軍の責任を追求する息子は、沖縄の過去と現在に激しい怒りをおぼえてゆく。他短編「冥土からの招待」「うじ虫の歌」収録。
戦争になれば人を殺さなければならない。だが軍服を着る前は、彼らも平和な市民の一人だった。国家に命じられた殺人によって負う兵士の心の傷は、いったい誰が背負うのか?ベトナム帰還兵が語る戦争の真実「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」。戦争の記憶を語り継ぐ、徹底取材ドキュメントコミック!週刊少年マガジンに終戦60周年特別企画として掲載され、大反響を呼んだ「東京大空襲~リンゴの歌~」2編を収録。
原子爆弾の炎は、鈴子のささやかな幸福を一瞬で焼き尽くした。自暴自棄に陥っていた鈴子に、再び生きる勇気を与えたものは……!?「ヒロシマの証言者」。敗色濃厚の現状打破のため、起死回生の特攻作戦が開始された。その名も人間魚雷“回天(かいてん)”!数奇なる運命に翻弄され、3度の回天搭乗から生還した横田は、いったい何を思うのか……!?「出口のない海」の2編を収録した戦争ドキュメントシリーズ!
日本返還前の沖縄を舞台にしたある悲劇。米軍に対する親子の心情を通して、沖縄に存在する基地・米兵の問題を描いているのですが、とても40年以上も前の話とは思えず、現在でもありそうな内容です。確かに米軍の沖縄住民に対する意識は変わってきているのでしょう。しかしながら現在でもそれらの問題はあって、そんなニュースを耳にするにつけて思うことと同じものを、漫画からも感じてしまうのです。この理不尽さに逆らうことはできないのかと。米軍がらみのイザコザがあると、なぜ沖縄の人たちは、ああも被害者意識を持って敵意をむき出しにするのか。今でも薄れる事のないアメリカに対するアレルギーの理由が、この短編からは伝わってきます。ほか「冥土からの招待」「うじ虫の歌」というインパクトのあるタイトルの作品も収録。同様に沖縄と反戦をテーマにした話ですが、こちらは必ずしも反米だけではない視点で描かれているのが興味深いです。