あらすじクインゾルマの策略により、5つのオーブはその手中に納まってしまった。残る最後のパープルオーブが竜王の手にあることを知り、地下世界へ急いだアロス達。訪れた城塞都市メルキドには人間の姿はなく、クインゾルマがオーブ捜索のため差し向けた魔物がアロス達に襲いかかってきた。その窮地を救ったのは…地下世界の魔物を統べる竜王だった!!それを契機に地下世界でクインゾルマ率いる魔物軍と竜王軍の想像を絶する戦いが勃発する───!!!はたして竜王は人類の味方なのか、オーブを巡る死闘、そしてパープルオーブの行方は…?導かれし者達の物語、第十八幕─────。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。