あらすじ潮の神器を狙ってジパングの神座に攻め入ったハロルド。果敢に立ち向かうも、瀕死となって倒れたイサリの前に現れたのは、賢王として覚醒したベゼルだった! ファン爺とヤオは、取り込まれた異世界で神鳥ラーミアと出会い、そこがラーミアの卵の中の世界であることを知る。一方、ファン爺を捜しに向かったリーは、バハラタの地で強力な魔物が“何か”を守っていることに感づく。雷の力を手にしたアニスは、修業の仕上げとして、ラダトーム城へと攻め込む──! 導かれし者達の物語、第二十一幕─────。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。