あらすじかつて喪(うしな)った最愛の人の面影と、思い出を共有するもう一人の最愛の人――。25歳になったナッキーの恋には、ビターな想いもいっぱいで……。修学旅行中のバス事故により左腕が不自由になったナッキーは、成功率70%という大手術を決断する。緊張の立ちこめる病室に、かつて遭難死した沖田そっくりの男・鹿野(しかの)が、求婚のためにやってきた!時を同じくして、青春を共有してきた岩崎も訪問してきて……。
ナッキーこと、北城尚子はスーパーが付く程素敵な女の子だった。何をやらせても天下一品、彼女にかかると全てが皆がハッピーになる、そんなナッキーが教師として帰って来てくれた。懐かしくて手に取った、そのとたんに彼女の世界に引き込まれた。25歳になっても相変わらず元気でタフでカッコいい。新しい学校でいきなり問題の有るクラスの担任になり、生徒からの風当たりは強いけれど、ナッキーにはそんな事大して問題ではないはず。彼女の人を区別しないところが本当に素敵だと思う。こんな先生が私にも居たら良かった、ナッキーの生徒になれた子達が羨ましい。とにかく彼女のやる事、言う事は気持ちが良い。前作を読んでいる人は勿論、読んでいなくても皆ナッキーのファンになってしまうと思う。1人でも多くの人に読んで欲しい作品。