あらすじ来るべき戦いのために、竜王の下で修業に励むアロス。シルシルとミシルとともに本気の戦いを挑む。ファン爺を追ってバハラタへ向かっていたリーは、そこで宿敵グードと再び相見える。魔石の力を得てさらに強くなったグードに苦戦を強いられるリー。その様子を鏡の世界から見守っていたヤオは、自らのことを省みない行動へ……! その時、リーの封じられていた本当の力が解放される───!!! 鏡の中の世界では、クインゾルマがアラン・アステア達の前に姿を現し、一触即発の事態に!! 導かれし者達の物語、第二十二幕────。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。