あらすじ行方不明になった老婦人・栗本タキ(くりもと・たき)の捜索を命じられた柴田文吾(しばた・ぶんご)とタレさん。老人ホームが隣接する栗本家に行くと、タキの息子である政雄(まさお)は母親は見つかったと告げて、文吾たちは門前払いにされる。その様子に何か隠していると感じた文吾たちは、老人ホームのお年寄りたちから話を聞くことに。するとお年寄りのひとりから、タキが行方不明になる直前にヤクザっぽい男と話しているのを見たという証言が……!?
しょっちゅう意見は対立するものの、互いを認め合っている父・勘太郎と息子の文吾。そして個性豊かな下ノ町警察署の面々。そこには泣ける人情話もありクスリと笑える楽屋落ちもある。一話完結で読みやすく、恋も友情も出会いも別れもあって、どんな年代でも楽しめるはず。現存するカラーページをすべて復刻版したもので、またそのカラー原稿の美しいこと。こんなもん見せられたらやっぱり復活させてくれた人々に感謝ですよねえ。