あらすじ雷(いかずち)の精霊・シュライと深く共鳴し、アロスが感じた新しい力。星<ガイア>の名とともに唱えた新たな呪文が、冥王ゴルゴナに炸裂!! アリアハンにひしめく魔物達と人間との総力戦が続く中、魔物使いの能力を持つポロンが一策を講じる。戦意をなくした魔物達を見たクインゾルマは激昂し、根を使ってアリアハンを大陸ごと崩し出す!! 人々の決死の脱出劇の中、シルシルとミシルが大奮闘! そして、竜王を倒した獣王グノンが今、アロスの前に降り立つ。崩れゆく大地で、戦いが始まる……!! 導かれし者達の物語、第二十八幕───。
ドラゴンクエストの世界観を存分に楽しめる作品です。私はかなりのドラクエマニアですが、この作品を読んで、作者も本当にドラクエ好きなんだなと感じました。 世界観が過去のドラクエ作品のものなので、ドラクエファンの方であれば必ず好きになると思います。各シリーズの勇者の系譜も知ることができます。 各シリーズとの繋がりが分かってくるので、長年の疑問が解決して頭がスッキリします。勇者同様に、モンスターの系譜も分かるので、よりドラクエが好きになりました。 天空人や竜神族など、ゲームではあまり描かれていないシーンも登場するので、新たな楽しみが想像できます。 絵のタッチも繊細で美しく、気が付けば物語に入り込んでしまうような魅力があります。 ドラクエマニアから初級者まで幅広く楽しめる作品だと思います。