あらすじ新生獣王グノン、そして根から無限に現れる魔物達を相手に、アロス達が激戦を繰り広げるアリアハン平原。理性を失ったかのような竜王と、冥王ゴルゴナまでもが現れ、さらに混戦を極める。そんな中、リーはグノンによって大ダメージを受け、アロスもまたゴルゴナの罠にかかって倒れてしまう。三種の神器がそろったジパングの神座(カミクラ)では、異形となったハロルドが結界を破って再び現れ、執拗に神器を狙う。対する賢王ベゼルは、マダンテで対抗するが……? かつて一緒に戦った世界各国の援軍が、いよいよアリアハンへ集結。戦いは次の段階へ!! 導かれし者達の物語、第二十七幕───。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。