あらすじ死の直前に恋人である青木(あおき)と再会し、笑顔でこの世を去った珠里亜(じゅりあ)――。通夜で叫び、泣き、怒り、悲しみ、真正面からぶつかり合う15歳同士の本音。悲しみに暮れる青木のもとに向かったトビオは、青木が知らない真実を語る。自分が不在だった日本で起こった全てを悟った青木が見せた強い覚悟とは――。珠里亜の遺した想いを受け継いだナッキーは、彼らをどう導くのか……!?
ナッキーこと、北城尚子はスーパーが付く程素敵な女の子だった。何をやらせても天下一品、彼女にかかると全てが皆がハッピーになる、そんなナッキーが教師として帰って来てくれた。懐かしくて手に取った、そのとたんに彼女の世界に引き込まれた。25歳になっても相変わらず元気でタフでカッコいい。新しい学校でいきなり問題の有るクラスの担任になり、生徒からの風当たりは強いけれど、ナッキーにはそんな事大して問題ではないはず。彼女の人を区別しないところが本当に素敵だと思う。こんな先生が私にも居たら良かった、ナッキーの生徒になれた子達が羨ましい。とにかく彼女のやる事、言う事は気持ちが良い。前作を読んでいる人は勿論、読んでいなくても皆ナッキーのファンになってしまうと思う。1人でも多くの人に読んで欲しい作品。