あらすじクインゾルマが復活して、世界中に出現した“木の根”。無差別に生き物を取り込んでは、新たな魔物を生み出すその“根”は、アリアハンにも甚大な被害をもたらしていた。かけつけたアロス達を最初に待ち受けていたのは、復活した新生・獣王グノンが率いる四天王!! かつて勇者を見捨てたという過去を悔いていたアリアハンの民も、アロス達を懸命に援助する。戦況の変化を受け、ベゼルは雷の神器・シュライをジパングのイサリへ届けにいくが、炎の神器・オウエンを納めたイサリのダメージが大きすぎ……。新たなアリアハンの戦いは始まったばかり!! 導かれし者達の物語、第二十五幕───。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。