あらすじ愛する妻と可愛い娘・綾(あや)に囲まれ、のどかな春の朝を過ごす岩(がん)さんこと岩田実(いわた・みのる)。綾を幼稚園へと送った岩さんは、綾は同じクラスの慎太郎(しんたろう)が好きだと知って、ふたりの結婚問題に頭を悩ませる。そして幼稚園から帰ろうとした綾は、誘拐される慎太郎を目撃し、果敢にも慎太郎を救おうとするが、犯人に捕まってしまう。身代金を要求された慎太郎の両親は警察に連絡し、その誘拐事件を知った岩田の元に、妻から綾が帰ってこないという電話が……!?
しょっちゅう意見は対立するものの、互いを認め合っている父・勘太郎と息子の文吾。そして個性豊かな下ノ町警察署の面々。そこには泣ける人情話もありクスリと笑える楽屋落ちもある。一話完結で読みやすく、恋も友情も出会いも別れもあって、どんな年代でも楽しめるはず。現存するカラーページをすべて復刻版したもので、またそのカラー原稿の美しいこと。こんなもん見せられたらやっぱり復活させてくれた人々に感謝ですよねえ。