『インターネット・ラヴ!』発売記念 売野機子先生インタビュー&お試し読みページ|コミコミスタジオ
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SNS中毒な韓国男子と、5年越し一途男子がおくる ネトスト純愛BL ーーー1度も会ったことない君が好き。 もし会えるのならーー。 ネイリストの天馬の朝は、とある男の子のSNSチェックで始まる。 SNS更新中毒で、韓国の一般人のウノくんだ。 この5年間、ウノくんをネトスト(=ネットストーキング)している天馬はもはやウノくんのことを誰よりも知っている。 買い物が大好きで、食いしん坊で、動物をすごく大事に飼っている、やさしい男の子。 そんな「見ているだけで幸せ」にしてくれるウノくんだったけど、急に彼女が出来たと判明し、天馬は大ショック! 動揺に揺れる中、ウノくんから突然リプライがとんできてーー?
一人の女性が、日本人女性初の宇宙飛行士の船長を任されるという快挙を成し遂げるまでを描く物語。 https://bigcomics.jp/episodes/d6a70645fb08e/ 彼女が小学校の頃に話は遡る。 みんなから人気の小学6年生、朝日田ありす。小6の終わりに転校してきて、運動神経抜群の謎の美少女転校生として周囲からはいつも噂される存在だった。 「両親を亡くしている」「帰国子女だからカタコト」「天然キャラ」「ありすはウチらの赤ちゃんなんだから」と好き放題言われていた。 そんな彼女にはある悩みがあった。それは言葉が分からないこと。 親の教育で、海外に行きバイリンガル教育を受けていたが、英語と日本語どちらの言語も中途半端になってしまった「セミリンガル」というもの。両親はそれに気づく前に亡くなってしまった。その状態で、彼女はどこに行っても目の前の話についていけないまま12年間過ごしてきたのだ。 それに気づかせてくれたのは勉強ばかりしている神童と名高い犬星くんだった。彼女が天然ではなく、そもそも言葉を分かっていないことを見抜き「おれが君を賢くする。」 と宣言し、二人で奮闘していくことになった。 これは素晴らしい…。 読んだとき、これは自分の話か?と思ったほど。 「セミリンガル」としての状態はおそらくありすほどではなかったと思うが、自分も親の仕事の都合で5歳頃までアメリカにいて、帰国後また小6~中3でベルギーに渡った。 日本にいた5歳~小6のとき、親が相当な教育ママだったせいで運がよかったのかしっかり勉強をさせられていた。いま思い出すと当時いろいろ曖昧なまま過ごしていた部分がかなりあった。それは長いこと続いたし、4つ上にいる兄は話し言葉は大丈夫だったが書く日本語は壊滅的だった。 もし、よく分かっていないまま放置されていたら…と考えると恐ろしいし、自分には親がいたようにありすが犬星に出会えたことが本当に良かったと思う。 中学に上がり、毎日放課後にありすが犬星と学んでいくことで一つ一つ言葉を獲得し、世界の解像度が明確に上がっていく過程が面白い。 彼女から見える景色がめくるめく変わっていく。 知らない事が恥ずかしくない状態になる。それがとても重要だ。 胸を張って生きていける。 売野機子先生、ありがとうございます。 これからどうなってありすが宇宙飛行士の船長にまでなっていくのか、とても楽しみです。