あらすじ炎の神器・黄炎をその身に取り込んだべゼル。発せられる豪炎から、神器が秘めたる強大な力を身を持って知るアロス達。一方ハロルドは、力への誘惑に抗えずに雷の神器を手にして姿を消す……。“おかあさま”の元に集められた4つのオーブ。その力を受けてラーミアが生長し、時の牢獄に囚われていたラダトーム城が──!?そしてラーミアが抱き始める“おかあさま”への不信の理由は──!?導かれし者達の物語、第十四幕──。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。