あらすじナッキーは、「大人を信じない」生徒たちの冷酷さに心を痛めながらも、御園(みその)中学2年3組の建て直しのために奔走する毎日を送っている。そんなある日、教員室へ1本の電話が。ナッキーの生徒が万引きで補導された。警察で生徒の保護者を待つ彼女の元へ訪れたのは、なんと、死んだはずの沖田成利(おきたなるとし)そっくりの男性だった!青春時代の熱情と、生徒たちの心の叫びに動揺するナッキーは……!?
ナッキーこと、北城尚子はスーパーが付く程素敵な女の子だった。何をやらせても天下一品、彼女にかかると全てが皆がハッピーになる、そんなナッキーが教師として帰って来てくれた。懐かしくて手に取った、そのとたんに彼女の世界に引き込まれた。25歳になっても相変わらず元気でタフでカッコいい。新しい学校でいきなり問題の有るクラスの担任になり、生徒からの風当たりは強いけれど、ナッキーにはそんな事大して問題ではないはず。彼女の人を区別しないところが本当に素敵だと思う。こんな先生が私にも居たら良かった、ナッキーの生徒になれた子達が羨ましい。とにかく彼女のやる事、言う事は気持ちが良い。前作を読んでいる人は勿論、読んでいなくても皆ナッキーのファンになってしまうと思う。1人でも多くの人に読んで欲しい作品。