あらすじ蜃気楼の塔へとやってきたポロン、レーベン、ベゼル達。塔の中で異空間の迷宮へと迷い込んだレーベンとベゼルは、賢王となるための試練を課せられることになる。はたして、無事新たなる賢王が誕生し、この迷宮から抜け出せるのか───!?その時、ジパングには神器を狙うハロルドの魔の手が迫っていた。イサリは、自らの使命を帯びて、人ならざる者へと変貌しつつあるハロルドと対峙するが───!?導かれし者達の物語、第二十幕─────。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。