度胸星を読んで以来、作者のファンです。 寒波で一回リセットされた地球。旅をしながらちょっとずつ文明が発達していくのが、歴史のエッセンスを早送りで体験しているようで面白いです。太郎は生きる力も強いのだが、元々の世界での太郎が結構性格悪いのがまた良い。 設定も表情の描写も、迫力というか圧というか、強いマンガです。おすすめです。
地球が氷河期を迎えた世界。 舞鶴グループ創業家でありイラク支社長でもある主人公・舞鶴太郎は、地下に秘密裏に作っていたシェルターで、大寒波を逃れるために家族と人工冬眠に入る。 そこから500年の月日が経ち、目が覚めると、一緒に冬眠したはずの家族は数百年前に機器の電力不足が原因で死亡していたことを知る。 絶望し、一度は自殺も考えたが、自分の家族がどうなったかを知るためイラクから日本を目指すという流れ。 文明が崩壊した世界で、道中に出会う原始的な活動をしている人間たちとの交流を描いた作品。 「へうげもの」もそうですが、作者の想像力が凄まじい。 文明が崩壊した世界では、人間は自然にもどり自然に戻ったら、きっとこうなるだろう的な展開が非常にわかる。 もう一度、狩りをしたり農業をしたり、領地争いで戦争したり・・・人類の歴史をなぞるかのようで、微妙に異なる感じが読んでて興味が尽きない。 SFチックではありますが、人間の本質的なもの(本能的な行動)をついてくるので、その点も見どころです。
主人公とその妹の名前とか、火星に現れた謎の四角いやつとか、候補者にヤクザがいるとか、設定が面白い。何よりトラックのデコが刺さりました笑 が、終わり方がなんとも切ないというか悲しいというか。これでおわり?!という。これから発展しそうな要素がたくさんあっただけに、もったいない感じがしました。 それでも充分楽しめます。宇宙好きにはもちろん、そうでなくとも、夢を追うとか、それぞれの背景とか、人間ドラマとしても面白いです。おすすめです。
※ネタバレを含むクチコミです。
女浪人おみっちゃんが強い強い。100人を1人でぶった斬るくらい強いけど、自分より強くていい男を探している乙女な一面もあるギャップがいいです。もう絵も演出も完成されていてシビれますね〜!この漫画が気に入った人には「仕掛暮らし」も読むといいと思います。そちらはもっとダークな話ですが…。
大学生ながら大正浪漫好きという渋い趣味をしている平くんが主人公のコメディです。山田芳裕の漫画には趣味人がたくさん出てきますが、平くんはその中でも特にナイスキャラだと思います。お世話になってる下宿先の家族も全員のほほんとしていい人達なんですよね。私個人としてはお父さんの友人に頼まれてキウイ棚を作るバイトをする話が好きなんですが、なんといっても一番の見どころは娘の由貴ちゃんとの恋模様ですかね。由貴ちゃんが2,3個年上ってのもいいんだよな〜。ラストはまさに映画みたいでロマンチックです!
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 何がすごい面白いかというのは説明がむずいが、タイトル通りの「考える侍」であった。俺の好きな最初の一話と最終話がちょっと繋がってるタイプのもいい ・特に好きなところは? 豆乳の壺のおちた二匹のネズミが一匹は溺死し一匹は生き残ったという雑談の回 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 寝る前に読む山田芳裕をマンガ何がいいと聞かれたら「考える侍」を勧めるね
冒頭のこの表情、どういう感情なんだろう。 左上を見るのは思い出すときというけど、そうしたあとの真上。 表情がみんな変わらないように見えて、目元の表情がよく変わる。 寒いから、口元はあまり動かないのだろうか。 あまりにも目の表情が変わる(変わらなさすぎることもある)ので大変顔がにぎやか。 言葉は多くないのに、「目は口ほどにものを語る」というのはこういうことかと、思わず膝をつく勢い。 もともとタイトルは聞いたことがあって、どうしてこの人はもの悲しい顔をしているんだろうと思っていたけど、まさかこんな漫画だとは思わなかった。 縄文時代から弥生時代への変化は、こういう感じだったのかなぁと思いながら読んでいる。 若い青少年が初期化した世界を行脚するのではなく、おじさん一人というのが哀愁溢れ出て、またおもしろいと思う。
表紙が渋すぎて地味なのがもったいない!内容はめちゃくちゃ面白い!!!!マジで全1巻を繰り返し読んでます。何回読んでも面白いんだけど。これ10巻分くらい描いて欲しい…。 ストーリーは読めばすぐ分かります。暗殺の話ですからね!殺る方も殺られる方もどっちも悪い人!!全員悪人顔なのがたまらなくツボです。 ここんとこ山田芳裕の漫画を読んできたけど、これが暫定1位かもしれないな〜!
このところ山田芳裕の過去作を読み漁ってますがダントツで好きでした!気軽に月へ家族旅行に行けるような近未来が舞台で、人類はケンカもしないような腑抜けになっちゃってるんだけど、80年代をバリバリに生きてきた爺ちゃんだけは我が道を貫いていて、とにかく爺ちゃんがカッコいい!!ジジイ達がパーティー会場に集結してイカした80年代ファッションを競い合ってる話が面白かったな〜。わざわざ1巻の表記があるからまだ続くのかと思ったけど全1巻で完結っぽい。ラストもカッコよかったけどね……!またこんな時代にならないかなぁ。
度胸星を読んで以来、作者のファンです。 寒波で一回リセットされた地球。旅をしながらちょっとずつ文明が発達していくのが、歴史のエッセンスを早送りで体験しているようで面白いです。太郎は生きる力も強いのだが、元々の世界での太郎が結構性格悪いのがまた良い。 設定も表情の描写も、迫力というか圧というか、強いマンガです。おすすめです。