あらすじアロス達が精霊と共鳴して体得した<ガイア>呪文。目を覚ましたシルシルとミシルも、ロマリアからアリアハンへと駆けつけてくる。しかし、ガイア呪文をもってしても、強大なグノンを倒すことができない───!! 勇者パーティは、全員が地に伏せ、絶体絶命の状況。その時、ホイミ爺が下した決死の決断とは!? グノンを倒すための唯一とも思える糸口は、思わぬアイデアから───!! アリアハン編、堂々のグランドフィナーレ!! 導かれし者達の物語、第二十九幕───。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。