あらすじナッキーの確固たる信念が揺らぐ瞬間(とき)!!3年生も最後の3学期となり、残すは高校受験と卒業式のみ。珠里亜(じゅりあ)の遺した想いを胸に、前に進むことを決めた3年3組。しかしナッキーには、教師人生を絶たれる非情宣告が待っていた。輪をかけるように悪たれ団の旧友との絆も危うくなり……。己がいま立たされている状況を思い知ったナッキーが自らの意思で選んだ“道”とは――!?
ナッキーこと、北城尚子はスーパーが付く程素敵な女の子だった。何をやらせても天下一品、彼女にかかると全てが皆がハッピーになる、そんなナッキーが教師として帰って来てくれた。懐かしくて手に取った、そのとたんに彼女の世界に引き込まれた。25歳になっても相変わらず元気でタフでカッコいい。新しい学校でいきなり問題の有るクラスの担任になり、生徒からの風当たりは強いけれど、ナッキーにはそんな事大して問題ではないはず。彼女の人を区別しないところが本当に素敵だと思う。こんな先生が私にも居たら良かった、ナッキーの生徒になれた子達が羨ましい。とにかく彼女のやる事、言う事は気持ちが良い。前作を読んでいる人は勿論、読んでいなくても皆ナッキーのファンになってしまうと思う。1人でも多くの人に読んで欲しい作品。