あらすじオーブを手に入れるため訪れた地で、再び巡り会うアロスとアニス。それぞれの“希望”を手に入れるため彼らが伸ばした手は、果たして何を掴むのか──。疑念と疑惑、裏切りと焦燥。圧倒的な敵を前に、少年達は自らの運命(さだめ)を突きつけられる──!!導かれし者達の物語、第十三幕──。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。