あらすじ担任への道を閉ざされたナッキーは、校長へ驚愕の決意を提出し、長年確執があった両親へも衝撃宣言、そしてあるお願い事をする。しかし、進むべき道のため一人きりで着々と準備を進めていたナッキーの“卒業”の意味を理解する存在が一人だけいた――。そして、ついにやってきた第43回御園(みその)中学卒業式当日。共に過ごした生徒たちと集大成の“最後の日”が始まる!
ナッキーこと、北城尚子はスーパーが付く程素敵な女の子だった。何をやらせても天下一品、彼女にかかると全てが皆がハッピーになる、そんなナッキーが教師として帰って来てくれた。懐かしくて手に取った、そのとたんに彼女の世界に引き込まれた。25歳になっても相変わらず元気でタフでカッコいい。新しい学校でいきなり問題の有るクラスの担任になり、生徒からの風当たりは強いけれど、ナッキーにはそんな事大して問題ではないはず。彼女の人を区別しないところが本当に素敵だと思う。こんな先生が私にも居たら良かった、ナッキーの生徒になれた子達が羨ましい。とにかく彼女のやる事、言う事は気持ちが良い。前作を読んでいる人は勿論、読んでいなくても皆ナッキーのファンになってしまうと思う。1人でも多くの人に読んで欲しい作品。